世界のグル麺「ガパオ味焼そば」に見る「タイ料理好き」って言いたいだけという風潮
2017/08/09
昨日スーパーで買い物をしていて、
いざ買おうとレジに並んでいたら、レジの前にこんなものが。
世界のグルメならぬ、世界のグル麺。
ガパオ味の焼そばだそうです。
他にはジャンバラヤ味がありました。
レジの前は危険ですね。ついついこういうのを手にとっちゃう。
タイ料理好きな僕としては期待せずにはいられませんでした。
そして見事に裏切られました。
ガパオ焼きそばレビュー
ガパオっていうのは、こんなのです。
タイ米に甘辛く味付けしてある鶏ひき肉と、タイバジル、目玉焼きが乗ったタイごはん。
これを「アローイ」とか言いながら混ぜて食べるんです(それは僕の近所のタイ料理屋さんでした)。
パッケージにも「写真はイメージ」と書かれているので、まさかガパオの味まんまが楽しめるなんてことはないだろうと思っていましたが、やっぱりそこは期待しちゃう部分もあります。
中にはかやく、特製油、粉末ソースが入っていました。
このかやくが、甘辛いガパオ感を出してくれるに違いありません。
テンション上がってきます。
かやくを麺にぶちまけて、お湯を中の線まで注いで3分待ちます。
このあたりは他のカップ焼きそばと一緒。
僕は「中の線」がよくわからないので、だいたいいつも「これかなぁ」ってラインで注いでます。
でも美味しくできちゃう不思議。
3分経ったら湯切りして、粉末ソースと特製油をふりかけます。
この時にナンプラーみたいな、なんともアジアンな香りがして、ものすごくテンションがあがりました。
ここが最高潮だった。
で、混ぜたら出来上がりです。
この時点でアジアンな香りは半分ぐらいどっか行っちゃった。
食べてみた感想
すごく辛辣な事を書くと、ガパオ感はまるでないです。
ミンチ肉とピリ辛ぐらい。
パッケージにもある「甘辛アジアンテイスト」は全然感じられませんでした。
が!
美味しいか美味しくないかで言えば、普通にうまい。
ココらへんがカップ焼きそばのすごいところですw
だから「ピリ辛和風焼きそば」みたいなタイトルでも良かったんじゃないか?って感じでした。
おわりに
最近タイ料理のインスタント食品が物凄く増えていると感じるんですが、
どれも「誰をターゲットにしているんだろう?」って思います。
本格とは言わないまでも、タイ料理が好きな人が納得するレベルを超えてないんじゃないかと。
【参考】マルハニチロのプーパッポンカリーが、「おまっ、想像で作っただろこれ!」ってレベル
もしかして「タイ料理好き」っていうとおしゃれだったりするのか!?
そして「ファッションタイ料理好き」な女子が急増しているのか・・・!?
なんて邪推な想像をせずにはいられませんでした。
それでもこういうタイ料理を題材にした商品が出てくると手を出しちゃう僕みたいなヤツがいるんだから、
もしかしたらターゲットはこういうヤツなのかもしれないですね。
ごちそうさまでした。
2017/08/09