「美味しい」の基準なんて、誰がどうやって決めたんだ？？

ちょっと前に台湾のYouTuberが日本のチェーン店の味をボロクソに評価したというような話題がありました。

僕は当該の動画を観たわけではないので、本当に不味かったのかケンカ売りたい感じだったのかはわかりませんが・・・まぁ良い気はしないですよねえ。

ただ、擁護派の意見に「台湾は味付けが薄い」というのがあって、妙に納得できたのです。

なるほどなるほど・・・。
元々味付けが薄い故郷の味であれば、日本のチェーン店の味が濃く感じてしまうのも仕方ないのではないか？？と。

誰しも故郷の味が好きよ

これね、同じことが「日米」でも起きてるんですよ。

これまた最近アジアンヘイト系の問題で話題になったRina SwayamaさんのPV冒頭。
ナチュラルに日本人を煽ってくる欧米ニキが日本食にドバドバ醤油をかけるシーンがありまして、これを観た時に「ああーっ！」となりました。

アメリカで提供される料理って、基本的に味が濃いめor味が付いてないのどっちかなんですよね。僕の印象だと。
レストラン等でさえ「味付けは自分で」みたいな感じだったりもするし、スイーツなんかは「これでもか！」ってぐらいにデラ甘かったりするの。

で、アメリカの人達は子供の頃からそれを食べて育ってきてて。
もちろん成長過程でいろんな国の料理等にも触れるとは思いますが、最終的には「やっぱこれよね～ｗ」つって祖国の味に戻るんじゃないのかな？

そう考えると、冒頭の台湾人YouTuberも、日本料理にドバドバ醤油をかけてしまうニキも、僕ら日本人の感覚からするとおかしいのかもしれませんが、彼らの舌の感じ方で言えば「正常」であるのかもしれない、と。

※ちなみに「料理が不味い」と評されることが多いイギリスですが、やっぱりイギリスの人に話を聞くと「祖国の味が一番」ってなることが多いそうな・・・。

ミシュランなんて誰が決めた？

そうなるとレストランの格付けをするミシュランガイドなんかもあんまりアテにならないっていうか。
あくまでフレンチやらの”一般的な”評価軸で決められているに過ぎず・・・要はそれを作った初期の人が「これが正解」というのを決めただけなんじゃないのかなと思えてしまいました。

もちろん美味しいものを食べ続けていると舌が肥えるといいますか、複雑な味わいがわかるようになってくるものなんですけども。
それと「美味しいか否か」っていうのは厳密にはリンクしないのかもしれないなぁ～と。

なんだろうなぁ・・・ほら、美味しんぼで京極はんが四万十川の鮎を食べて「これこれ、この味やぁ～！」ってなったでしょ？
アレと同じでさぁ、台湾の人には台湾の薄味が、アメリカの人にはアメリカの濃い味が懐かしくて美味しい味わいなんじゃないのかしら？？

だとすれば、それは誰にも邪魔される必要がないというか・・・その人の「美味しい」という感覚は尊重こそすれ、否定するようなものじゃないんだろうなぁ。

おわりに

そんなことを考えたよーというお話でした。
ま、美味しいの不味いのを言うのは別に自由だとは思いますけどねｗ

ところでミシュランの話をもうちょっと深堀りしていくと、もしも今の評価員よりも細かな味がわかる人というのが登場してきた場合・・・これまで三ツ星だったお店の評価がひっくり返る可能性っていうのもあるんじゃないかなぁ？

それとも味覚というのは今の状態が限界であると何らかのデータで証明されてんすかねえ！？
数十年後どうなってるのか楽しみでんな、、、