「表面的な楽しさ」と「達成感による楽しさ」の違い
ベイブレードXのアニメ、第一部?が終了しまして。
その最後のバトル終了後のバード選手が放った「すっげぇ楽しかった!」にウルっときてしまったオジサンです。
あれねー、コミックの方で先に結末知ってたんですけども。
やっぱアニメはアニメでいいですねー。(マルチちゃんとエクスが「けど~?」っていうところもいいのよ)
で!
それはさておき!
作中ではちょいちょい黒須エクスが「ベイなんて所詮遊びじゃん?」っていう発言をしてたんですよね。
うちの息子くんはそういうのの影響を非常に受けやすくって、何かにつけて「ま、こんなの所詮遊びだからね」みたいなことを言うようになってて。
おじさんちょっと「ピキピキッ・・・」みたいな。
違うんだよなー。
エクスが言ってたのって決してそういう「遊びなんだからテキトウでいいじゃん」ってことじゃないんですよ!!
遊びだから手を抜いていい・・・?
エクスの真意はわかりませんけども。
僕はアレが玩具のタカラトミーが仕掛けてる子供向けの漫画(アニメ)ってことを考えても、「勝つことだけが全てじゃないよ」って言いたいんじゃないかと思うんです。
たとえば、勝てば官軍ってことなんだとしたら、不正してでも勝てばいいじゃん?ってことになっちゃいますよね。
でも、やっぱり大人としては(実際の大人の世界がどうであったとしても)子供にはそういう感覚を教えたくないわけですよ。
特に「ベイブレードは遊び」なんで。
だから、「お前に絶対勝つ・・・!(ゴゴゴゴゴ・・・)」ではなく「一番楽しんだヤツが優勝!」って方向に持って行きたかったんじゃないかなって。
それ故の、バード選手の「(負けたけど)すっげぇ楽しかった!」ってことなのかなって。
負けたとしても「楽しかった」と言える状況を作ろうぜ
けど息子は、テキトウに何かのゲームをやって、テキトウに負けて。
「こんなの所詮遊びだから」つって全然悔しがることもしなくて。
それはさぁ・・・なんか違くない!?
そりゃー例えばベイブレードだったら?
ランチャーにセットして紐を引っ張れば駒がころがって・・・相手の駒とぶつかって勝ったの負けたのってやってたら、楽しいに決まってますよ。そんなもん。
だけど、その楽しさっていうのはまだ「表面上」のものであって。
もっとこう、研究して、練習して、勝ちに行った試合で勝った(負けた)・・・ってのとは全然楽しさが違うと思うんです。
うーん、なんかいい例ないかなw
でんでん太鼓をトトトンと鳴らしてあげると赤ちゃんはキャッキャッてなるじゃん。
赤ちゃんにとっては楽しいことかもしれないけれど、大人がそれをやられて「なんだこれ、めちゃくちゃ楽しいな!?」とはならないじゃん。
山登りも、山頂までいっきにロープウェーで行くのと、実際にふもとから登ったのだと同じ景色を観てても感動が違うじゃん。
そういうことよ!
おわりに
一時期SNSにあげられまくっていたバカッター事件なんかも然り。
あんなの、表面的な楽しさでしかないじゃないですか。
僕らからすると「お前ら、まだそんなことが楽しいのか・・・」って感じてしまうというか。
先日テレビで青学の原監督が「最近の子たちは努力して勝ち取る楽しさを知らない」みたいなことを語っていたんですけども、まさにそんな感じ。
たとえば同じく「SNSにあげる」という行為でも、戦略を練って、どうにかバズろうとしてるインフルエンサーなんかはまた違った「楽しさ」を見出してるわけですよ。
どうにか息子にも、そういった「努力した結果、できなかったことができるようになる達成感(による楽しさ)」を味わって欲しいと思うオジサンなのでした。
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Comment
闇バイトやってるやつらも
そのうち、
国のせい、社会のせい
とか言いだすんやろなあ
しっかし、保身のために強盗や殺人は無いよな
いかれてる
poncha2016さん
コメントありがとうございます!
接見した弁護士曰く、逮捕されたほぼ全員が情報弱者だったそうです。
要はテレビやらニュースやらを見ない、自分の興味のある範囲だけの情報で生きているため、世間でこれだけ「闇バイトがー」とか騒がれてても「知らなかった」のだそうな。
これ、電話詐欺系の被害者にもあてはまるんじゃないかなと思ってて。
情報弱者を食い物にする仕組みがなくならない限りは解決できないんちゃうんかと。。。