人間が人工知能に支配される時代はもう来てる…というお話

息子が何やらテレビで見たのか「パパ、人間がコンピューターに支配されるようになる時代が来るんだって」みたいなことを言っていました。

人工知能がフィーチャーされ出したころにもありましたよね。
そのうちロボットが暴走して人間を奴隷として使うようになる・・・みたいな話とか。（漂流教室とか、メトロポリスとかにもそれに近いエピソードがあったかと）

ただ、そういうSF的なお話ではなくて・・・実際に僕らってもうコンピューター（人工知能）に支配されはじめてない？？？って思うのですよ。

今日はそんなお話です。

おすすめのお店、Googleに聞いてない？

もうまさに、この見出しの通りです。

出先とかでご飯食べたいなーって思った時、おもむろにスマホを取り出して「飲食店（現在地）」って検索してませんでしょうか。

んで、検索結果に出てきたお店の中から評価が悪くなさそうなところを選んで行く・・・と。

あとは出かける時の最短距離とか、電車のルートなんかもスマホに「最適解」を求めますよね。

表示された情報を頼りに、その通りのルートを辿って目的地へ向かう・・・なんて経験ありませんでしょうか。。。

何気にこの時点で僕らは「コンピューターの指示に従って行動している」ことになると思うのです。

行き過ぎれば本当の行動支配に・・・

もともとはコンピューターの計算能力を人間がうまいこと利用していたわけですよ。
それで便利になったものというのが世の中にはたくさんあります。

でもそれが行き過ぎると、そのうち「朝は〇時に起きた方がええで」とか「ランチは〇〇を食べた方がええで」とか「服はこれを着た方がええで」とか「この音楽を聴いておけば流行に乗り遅れないで」とか・・・そういう”おすすめ”に従って行動するようになると思うんですね。

だって自分で考えるよりも何手も先を計算した最適解を示してくれてるんだから、コンピューターの言うことを聞いておけば間違いないわけですよ。

なによりも「自分で決断しない」っていうのは楽ですし押し寿司。

これで無事、コンピューターに完全支配された人間が出来上がるわけであります。

・・・って、決して突飛な話じゃないよね？？
だって、今でもちょっとこれに近い生活になりつつあるでしょ？

コンピューターに支配されることは悪なのか？

じゃあそれが悪いことなのか？っていうと、まぁ・・・なんとも言えないわけで。

やっぱり「失敗しない生活」を求めるには、より計算能力の高い人工知能さんの言うことを聞いておくに越したことはないのかなとも思いますし。
それなら戦争も起きないかもしれないし。

何より失敗しなければ損しないで生きられそうですもんね。

ただ、「人間らしさ」みたいな部分ってどうなるんだろう？とか、そういうことを考えちゃうかなぁ。
（ところで人間らしさって何なんだろう？）

それでももし「コンピューターさんに支配されてる感じは気持ち悪い」と思うのなら、自分の足を使う・・・みたいなのを試していくといいかもです。

たとえば飲食店だって、「失敗してもいいやー」って気持ちでいろんなところに飛び込んでみるとかね。
そうすれば自分の脳内に知識と経験が蓄積されていくので、コンピューターに頼ることもなくなっていくのじゃ。

おわりに

まぁ本当に、何が正解とかはないんですけども。
ただ「人工知能に支配される時代はもうとっくに片足つっこんでる」って感じかなと思いますね～。僕らがあんまり意識してないだけで。

ちなみに、Googleが教えてくれる最適解っていうのは「ある程度のマジョリティな意見」と「企業秘密なアレ（何かしらの思惑があって上位に押し出したい答え）」、あとは広告というところで成り立ってます。
なのである意味では正解だし、場合によっては不正解でもあることを理解しておく必要があるかなと。

なにしろ「みんなへのおすすめ」が「あなたへのおすすめ」と同じとは限りませんのでねえ。

ネット検索の裏側: その検索結果信じていいの？

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