要らないと言われても物をあげたい人はこう考えているんじゃないか?
妻の母・・・あーちゃんは、とにかく人に物をあげたくて仕方がない。
顔を見せに行くと必ず、帰り際には何かを持たせたいのだ。
たとえば賞味期限が近い食べ物だとか、買いすぎてしまったお菓子だとか。
場合によっては自分が着ない洋服なんかも娘に押し付けようとするので困ってしまう。
まぁ、「押し付ける」なんていうとすごく意地悪な言い方になってしまうので訂正すると、おそらく本人は善意でやっているのだと思います。
ただ、悲しいかな・・・僕らは基本的にソレらが「要らない」のである。。。
人に物をあげるという趣味
誤解のないように言っておくと・・・妻は都度「要らない」と断っている。
やんわりと「要らないかな」「使わないかな」と伝えているのだけれど、いよいよ伝わらず・・・最後には強めに「要らないって!!」となって会話が終わってしまうのだ。
にも関わらず!
毎度、性懲りもなく・・・あーちゃんは必ず僕らに何かを持たせようとするのである。
たとえば先日は「砂糖を渡したい」とのことだったが、妻は「うちには必要な分は買ってあるから要らない」と告げたところ、あーちゃんから返ってきた答えは
「それだけじゃ足りないよねぇ〜」
だったw
・・・いやいやいや、、、えっ???
と、僕と妻は思わず顔を見合わせてしまったのである。
喜んで欲しいわけではない
で、おそらくなのだけど、これはあーちゃんの「趣味」なのでしょう。
僕は人から物を貰うのが好きなので、同時に「人にプレゼントする時は喜んで欲しい」と思うのだけれど、世の中にはそうじゃない人もいるのだ。
というのも、前の職場の後輩で「人にプレゼントをするという行為そのものが好き」で、相手の好みも必要性も特に気にせずに物をあげるという子がいたんですよ。
おそらくはあーちゃんもその類で、僕らに喜んで欲しくて「あれを持っていけ、これを持っていけ」というのではなく、何かしらを持たせないと気がすまないのではないか、と。
つまり、まぁ・・・物をあげるという趣味なのだ。きっとそれが楽しみなのだ。
であれば、こちらはもう「受け取る」しかないのである!
※ただし、本当に使わないものの場合、そのままゴミとして出すことになるので・・・なんていうか、高齢の母のゴミ出しを代わりにやってあげているというか、、、そういう感覚でいれば良いのかなぁ、、、
おわりに
とまぁ、毒っ気たっぷりに書いてしまったけれど、本当はもっと違うのかもしれません。
たとえば子供のために何かしてやりたい、でも何をすればいいかわからない。
だから自分ができる精一杯のことをやってあげよう・・・のベクトルがズレているとか。
もしくは僕らが「要らない」と告げているのを「遠慮している」と受け取っているのか。
ちなみに今回はあーちゃんを槍玉にしてしまったけれど、僕側の母もたいがいで。
弟が帰省した際に調味料やらお菓子やらを持っていけ、持っていけとやるのだそうです。
僕の場合は「要らない」っていうと引き下がる母も、弟にはしつこいらしく・・・ついには温厚な弟も「だから要らんって!!!」と声を張り上げてしまい、あとでちょっと自己嫌悪になるのだそう。
これはいったいどういうことなんだろうなぁ??
・・・という答えは、おそらく自分が高齢になった時、息子に「要らないって!!!」と拒絶されて初めて理解できるのかもしれませぬ
同じカテゴリーの記事
- PREV
- 日本人が英語を勉強してタダでおもてなしをするという不思議
- NEXT
- しばらくお休みします!
Comment
こんにちはコンチネンタル。
人間は与える喜びというのを感じやすいらしく、以前テレビで赤ちゃんが母親に積み木を渡して、赤ちゃんが喜ぶ映像を観た覚えがあったので軽くググってみました。そしたら心理学でも研究されているらしく。たぶん与えることに喜びを感じているのだと思います。
参考までに
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/27446
ルークス太郎さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
いやウンコチンチン言いたいだけやん!!
にゃるほど・・・!
赤ちゃんの頃から「相手が欲しているか否かはさておき、受け取ってもらえたら嬉しい」というのがあるわけですね。
これ、逆に考えると・・・僕ってよく人から物を貰うんですけども、その相手を幸せにしてるってことなのかも!?w
知らずのうちに社会貢献してたってわけか、、、
ご返信ありがとうございます。
いや、言ってない。今度はウンコチンチン言ってないです。あ、今言いました。
ルークス太郎さん
ついに未来が見えるようになってしまいました、、、