ダイナーの歴史や装飾の参考に | American DINER / Richard j.s. Gutman and Elliott Kaufman
2020/05/05
アメリカンダイナーの歴史から、当時のダイナーの雰囲気、気だるそうに働く人たちの姿などなど、
なんともいえないカッコよさが詰まった本です。
当時やっていた店舗をオープンする時のヒントにと購入しましたが、
やっぱりアメリカンダイナーのあの雰囲気は、ゴールデンエイジのアメリカだからこそ出せたものであって、
今の日本で出せるようなものではないと思い知らされました。
白黒写真から想像するゴールデンエイジ
掲載されている写真はほとんど白黒の物しかありません。
ただ、白黒であることが逆に想像をかき立てます。
暗闇に輝くダイナーのネオンは、その頃のお客さんにしてとっては”明るい気持ちにさせてくれる道しるべ”のようなものだったんじゃないかと思えます。
食事風景にもさりげないカッコよさがにじみ出ています。
今でもアメリカで料理を食べる時に「美味しい!」ってものにはなかなか出会えませんが、
こうやってみると「行きたい!」「食べたい!」って思えちゃうから不思議。
ダイナーの歴史が学べる本
そもそもアメリカンダイナーに焦点を当てた本ですから、
ダイナーの成り立ちについて学んでいく事ができます。
グーギー建築、キャディラック・・・華々しいイメージのアメリカンダイナーはむしろ後期の姿で、
そもそもは移動式のレストランだったという事実も面白いですね。
今でも朽ちかけたダイナーをアメリカで見る事はできますが、
当時のダイナーを当時の形のまま体験する事はできません。
僕らはこういった写真から想像するしかないんです。
もちろん今は今でいい時代だから、隣の芝は青いっていうだけなんだとは思いますけどね。
※ちなみにグアムのタムニンのデニーズがダイナーっぽかったです。
アクアスイーツに泊まってタモンと違う楽しみ方が出来た話
おわりに
僕はこの本、どうしても欲しくて、数年前にボロボロの本をそこそこの高値で買いました。
今はAmazonですぐに探せるから便利ですよね。
在庫さえあれば即買えますし。
ダイナーの歴史に興味があったり、雰囲気が好きな人は持っておきたい一冊です。
きっと部屋に飾りたくなりますw
2020/05/05