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結婚式のご祝儀は3万円を包んでいかなければならない理由

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      2018/05/18

wedding_goshugi

先日、友人の結婚式に招待されました。

結婚式に招待されると、「おめでたい!幸せを分けてもらえる!」と思う気持ちの裏で「また数万円の出費か・・・」と思ってしまう浅ましい自分がいることを否定できません。
そもそもいま、我が家の家計的に「赤字※」が続いている状態で、数万円の出費は大打撃です。
※収入より支出が多い状態。

さて、そんな結婚式で包んでいく「ご祝儀」ですが、いったいいくら包んでいくべきなのでしょうか。

「2で割れる枚数は別れ(離婚)を連想させるからダメ」、「4や9が付く数字は縁起が悪いからダメ」などいろいろ制約があるものの、「〇〇円包んできてください」と言われているわけじゃないので、悩む人も多いのでは。

・・・というか、2で割れても10万円包んできてくれる人がいたら僕としては嬉しいですし、94,999円とかでも絶対嬉しいと思うんですがw

とはいえ、僕の答えとしては「3万円」(夫婦で参加するなら5万円)以外には考えられませんでした。
その理由について説明します。

ご祝儀が3万円でなければならない理由

「ご祝儀ってのはお祝いの気持ちだから。いくらでもいいんだよ。」
なんていう人がいるかもしれませんが、実際そういうわけにはいきません。

「ご祝儀がお祝いの気持ち」なんて考えになれるのは一部の心が豊かな人か、昔の人だけだと思います。

現代におけるご祝儀は、いわば「挙式、披露宴の参加費」に他ならないからです。

新郎新婦は会場に数百万支払っている

結婚式というのは、とにかくお金がかかるんですね。

新郎新婦の衣装代から、ヘアセットの代金、バージンロードや神前で行うことの一つ一つにまで支払いが発生するんです。

なぜなら、挙式の会場としても演出する人の人件費やその場所の家賃を捻出しなければならないから。

さらにはウェルカムドリンクやウェディングケーキ、食事の料理そのものから配膳サービスなどなど。
もう全部全部お金がかかってるんです。当たり前です。

式場から披露宴、引き出物など全部そろえたら、100人の家族や友人を呼んだ場合、最低でも300万は飛んでいくんじゃないでしょうか。

新郎新婦がお金持ちならまだしも、たいていは若くてお金がない時に結婚することの方が多いわけで・・・。
いくら祝いの席でみんなに楽しんで欲しいからといっても、新郎新婦が300万を自腹でポーンとは払えません。

そこで頼りになるのがみんなからのご祝儀なんです。

3万円未満では新郎新婦が赤字

僕の弟はどうしてもお金がない時に友人の結婚式に呼ばれて、「割れない数」を考えた末に「5千円札を3枚(3だから割れない)」包んでいったそうです。

ただ、上記の通り、いろいろにお金がかかっている式・披露宴です。
なんだったら料理だけで1万5千円ぐらいかかっている可能性だって捨てきれません。

「お祝いだからいくらでもいい」なんて参加者側が考えていても、それでは新郎新婦側からしたら痛手なんです。

もしかしたらそれを機に関係が悪化することもあるかもしれません。

結婚式なんて一番人生で調子こいてる時

特に結婚式なんて、その人の人生で一番「こいてる時」でしょう。
幸せの絶頂ですし、なんだったら「今日はおれが主役なんだ。多少のわがままは許される特別な日なんだ!」って感覚が強いハズです。
(ウェディングプランナーさんとかのおかげで、そういう気持ちにさせられているってのもあると思います)

実際に僕も、「当日、式には出られないけれどプレゼント渡したいから外に出てきてくれない?」と言ってきた数年来の友人に「いや、外に出るなんて無理だから」と断ってしまい、それを機に交友関係が断絶してしまったという苦い過去があります。
若気の至りですね・・・。

つまり新郎新婦としては(こいてるから)「当然3万ずつみんな包んできてくれるやろ!」という気持ちでいるはずなんですね。

もし3万円用意できないのなら・・・

ではもし、3万円を用意するのが難しかったらどうすべきでしょうか。

僕はまず「本当に難しいのか?」を考えるところからスタートすべきだと思います。
人生において、3万円の捻出すら難しい状態というのは、実は結構ピンチですよね。

しかも突然言われるわけではなく、2カ月程度の猶予を持って宣告されるわけですから、「その日までに3万残しておこう」って思えるかどうかだと思います。

3万円はぶっちゃけ高額です。
だって3万円あればあれもこれも買えるもの。

でも、今その結婚式に3万円包んだら確実に破産する!って金額でもないはず。
今後10カ月に渡って3,000円ずつ節約しながら生きていくと思えば、現在の3万円をねん出することもそこまで苦痛ではないでしょう。

参加しないという選択肢

それでももし本当に厳しいのなら、前述の理由から「参加しない」という選択肢を取った方が、新郎新婦にとっても良いのかもしれません。

ただ、それはお金だけを見た時の話です。
新郎新婦としては「お金を集めるための頭数」としてあなたを呼んでいるわけではありませんから、できることなら出席して楽しんで欲しいと思ってるはずです。

そう考えたら、新郎新婦に事前に「お祝いしたい気持ちはやまやまなんだけど、本当にご祝儀が用意できない」という正直な胸の内を話すのもありかもしれません。

・・・といっても新郎新婦側も「じゃあ来ないで」とは言えないでしょうけどね・・・。
それでも黙って少ない額のお祝い金を渡すよりはいいのかな、と。

おわりに

というわけで、挙式にお金がかかってるんだから、その分をみんなでカンパする感覚で3万円ずつ包まなければならない、ということでした。

結局、包んだご祝儀は新郎新婦の笑顔を作るためのあれこれに繋がるわけですし、最終的に式場関係者の懐にはいるわけで、経済を回しています。

経済が回らなければ自分の仕事だってうまくまわらないかもしれない・・・!
そう思ったらしっかり包んでいかないといけないわけですね。

追記

先日の挙式は引き出物がめちゃくちゃショボくって、「あれ・・・これ何か入れ忘れてるんじゃないか・・・?」と不安になりました。
実は当日、その式場でいろいろな不備があったのを目撃しているため、真っ先に式場を疑ったわけです。

でも、もし入れ忘れだったとしても、それって新郎新婦には確認できないし、一緒に出席した友人に聞くのもなんだか恥ずかしいじゃないですか。

そう思ったら式場の方も「引き出物リスト」みたいなものを同梱するなりしてほしいところです。
「引き出物・全二品」とかだけでもいいから。

結局式場のウェブサイトを見つけて、いろいろと納得することになったわけですが、・・・それはまた別のお話。

3万円を包むのもマナーですが、列席者に「お金かかってない披露宴だな」と思われないようにするのもマナーなんじゃないですかね~。
まぁ、そのへんの考え方は人それぞれだと思うので・・・僕がどうこう言うのも野暮かとは思いますが。

   

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      2018/05/18

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