「抱いてください」の笑点は「性を笑いのネタに」していたのか?
日曜夕方のお供「笑点」。
サザエさんシンドロームなんて症状がありますけども、僕はコレ、実際は笑点から始まってるんじゃないかと思っております。
(笑点→ちびまる→サザエ)
さて、つい先日放送された笑点なのですが、林家木久扇さんの3月末での卒業に関連して、過去の桂歌丸さんが卒業する時の大喜利(の一部)が放映されました。
その時のやりとりについて週刊女性PRIMEさんが「”性を笑いのネタ”にする、時代を理解できな作り手」(原文ママ)と批判していたんですよ。
「抱いてください」「気持ち悪い」日本テレビ『もう笑点』で流れた「あまりにもひどい、笑点のダメな部分」“性を笑いのネタ”にする、時代を理解できな作り手 : https://t.co/MqpNMlSMFa #春風亭昇太 #テレビ番組 #お笑い芸人 #落語
— 週刊女性PRIME (@shujoprime) March 18, 2024
えー?なんか性をネタにするような部分あったっけ?
まぁ、昔の笑点だし・・・そりゃ時代も違うしなー。
・・・と思って当該記事を読んでしまったんですが、まぁー、なんか酷かったですw
週刊女性PRIMEってそういう媒体なんですかね?よく知らないんですが、、、
これがでっかい釣り針の「釣り記事」とかの方がまだマシだったと思うんですけども、わりとマジに「性をネタにしている」と思い込んでる記事だったというか。
記者さんの妄想が激しいのか、はたまたそういう方向に扇動したい記事なのか、、、
ことのてんまつ
当該シーンはこんな感じでした。
歌丸さんが司会で大喜利をしていて、ちょっとどんなネタだったか忘れてしまったんですが・・・三遊亭小遊三さんがオチに「抱いてください」って歌丸さんに言ったんですよ。
で、それを聞いた歌丸さんが「山田くーん、気持ち悪いから全員の座布団持っていって!」っていうね。
僕はもう懐かしいやら何やらで、普通にそこで「わははw」って笑っちゃってたんですけども。
週刊女性PRIMEの記事では、スポーツ紙の記者がこのシーンを「あまりに古臭くてゾッとする」「今という時代を理解できていない」と断じていたと綴られていたのです。
どのあたりが古臭いのか?
僕はてっきり、お笑いのネタが古いってことかと思ったんですよね。
笑点って老若男女・・・というより、ややお年寄りを対象にやっている部分があると思ってて。
斬新な笑いというよりは「日曜の夜にのほほんと笑って締める」みたいな立ち位置にあるのかなと。
であれば、多少ネタが古いのは仕方ないわけですよw
でもそういうことじゃなかったみたいで・・・なんでも小遊三さんの「抱いてください」を「気持ち悪い」と断じた歌丸さんが同性愛を気持ち悪い物だと決めつけた、っていうのが古臭かったんだそうです。。。
仮に歌丸さんがそういう意図で言ったのだとしたら、数年前だったとしても問題だったとは思います。
古臭いとかいう話でもないというか。
でもさぁ・・・コレ、違うじゃん。
気持ち悪いのは小遊三だろ!
もうね・・・こんなのは自分で気付けなければいけないんですけども。
歌さんが「気持ち悪い」と笑いにしたのは「同性愛」ではなく「小遊三さん」なんですよ!!!
こんなん、笑点ずっと見てりゃわかるでしょ・・・。
その一部分だけを切り取って勝手に同性愛の話にすり替えるんじゃなくてさ。。。
もちろんそうなってくると「人を気持ち悪いと言って笑いに変える古臭さ」とか言い出すのかもしれないけども・・・小遊三さんってそういうエロネタとか泥棒ネタとかで笑いを取ってきてた実績があるわけで。
どちらかというと「こういうオレ、気持ち悪いでしょ!?」「キモイなぁ!」っていう暗黙のやり取りじゃんねえ?
そもそも、同性じゃなくても急に「抱いてください」って言われたら気持ち悪いでしょ!!!
それともスポーツ紙の記者さんレベルだと、番組卒業時点で体を捧げるみたいなのが普通の感覚なの?
マジで・・・お笑いを理解することをしようともしない頭の悪いライターが偉そうなこと書いてんじゃねー!!!って思いました。
おわりに
まぁ・・・冒頭で書いた通り、これが「そういう方向に扇動したい記事」っていう可能性も微レ存なんでしょうけども。
そのライターさんよりも頭の悪い人たちが記事のタイトルだけ読んで「えー笑点って性を笑いにしてるんだー」みたいになってね。
キリンの不買運動みたいな話に持って行きたい、とか。
たぶんだけど、キリンの件で成田氏の発言が理解できなかったように、今回も「何がおもしろいのか?」が理解できなかったんでしょ?
理解できないものをセンシティブな話題にすり替えて批判してしまうようなライターさん(またはスポーツ紙の記者w)の方がよっぽどゾッとしてしまうのは僕だけでしょうか、、、
※関係ないですが、当日の活動弁士さんのネタ・・・すごく良かったなぁ。もう一回観たい。