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なぜ気軽に「イクメン」を自称してはいけないのか?

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      2019/12/12

僕は仕事環境が家庭にあるため、他のお父さんに比べて比較的息子と接する機会が多いです。
なんだったら24時間365日一緒にいると言っても過言ではないぐらい。

だから、他のお父さんよりも息子にご飯を食べさせている回数も、一緒に散歩に行く回数も、一緒にお風呂に入る回数も、一緒に寝る回数も多い自信があります。

でも、決して気軽に「おれ、イクメンだから」みたいなことは言えないと思っています。

その理由はどうしても妻に比べて、息子のことを想う本質的な部分が違うということに気が付いたからです。

僕が気軽にイクメンを自称するのを控える理由

そもそも父親と母親では役割が違うと思うんですね。
父親はめいっぱい遊んであげたり、悪いことをしたら叱ったりするのに対し、母親は安心の対象というか。

そしてそれはこどももよくわかっていて、日中どれだけ父親と楽しく遊ぼうとも、やっぱり夜に寝る時には母親が傍にいてほしいと感じているんじゃないかと。
※日中は母親押しのけてでも父親と遊びたがったりするんですけどね~。

で、なぜこども側がそう判断しているのか?というと、それは親の接し方がそもそもそうなっているのかもしれません。

自称イクメンは洋服の心配をしているか?

親の接し方が違うのかも、と僕が思った事象の一つが「洋服選び」でした。

僕は一応、妻が息子の洋服を買いにいくと言えば、一緒に行って選ぶのに付き合っています。
そこで「これ着てたらかわいいかもねー」とか「サイズ的に小さいかもねー」とか、コーディネート的な部分にはすごくよく目が行くんですが、妻の判断基準はそこではありませんでした。

おしゃれかどうかは当然のこととして、そのうえで「機能的かどうか」という点への注意が強かったわけです。

こどもは自分では「暑い」とか「寒い」とかを言ってくれません。
そもそもそういう言葉を知らない(我が家の2歳児はやっと覚えだしましたが)し、ちょっとぐらい暑くても、ちょっとぐらい寒くても、それよりも「遊んだ方が楽しい!」という気持ちに勝てないように見えます。

じゃあ、それを制してあげるべきは誰なのか?というと、親なんですよね。

妻は母親として自然とそういう気持ちになっているわけです。
「この服だったら絶対寒いよな・・・」とか「ロンパースじゃないとお腹でちゃうよな・・・」みたいなのを結構常日頃から気にしているからこそ、買い物に行くタイミングで「こういう服を買ってあげたい」という行動に現れてくる、と。

はたして「イクメン」と自称する人たちは、こういうところを気にできているのでしょうか。
育児って、決しておむつを取り替えることやご飯を食べさせること、散歩に連れて行くことだけではないと思います。

そう考えると、そこに頭が行かない僕は決して「イクメン」ではないんだなと実感したというわけです。

こどもの体調不良は母親に返ってくる

妻はこうやって息子に対して陰ながら「安心」を与えているわけで、それを受けて息子も母親に無意識的に「安心」を覚えているのかもしれません。

ちなみに、妻が息子のことを心配する理由には、「風邪なんかひかれたらめんどくさい」というのもあると思います。

結局、普段から手がかかる息子が、もうちょっと手がかかる息子になる可能性を秘めているわけですよ。
小児科にだって連れていかなきゃならないし。

そうならないために、いろいろなことに先手を打っておくというのが、もしかしたら「安心を与える」という行為に繋がっているのかもしれませんね。

おわりに

というわけで、気軽に「イクメン」を名乗ってはいけないんじゃないかなというお話でした。

もちろん僕が気を使えないだけで、こどもの体調管理とかもすべてばっちりなお父さんもいるとは思います。
逆にまったくこどもに気を使えないお母さんだっているだろうから、何がどうとは言えないところではありますが。

父親というのはとかく教育方針やら息子が将来的に苦労しないような躾には興味があっても、目の前のこと(たとえばお腹が冷えてないか、など)にはなかなか目が行かない生き物です。

それこそ冒頭で述べたように父親と母親でそれぞれの役割は違うことを考えたら、同じ目線で育児を語るのがそもそもおかしいのかもしれないですけどね。

   

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      2019/12/12

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