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転売と販売って何が違うの?転売ヤーが嫌われる理由とは

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      2020/03/11

最近「転売」についての話題をよく目にします。
新聞の投稿記事としてミニカーの転売が話題になったり、元大阪市長の橋下さんがブログ記事としてチケット転売を取り上げていたりしました。

転売をする人は「転売ヤー」(転売とバイヤーをかけた造語?)と呼ばれ、否定派の人から相当憎まれています。

「転売ヤー死ね」なんて言葉を日常的に見かけるようになると「転売って悪いことなんだ」って思ってしまいがちですが、どうにも腑に落ちない部分があります。

それは「どこまでが転売なのか?」というところ。
そして「転売って何がダメなの?」というところです。

このあたりを考えたら転売を嫌う人の心理が少しだけ見えてきました。
※ちなみに僕は否定しないけど推奨もしない感じの中立です。(一番ズルい)

そして、もし転売を嫌うのであれば知っておくべきことがあると思ったのでまとめました。

転売と販売の違い

そもそも僕らは生活をするうえで商売というものに触れています。
いわゆる「販売」ですね。

物を販売するということが叩かれるシーンには出会うことがありませんが、転売はどういうわけかよく叩かれています。

一体「転売と販売」は何が違うのでしょうか。

利益部分が見えるか否か

結論から言うと、転売と販売は同じです。
違いがあるとすれば、「販売者の利益」が明瞭かどうかということだと思います。

たとえばスーパーなどの小売店は、製造者から商品を安く仕入れて高く販売していますね。
これは商売の根幹であり、まったく叩かれることではありませんが、その仕組みだけをみればまさしく転売行為です。

でも、僕らは普段小売店から購入する商品の仕入れ値を目にする機会がありません。
そのため、販売者が転売によって利益を得ていることに気づけないのです。

その点、ミニカーなどの転売であれば「定価400円」ということを知っています。
「400円で買えるものが1,000円で売られている」という、転売者の600円分の利益が見える部分が一般の販売と違う部分だと言えるわけです。

転売って犯罪でしょ?の間違い

転売を嫌う人の中には「転売は犯罪」と思っている人も少なくありません。
ですが、「小売店が製造者から仕入れて売るのは合法だけど、小売店から購入したものを転売するのは犯罪」なんて法律はありません。

つまり、転売自体は犯罪行為ではないんです。
これが犯罪になってしまうのであれば、商売の根幹が崩れることを意味します。

ただ例外的に、「転売目的でチケットを購入する」ということや、「路上でチケットを販売する」ということが自治体の「迷惑防止条例」に違反するということはあるので、ダフ屋は犯罪行為ということになります。
※チケットではなくミニカーを売ることや、転売目的で購入していないチケットをネットオークションなどで売る事は現時点では犯罪ではないそうです。

ということは、転売ヤーは嫌われこそすれど、なんら悪いことでもなんでもないわけですね。

※追記

2020年の新型コロナウィルス騒動に乗じた転売横行に関連する話題として、生活必需品を不当な利益を得るために買い占めて転売する行為に関しては罰則が与えられることになりました。
なので「転売自体は犯罪行為ではない」ことには変わりがありませんが、転売ヤーも何を転売するか?というのは考えなければ犯罪になってしまうかもしれません。

転売ヤーを嫌う人が知っておくべきこと

それでも転売ヤーを嫌う人は「犯罪じゃなければやってもいいのか」と思いますよね。

ここらへんは難しいところで、犯罪じゃないのだとしても当然、気持ちよく納得できるわけではない人の方が多いでしょう。

でも、一方的に「転売ヤー死ね」という思想になるまえに、これだけは押さえておいた方が良い事があります。
それは転売ヤーが与える付加価値、本当に転売が忌むべきことなのか、そして転売ヤーを潰す方法についてです。

転売ヤーが与える付加価値

転売を嫌う人はそのものの金銭的な価値しか見えていない可能性があります。

要するに「400円で買えるはずのミニカーが1,000円で売られている」ということばかりに目が行ってしまっているということ。

でも、商売の目線で考えると、本来の価格よりも高値で売るということはとても難しいことです。
もし、「スーパーで売られている大根を1,000円で売ってこい」と言われたら、あなたにはできるでしょうか。
※優秀な人は、そこに付加価値をつけて実際に1,000円で販売することが可能です。

ではなぜ転売ヤーは高く売る事が可能なのか?というと、それはそこにある種の付加価値がついているからと考えられます。

付加価値といっても、一般的な「プレミア」だけではありません。
たとえば限定商品をゲットするために前日の夜から並ぶ時間、その人が持つ販売チャネル、物を運ぶための運賃などなどです。

400円のミニカーを買うために、前日の夜から10時間以上並ぶ人がいます。
この人が普段時給2,000円程度の仕事をしている人なら、それだけで20,000円分の時間を費やしているわけですね。
その商品が本当に欲しいけれど、前日から並ぶのは嫌だという人にしてみたら、20,000円分の労力が600円の上乗せだけで買えるのであれば、それは商品に付加価値が乗っていると考えられるでしょう。

また、ショップまでわざわざ出向くのが嫌だという人であれば、ネットショップやテレビショッピングなどのように自宅から発注できる商品というのも600円以上の価値があってもおかしくないはずです。

同様に、自宅近辺に販売所がない人であれば、遠方まで買いに行かなければならず、交通費や送料を考慮すれば600円の上乗せなんて安いものです。

忌むべきことは転売行為?

「転売ヤー死ね」という人の中には「本当に欲しい人に行き渡らない」ということを嘆いている人がいます。

でも、コレクターの中には転売するつもりはなくとも大量に購入する人というのがいます。
一人の人が、数少ないアイテムを大量に購入すれば、本当に欲しい人には行き渡りません。
でも(ミニカー業界に限っていうと)、こういった行為が責められることって少ないんですよね・・・不思議。

転売するために大量に買いました→悪
自分が欲しかったから大量に買いました→良

みたいな。

そう思うと(曲解かもしれませんが)結局は「大量に購入した人が”転売することによってお金を稼いでいる”」ということが気に入らないのではないでしょうか。

日本人は「お金を稼ぐ」ということを卑しい行為とする風潮があるので、それが明瞭である「転売」が目の敵にされているのかもしれません。

大量に購入して自分の身内に配るという人もいますが、金銭の譲渡がないだけで身内からの好感度をあげる「徳を稼ぐ」という行為に違いはありません。
転売することで「高いお金を払ってでも欲しい」という人の利益になっている転売ヤーと何が違うのか、考えさせられる部分でもあります。

転売ヤーを潰す方法

それでも「どうしても転売ヤーが憎い」と思うのであれば、転売ヤーを潰す方法というのもあります。

それは「転売品を買わない」ということ。
それだけです。

たとえば、みんなが転売商品を買わなくなれば、誰も転売なんてしなくなります。
在庫を抱えるだけでリスクが大きいですし。売れなかったら安直に定価より安く市場に流し始めるはずです。

食料品やアーティストのチケットのように「期限」があるものであればなおさらリスクは高いですからね。
チケットなんて売れなかったらただの紙です。

ミニカーであれば、転売ヤーを潰したい人たちが結託して大量にケース買いしておいて、転売ヤーが販売する横で定価で流し続ければいいんです。
そうすればみんなそっちから買いますから。

なんだったらメーカーが「限定アイテム」なんて出さなければいいんです。
限定アイテムを出したとしても「本当に欲しい人」が何の努力もせずとも定価で買えるように十分な数を行き渡らせればいいだけ。

ただ、メーカーがそれをしないというのは、「転売を良しとしている」または「それ以上の戦略がある」ということにも目を向けるべきです。
極端な話、メーカー側は限定アイテムが「本当に欲しい人」全員に行き渡るかどうかなんてどうでもいいはずです。

それによって需要が生まれて、他のアイテムもガンガン売れるということが本当の目的なのではないでしょうか。

おわりに

と、一見転売ヤーを擁護するかのような意見を書きましたが、あくまで「否定も推奨もしない」というスタンスには代わりありません。

ただ、頭ごなしに「転売ヤー死ね」ってなっちゃうのはどうかなと思った、というお話でした。

実際に僕は転売の温床であるオークションやリサイクルショップって大好きで、よくモノを買っちゃいますしね~。

ちなみに、もしあなたがチケット転売が横行するアーティストだったとしたら、どうしますか?
全てのチケットを電子チケットにして、絶対に転売が出来ないようにするか、「チケットが取れないアーティスト」としての知名度に活用するか・・・。

表面上の転売行為だけでは見えてこない裏の顔というのを考えてみると面白いかもしれません。

2020年3月追記

新型コロナの影響で、我が家でもティッシュが買えずに困りましたw

ほんと、ミニカーとかそういう嗜好品は好きなだけ買い占めて転売したらいいと思うんですよ僕は。
自分が納得いかない金額だったら絶対に買わないけど。

でも・・・

生活必需品の買い占めは単なるいじめやないかい!!!!

と、声を大にして言いたい。

まぁ、代用品でどうにでもなるっちゃなるんだけど・・・やっぱりなんか腹立ちますね。
自分がその立場になってみて初めてわかるってこともあるんだなと改めて実感しました。

・・・ただ、今回の件もまた「転売が悪」っていうよりは、転売するために「買い占める」という行為が悪なんですけどね・・・。
変な話、僕は転売有無にかかわらず、必要ないのに「備蓄」とか言って大量にマスクを買っていっている人も憎いですよ!

普段から備蓄しておくのならまだしも、足りなくなると聞いて慌てて大量に備蓄??

クッソォ・・・マジで花粉症つらいッス!!!!

さらに追記

だからまぁ・・・某議員さんが「自分で海外から仕入れたヤツだし、転売じゃない」って言ってるのはよくわかります。
いや、転売だけどね?w

でもあれは・・・なんだか下手くそだったよなぁ。。。
議員さんならこういう事態こそ「チャンス!」と捉えて、マスクを配って好感度上げるとかしておけばよかったのにね・・・。

   

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      2020/03/11

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Comment

  1. inori より:

    こんにちは。
    僕自身は馬鹿転売屋否定派です。ww

    理由としては転売すること事態は別に構いません。でも転売するにしても転売する限度の値段が有るではないかなと思うからです。

    よくネットオークションやメルカリ(ネットフリーマーケット)などで発売したての物
    例Hot wheels の人気車種(日本車など) すぐふざけた値段で吹っ掛けるのが僕は嫌いです。そんな事するなら最初から買わなきゃいいだけの話しだと僕は思います。
    そして転売に対して一番思うのが、言いかた悪いですが
    こじき行為にしか思えないんですよね。

    所々変なことを言ってしまい申し訳ありません。不快にさせてしまったらすみません。
    でも最後に言えるならいろんな考えを持つ人がいるんだなあと思います。

    • kaketayo より:

      inoriさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      inoriさんとは以前も転売についての意見を交わしましたねw
      僕は転売肯定派というわけでもないので、不快にはなりませんよ~。
      高くても欲しかったら買うし、安くても要らなかったら買わないし、本当に転売に関してはどっちでも構いませんw

      また、転売を生業としている人も、それぐらいでへこたれるような精神力ではないと思いますw

      さて、転売が「こじき行為」ということについてですが、
      僕が疑問なのは、マテル・インターナショナルやトイザらスも「安く仕入れて高く売る」という行為をしていますよね。
      ご存じの通り、アメリカではホットウィールは$1未満です。

      それでも輸入代理店や量販店は叩かれず「ビジネス」として認められているのに転売屋が認められないという理由がわからないんです。
      転売する価格の限度というのも、いったいいくらまでならOKでいくらからNGなのか・・・
      ・・・理屈じゃないんだろうとは思いますけどね。

      >でも最後に言えるならいろんな考えを持つ人がいるんだなあと思います。

      この考えって素敵だと思いますよ~!
      世の中にはいろんな考え方の人を認められない人がたくさんいますから・・・。

  2. ゆうさん より:

    こんにちは。
    色々と考えさせられます。
    僕も結局ショップ使ったりしてるのでどちらでもない派です。
    しかし、上でinoriさんがおっしゃってるような「度を過ぎた」価格で売るのは嫌ですね。
    最近トミカの初回限定カラーが物議を醸していますが、僕が最近思ったのは、いくら転売屋であれ、あれだけの台数を大量に集められるのはそれだけ努力した結果であって、それを朝から並んだりもせずただ「転売屋死ね」と言う人はある意味単なる負け組なのではないかということです。
    しかし、あちこちの店トラブルが起こったって話もありますし、他の人に危害を加えるのはただのクズ行為ですけどね。
    初回限定とかはメーカーがあえて希少性を出して人気を生む手段ですし、限定商法は購買欲を煽るのにうってつけですからメーカー側もやめないでしょうね。
    色を変えるだけで売れるんだからメーカーにしちゃウハウハでしょうね。
    長くなりましたが、僕の最終的な結論は、基本的に肯定も否定もしない派ですが、他人に物理的な迷惑をかけるような行為をするのはクズだと思ってるってところです。

    • kaketayo より:

      ゆうさんさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      >「度を過ぎた」価格で売るのは嫌ですね。

      好き嫌いはあると思います。
      ただ、現にその価格で買っている人までも否定してはいけないかな・・・と思うんですよね。
      ヤフオクとかでもたまにあり得ないぐらいの価格で出品している人がいますが、欲しい人がいなければ本当に何か月も売れないで残ってます。
      売値=実際に売れている値段とは限らない点がポイントだと思います。

      >朝から並んだりもせずただ「転売屋死ね」と言う人はある意味単なる負け組なのではないか

      熱いですねw
      でもほんと、文句を言うだけというのは弱肉強食の時代でいえば「食べられる方」だったりしますね。
      日本は共産主義ではなく資本主義なので、確かに負け組になりそう。

      >あちこちの店トラブルが起こったって話もありますし、他の人に危害を加えるのはただのクズ行為ですけどね。

      これは同感です。
      ただ、このトラブルを起こしているのが果たして転売屋だけなのか?という疑問もあります。

      >色を変えるだけで売れるんだからメーカーにしちゃウハウハでしょうね。

      ほんそれw
      表面上は「転売よくないよね」「買い占めやめようね」っていうかもしれませんが、そこに対策を興じないのはやっぱりメーカー側もメリットを優先するからだと思います。

  3. トルネオ より:

    こんにちは!

    これまた結構攻めた話題ですね…
    私は基本的にkaetayoさんに同意です。
    結局は自分がその商品に対してどういう価値観を持って見ているか?その価値観とその価格に納得できるか?という点のみで見ているからです。
    まぁ、その出された価格以前の動向にはあまり興味が無い、と言った方がわかりやすいですかね?

    例にあるような¥400の物が¥1000で転売されているというのは、一側面から見れば卑しい行為かも知れません。
    ですが、どうしても欲しかったのに販売当日に用事があったり、遠方過ぎて買いに行けなかったりした方々にとっては、まさに「渡りに船」なのかもしれません。
    (まぁ、並行輸入のHW買っていた頃はそのくらいの値段でも驚きませんでしたから、元からそういう物だ、と言う思い込みもあるのかも知れませんが)

    許せない、と言う方が居るのも至極当然とは思いますが、それを取り締まる事も罰する事も出来ない以上は、何をどれだけ声高に叫んでもどうにもならないんですよね…
    「悲しいけどコレ、戦争なのよね」

    あとですね、転売というといわゆるリサイクル店での売買も当然それに含まれる訳で、価値の高さに関わらず、そういった物全てを否定するのも何か違うようにも思うのですが、どうなんですかね?

    転売目的で売るのと、飽きたから売る。

    客観的に見ればどちらも同じく物を売ってお金を貰っている訳で、異なるのはその目的や精神論みたいな物になってしまいます。
    例えば、飽きたから売った物が定価の10倍で買い取られるとんでもないプレ値アイテムだったりした時に「いや、遊び倒した中古品なので定価の半分でいっすよ」とか言えるのなら、思いっきり転売の人達をけなして良いと思いますが、どうです?

    結局は個人的な思い一つでどうにでもなる問題なので、あまりカリカリせずに、広い心で受け止めれば良いのではないかなぁ、とおっさんは思います。

    ですので、ルースのVWドラバス(FE)を¥3800で買っても、自分は大満足ですよ!
    (当時の中古相場はルースでも¥5000超えが普通でしたが)

    • kaketayo より:

      トルネオさん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      >これまた結構攻めた話題ですね…

      柔らかく表現したつもりでしたが、やっぱり内容が内容なだけにキツかったですかね・・・?

      >結局は自分がその商品に対してどういう価値観を持って見ているか?その価値観とその価格に納得できるか?という点のみで見ているからです。

      本当に僕もその通りです。
      結局のところ「価値」を決めるのは市場かもしれませんが、自分がそのものに感じる価値は自分でしか測れないと思っています。
      とはいえ市場の価値がその物差しにはなりますが。

      >まさに「渡りに船」

      そうなんですよね。
      結局は転売って「販売代行」的なものなのかなと思うので、必要な人だけが手を出す分には「ありがたい」ものなのかなー・・・なんて思いました。

      >並行輸入のHW買っていた頃はそのくらいの値段でも驚きませんでしたから

      その経験があれば、確かに今の転売ぐらいは余裕かもしれませんねw

      >「悲しいけどコレ、戦争なのよね」

      スレッガーさぁぁーーーーん!!!!

      >許せない、と言う方が居るのも至極当然とは思いますが、それを取り締まる事も罰する事も出来ない以上は、何をどれだけ声高に叫んでもどうにもならないんですよね…

      そうですね。
      ただ、僕は「罰するようなことなのかな・・・?」という気持ちの方が大きかったりします。
      許せないという感情もわかりますが、どうしても「転売以外の商売」にその目が向かないことに疑問を感じるからです。

      >転売目的で売るのと、飽きたから売る。

      まさにこれです。
      たとえば「転売目的で買ったわけじゃない」という商品が、たったの1時間で飽きてしまったのなら・・・?
      それは転売したとしても許されるのかな・・・?とかを考えてしまいます。

      >いや、遊び倒した中古品なので定価の半分でいっすよ

      これ言えたらすごいですねw
      結局はリサ店等に売るのならどうせプレ値で売られちゃうんですけどね。

      ただ、否定派の方たちは基本的に「売らない」というつもりで買っているはずなので、飽きても売らない=プレ値とかは関係ないのではないでしょうか。

      >結局は個人的な思い一つでどうにでもなる問題なので、あまりカリカリせずに、広い心で受け止めれば良いのではないかなぁ、とおっさんは思います。

      そうなんですよね。
      絵画なんかの芸術品もそのものの良さがわからない人からしてみたら高値で売られていても買わないはずですし。

      >ルースのVWドラバス(FE)を¥3800

      むぐぐ・・・それは僕には出せない金額ですw

  4. 5踏み より:

    どもどもこんな時間にこんばんは〜
    こっちもブログ続いてたんですね。初めて知りました。
    転売についての話題ですか…向こうのブログで転売については色々とコメントしていますが、いざ肯定派か否定派かと聞かれると難しいところです。
    というのも私もネットオークションは利用しますからね。否定してしまうとネットオークションは使えなくなってしまいますし。
    私は転売についてある面では肯定派であり、またある面では否定派ですね。結局どっちなんだよってことですが。
    現状、転売が問題視されてるのって一部のルールやモラルを守らない人が原因なんですよね。こういった方達がトラブルを引き起こすがために転売に悪いイメージを持つ人が多いわけです。
    ポケモンGOなんかも同様ですよね。ポケモンGOをプレイしている殆どの人がルールを守って遊んでいるわけですが、ごく一部の人がトラブルを起こし、ワイドショーに取り上げられるがためによく思わない人もいるわけです。
    私はルールやモラルを守ったうえで転売を行うのではあればなんら問題はないと思います。ですがルールやモラルを守らないで他人に迷惑をかけるのであれば転売だろうがコレクターだろうが否定派ですね。

    • kaketayo より:

      5踏みさん

      こんばんは!コメントありがとうございます。

      >こっちもブログ続いてたんですね。初めて知りました。

      いや、むしろみなさんこっちを知ってたんですねw
      なんだか気恥ずかしいです。

      >いざ肯定派か否定派かと聞かれると難しいところです。

      これは僕も難しいところで、「肯定肯定!絶対肯定!」ってわけでもないし「最悪、大嫌い、完全否定!!」みたいな気持ちでもないです。
      ただ、5踏みさん同様オークションも余裕で利用しているので「ある面では肯定」であるものの、「転売そのもの」を否定するような要素はそこまで見つからないかなぁ・・・。

      仰る通り、ルールやモラルの問題であって、転売屋がどうこうではないような気もするからです。
      「転売しないから買い占めてもいいし、子供を突き飛ばしてもいい」なんてことにはならないですしw

      >ごく一部の人がトラブルを起こし、ワイドショーに取り上げられるがためによく思わない人もいるわけです。

      確かにそうですね!
      一部の人を見て全体を決めてしまうのは愚かしいことかもしれませんが、仕方ないことだとも思います。
      転売も全員が全員モラルがないわけでなくとも、守れない人がいるおかげで「転売=悪」となってしまうのでしょうね。

      >ルールやモラルを守らないで他人に迷惑をかけるのであれば転売だろうがコレクターだろうが否定派ですね。

      これが真理ですよね。僕もそう思います。

      とはいえ、何が「迷惑」なのかも人によって違うかもしれませんし、僕も迷惑をかけていないと言い切れるか不安になってきましたw

  5. あさくさ より:

    はじめまして、初めてコメントさせていただきます。
    私自身中古ショップを利用しますし、数が少なくプレミアがついたものになかなか手の出しにくい値段が付くことは仕方ない事だと思ってます。
    ただ、よく問題視されている転売は「営利目的」で「自分が必要でもないのに大量購入」をし、「本当に必要な人の足元を見て高額な値段」で転売しているのでやはりそれについては徹底的に許してはおけない事だと思います。
    例えばコンサートやライブ等ですが、このようなイベント事はライブ限定グッズ等も販売されていたりしますよね?イベント主催者はそこからも利益を得ています。ですが、転売屋がライブのチケットを買い占め、ライブに来たいお客さんが高額転売に手を出した、その為にグッズを買うお金がなくなった、イベント主催者はグッズ販売からの利益を得られず次のイベントを主催する資金が得られなかった、のような事もあるそうです。営利目的の転売屋は、コンテンツの存続を危ぶむ存在と言っても過言ではないと思います。
    代理でわざわざ行ってあげたからその分謝礼としてお金を取ってもいい?そんなの転売屋がコンテンツを悪用して金儲けしたいだけの詭弁。最近では地方で行けない方の為にイベント後の通販や受注生産もありますし。
    みんながみんな同じ考えとは思いませんが、でも本当のファンであるならコンテンツ存続の為にコンテンツにお金を払うべき、自分の欲しいという欲求を満たすためだけに高額転売屋に手を出すべきじゃないと思います。やはりその上で高額転売屋は邪魔な存在だと思います。

    話が長くなり恐縮ですが、私が言いたいのは自分達はその権利はないのにどうしても欲するファンの足元を見てきてそこに漬け込み利益を得ようとする常識外れでコンテンツを潰しかねない高額転売屋を、例えばダブったチケットやグッズを定価(+譲渡するのに必要な発送料等)で譲ったりと常識の範囲内で転売行為を行う転売屋とを一緒にしないでほしいと思います。前者の存在はどう考えても存在する必要の無い、否定すべき悪だと思います。

    いきなりのコメントで長々と不躾なことを書き連ねて申し訳ありません。私自身、転売についてはどのように向き合えばいいのかまだ分かりかねている所があるので都合のいい部分だけを並べ立てているかもしれませんが、でも高額転売屋についてはやはり徹底的に否定すべき悪だと思いまして…ここで喚き散らしても仕方の無いことですが、長々と乱文失礼いたしました。

    • kaketayo より:

      あさくささん

      はじめまして!コメントありがとうございます。

      仰る通り、全ての転売行為を一緒にしてしまうのは問題ですね。

      ただ、自分に必要のないものを大量購入する営利目的な行為というのが咎められるのであれば、小売店の仕組みというのは根幹から否定されるような気もしてしまうのですが・・・もし、転売屋が提示する金額が「高額」でなかったらどうなんでしょうね。
      また、営利目的でなくとも震災時には地元のスーパーなどで食料品を大量に買い占める人なども出てきて、僕としては転売行為が咎められながらも買占め行為そのものが正当化される方が疑問だったりします。(正当化されない例もあるとは思いますが)

      僕の趣味のミニカーだと、4~5台同じものを購入するというのがあたりまえで、そのうちの2~3個は「交換用」なんだそうです。
      換金するという手間がないだけで、転売と何ら変わらないと思うんですよね・・・。

      どうもお金が絡むとみんな「いやらしい」と感じるのかなぁ・・・?

      ちなみに高額なチケットを購入することでグッズが買えない・・・というのは、「プレミアものを買っちゃったから今月は外食を控えよう」みたいな感覚に通ずるものがあると思います。
      チケットとグッズは紐づきやすいかもしれませんが、もうちょっと大きな目で見ると「消費」とか「経済」みたいなところですべてが繋がっているというか。
      極論と思われるかもしれませんが、商品が売れない、サービスが売れないということは「他所でお金を使ったから」ということだけが理由ではないような気もしています。

      ただまぁ、商売にタダ乗りされているような感覚が「面白くない」というのは、わかります。

      また、本文にも書いたとおり転売ヤーを擁護したいわけではないです。
      なので、僕がアーティストのファンの方たちに言いたいのは、「転売ヤーを潰したかったら、絶対に高額なチケットに手を出さないこと」じゃないかと。
      変な話、転売ヤーが買ってくれれば運営側はチケットの元は取れます。
      アーティストやファンにしてみたら一時はライブが寂しい感じになるかもしれませんが、転売ヤーに「あいつのチケットは在庫抱えるの危険」と思わせられるのではないでしょうか。

      僕自身は、たとえ足元を見ている商売(?)だったとしても、それを購入したい人がいて、その金額を出せるのであれば特に咎めるようなことではないのかなと思っていますし、もし自分が行けなくなったライブのチケットが余っていたとしたら、取得にかかった手間や楽しみにしていた気持ち分などを上乗せして転売するかもしれません。
      それでも買ってくれる人がいなかったらチケットが紙切れになってしまうわけですし・・・値下げをしたり、無料で譲ったりするかもしれませんが。

      ちなみに「プレ値」がついている商品というのは、全てとは言いませんがだいたいが「営利目的」で売買されていると思います。
      そもそも「本当に必要な人」が、希少なものを手放す理由が僕にはわかりませんから・・・。(所有していた方が亡くなって、家族が手放したとかならまだしも)

      そもそも営利目的自体が悪なのか、高額なお金を払ってでも買おうとする人が悪なのか・・・本当に人それぞれ価値観の分かれる問題だと思います。

      ・・・こちらも長い&まとまりのない返信になってしまってごめんなさい^^;
      ご丁寧なコメントだったので、ついしっかり返信したくなってしまいました。
      いろんな方のいろんな意見があっていいと思いますので、思ったことがあればガンガンコメント頂けると嬉しいですw

  6. より:

    今更ですが検索の上の方に出てきたので、読んで思ったことを。

    小売店と転売の違いは、流通を担い、売りたい人と買いたい人をつなげているか否かということに尽きるのではないでしょうか。
    メーカーや農家などの個々の生産者は問屋や小売店を通すことで、自分たちで直接小売りや直販をせずとも商品を消費者に届けることができ、また消費者もそれのおかげで手軽に安定した価格で商品を手にすることができます。これは生産者にも消費者にも、双方に価値を提供しているのですから利益を得ることに疑問を挟む余地はありません。

    その流れの中で転売屋について考えると、流通の末端、事業者から消費者の流れに割り込み、買い占めて流通量を逼迫させ、価値を釣り上げています。
    需要と供給の関係から値段は上がるのですが、商品の価値が上がったわけではありません。結果的に消費者が入手しづらくなり、メーカーは批判を受けるという構図になり、転売屋しかメリットがありません。
    こういうものを悪徳商法、つまりぼったくりというわけです。

    個々人で消費者として買ったものをいらなくなったから、または長期間保有していたものにプレミアがついたからオークションに売るというのとも本質的に異なります。

    一過性の売買であればそこまで大きな問題ではありませんが、事業の意思を持って繰り返し行う転売は、嫌儲でも面白くないとかそういう次元ではなく、迷惑以外のなにものでもない、と思っています。
    利益が出てしまううちは消えないでしょうが、無批判でいるのもやはり違うなと思えます。商売と言い張るなら、ステークホルダーにどれだけの価値を与えられているか、よく考えて欲しいです。

    任天堂のように、転売に対して大量の在庫で応戦できる企業は少ないですしね。

    • kaketayo より:

      研さん

      コメントありがとうございます!

      なんとなく「転売屋も売りたい人と買いたい人を繋げているんじゃないか」と感じていたのですが、「ステークホルダーにどれだけの価値を与えられているか」の一文に考えさせられました。
      流通全体で考えたときに全員が幸せになるという方法が本当にあるのか僕にはわかりませんので、どうしても販売者と購入者の二者間だけに注目していたなーと。

      ただ、結果的に一般的な消費者が入手しづらくなるという事が問題なだけであって、流通を担っている事業者と”やっていること”自体は同じなんじゃないかなと思う部分もあります。
      どうしても地域によっては「近所で入手できない」とか、仕事の関係上「発売するときに買いに行けない」という人は存在していて、お金で解決できるならと転売アイテムに手を伸ばしている一部消費者がいるからこそ転売屋が成り立ってしまっているわけで・・・。
      そういう人にしてみたら双方にとって価値を与えられているのかなー・・・とも。

      もちろんそうした一部の消費者さんだって安く買えるに越したことはないですけどねw
      商品の価格が高い、安いの垣根も僕にはよくわからないです。

      また、買い占めで故意に流通量を少なくさせるのはどうかと思いますが、同様の方法で価値を釣りあげている生産者もいますし・・・やっぱりあくまでも個人的には「あまりに釣りあがった値段のアイテムには手をださない」という自衛が必要なんじゃないかと思ってます。
      ・・・それでも欲しい人が高い金額で買って満足しているんなら、好きにしたらいいんじゃないかなぁ・・・。

      >個々人で消費者として買ったものをいらなくなったから、または長期間保有していたものにプレミアがついたからオークションに売るというのとも本質的に異なります。

      中にはプレミアが出るだろうアイテムを大量に購入し、あえて長期間保有後に放出している方もいらっしゃいます。
      これはやっぱりアウトなんでしょうか?
      プレミアがつかない可能性もあるからセーフ・・・?

      いただいたご意見からいろいろ考えた結果、「買い占めによって流通量を減らすこと」と「高額で販売すること」は別次元で考えて批判しないとダメなんじゃないかなと思いました。
      ※多くの転売屋がそれを同時に行ってるから悪だって話なんですけどねw