千葉県の古い遊園地、NOAの「もりのゆうえんち」に1歳8ヶ月の子供と行ってきた話
2020/05/16
千葉県野田市にある「NOA」に、約30年ぶりに行ってきました。
いい感じに風化していながらも、地元の人達に愛され続けている施設といった感じで、
なんだかノスタルジックな気持ちになりました。
NOAのもりのゆうえんちに行ってきたレビューです。
もりのゆうえんちレビュー
そもそもNOAという名前は「野田と愛宕の間だからNOA」って高校の時の野田出身の友だちが言ってました。
でもそのNOAというのが、ここら一帯を表すのか、遊園地を表すのか、当時の僕にはわからなかったんです。
今回行ってみて、「遊園地は『もりのゆうえんち』」と言うことがわかって良かった。
おそらく以前あったパターゴルフやドライブインシアターなんかを含めてNOAだったんじゃないかと思います。
開園前の様子
もりのゆうえんちは平日11:00開園。
土日祝でも10:30開園という余裕っぷりです。
同じ千葉県にあるディズニーランドが下手すりゃ8時台からオープンしている事を考えると、
この物凄いローカルのノンビリ感はたまらないですw
オープン待ちしている間にあたりを見渡すと、そこかしこに寂れた感じのアイテムが転がっていていい感じです。
このパノラマカーは果たして今でも走っているのか気になるところ。
今回は確認できませんでした。
入り口から見える、開園前の遊園地の様子です。
いいですね~。ヒッソリとしています。
誰もいない遊園地って、いつかは行ってみたい。憧れます。
入園
時間が来て、いざ入園。
いつの間にか人も結構集まってました。
ちなみに入園無料なのはふらっと行くのにむちゃくちゃ嬉しい仕様です。
入ってまず出迎えてくれるのが、ややレトロな雰囲気の「カーニバルプラザ」でした。
おお、、昔デパートの屋上にあったようなパチンコ風のゲームとか、懐かしすぎます。
その横は大山ドラです。これも30歳以上からしたらすでに懐かしいですw
僕がカーニバルプラザに見とれている間に、入場した他の人達はチケット売り場に列を作っていました。
そう、ここ”もりのゆうえんち”は、入場無料な代わりにアトラクションにお金がかかるんですね。
昔の遊園地ってそうだったよなぁと、ここでも軽くノスタル爺。
でもこれ、あとあと気づいたんですが、
遊園地の奥に進むとガラガラの券売場があったんですよね・・・。しかも2箇所。
係の人もそれ教えてやれよ!!とツッコミたかったですが、そこはグッとこらえました。
行列の演出でもしたかったのかな。
各アトラクションが1回あたり100円~500円で楽しめます。
8~11は現金を投入して遊ぶものなので、券売機の券は使えません。
しかも乗り物券は余っても払い戻ししてもらえないので慎重に購入する必要があります・・・!
僕らは乗れるものも少なかったので、11枚綴りで1,000円という、電車の回数券のようなお得チケットを購入。
足りない分は100円ずつ買い足せるので安心です。
ちなみにフリーパスチケットもあって、
例えば親子フリーパスというチケットなら大人と子供の組み合わせ(親子じゃなくても)で3,200円のフリーパスと、いくつかアトラクションに乗る予定ならお得になるものが用意されています。
もしかしたら入り口の行列はこれを係のお兄さんから買っていたのかもしれない。
フリーパスを購入した人は腕にフリーパスのチケットを巻いてアトラクションに乗る事になります。
ちなみに途中退園して、お昼を食べてからまた戻って遊ぶ、みたいなのもOK。
園内の様子
一番目立つのはやはり大観覧車「ジャイアントホイール」ですね。
車でNOAを目指す場合も、この観覧車が見えたら「あ、ついた」って感じです。
園内上空には「サイクルモノレール」が走っています。
子供の頃に人の上を自力で漕いで走るというこのアトラクションにめちゃくちゃ憧れていたのを思い出します。
メリーゴーランドなんかはディズニーのキャッスルカルーセルとなんら遜色ない感じ。
息子が1歳になったばかりの頃に連れて行ったディズニーで、メリーゴーランドを見て楽しそうだったのを考えると、入場無料のこっちで良かったんじゃないかと思いますw
今回(1歳8ヶ月)はめちゃくちゃはしゃいでました。
園内にはこういった「昔デパートの屋上にいたよね!」っていうライドがそこら中にいました。
彼らは野ざらしにされてボロボロのうえ、フリーパスを買っても乗れない(有料)な為か、
僕がいた間はとうとう動いてる姿を見せてくれませんでした。
でも、こっちは乗ってる子いたなぁ。
こんなのも自分が小さいころによく乗せてもらった覚えがあります。
レトロでノスタル爺なヤツらばかりかと思ったら
急にこんなホットロッドなフレイムス野郎が出てきてビックリします。
これ、ターゲットは誰なんだ・・。
アトラクション
アトラクションと呼べるものはいくつかありますが、抜粋して紹介。
スーパースイング
一番迫力がありそうな、遊園地っぽいのがこれ。
グルグル周りながら上下するだけなんですが、この園内では一番派手なアトラクションです。
乗っていたお母さんが「ダメだ気持ち悪い」って言ってたのが記憶に新しいですw
一回あたり1人300円。
わくわく飛行船
迫力こそないですが、2歳未満の子供でも親が一緒なら乗れちゃうアトラクションです。
しかも3歳未満は無料。(大人は一回1人300円)
おとぎ列車
Dで言うところのウェスタンリバー鉄道的な。
おとぎの国へ連れて行ってくれる列車です。
列車のコースは園内で思いっきり見えてしまっていて、どんなおとぎの世界へ連れて行ってくれるのかもバレバレなのがまたこの遊園地の可愛いところです。
あれ・・・これって公園によくいるヤツじゃ・・・?
おとぎの国の住人たちは列車の方を向いているので乗ってみないと詳細が掴めないにくいヤツらです。
一回1人300円。
ドラゴンコースター
子供の頃の僕を怖がらせたジェットコースター。
普段ろくにジェットコースターなんか乗ったことがない僕が、小3ぐらいの時に初めてここでこのドラゴンコースターに乗って「めちゃくちゃ怖かった」と言ったら、隣に住む家族が「そんなに怖いなら乗ってみたい!」と意気込んでガッカリしたという逸話があるいわくつきのコースターです。
見た感じ時速30km/hぐらいのコースターが、短いコースを3周して終わりです。
確かに大人になった今みたら、物凄くチャチかもしれない。
けれど当時の僕は怖かったんだ。
それを物語るかのように、今回パパと一緒に乗っていた娘さんが目を覆って怖がって乗っていました。
よかった、怖かったのは僕だけじゃなかったんだと、なんだかすくわれた気がしました。
一回1人300円。
ジャイアントホイール
ここのメインアトラクションとも呼べる観覧車です。
遊園地から野田の町並みが見下ろせます。
逆サイドにはアトラクション「アンチックカー」のコースが見えちゃいます。
寂しそうに佇むゴジラくんがたまりませんw
観覧車なんて乗ったの、何年ぶりだっただろう。
飛行機に乗るのは平気なのに、観覧車はむちゃくちゃ怖くて足がすくんでしまいました。
一回1人500円。
ほか
その他にも、迷路や宝探し、「ドルフィンパラダイス」というミニミニスプラッシュマウンテンみたいなアトラクションもありました。
所感
というわけで、観覧車乗ったり、コースター乗ったりと、アトラクションを複数楽しむのなら圧倒的にフリーパスがお得(当たり前)です。
アトラクションの料金、僕は全体的に「高いな」と思いました。
例えば観覧車なんかも、一つのカゴでいくら、ではなくて1人いくらで計算されるので、
トータルで考えるとかなり高く付きます。
その金額に見合った内容か?と言われると、少し疑問が残る感じ。
園内には置いてあるマップには
「朝から夜まで子供から大人まで1日中楽しめるよ!」なんて書いてありますが、
どう考えても朝から夜まで楽しめるような広さでもなければ、アトラクションの魅力も薄い。
引き合いに出すべきではないけれど、やっぱりTDLとかは1日いても回りきれないじゃないですか。
だから「次に来たらあれに乗りたいな」っていう期待に繋がるんだけど、ここはそういうのがないですし。
そう思うと、たとえ入場無料だったとしても、このアトラクションの価格は高いなと思わざるを得ない感じでした。
とはいえ、全く並ばないで遊べるアトラクションっていうのもかなり魅力的ですし、
スーパースイングなんて点検から動かすのから、一人のスタッフさんがやっていたりと、
本当に昔の遊園地感を楽しめるという意味では素敵な施設だと言えます。
チビッコが一緒ならちょうどいいのかもなーと思いました。
※いずれにせよ一日中は無理だけどw
おわりに
というわけで、いい感じに寂れてるけれど、地元の人には確実に愛されているもりのゆうえんちでした。
正直価格も内容も満足いくような物ではないですが、
不思議とまた行きたいような感覚にさらされる場所だったりします。
なんだかんだ入場無料なのが、子供を遊ばせるのにはちょうど嬉しい感じだったり。
まだまだこれから何十年も続いてほしいなー。
2020/05/16
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