ホリエモンのコメントから感じる、清原の孤独について
2020/05/04
30代中盤ぐらいの人たちから上の人にしてみたら、
先日の清原和博容疑者の覚せい剤騒ぎは衝撃的だったと思います。
もちろん覚せい剤なんて許せるはずもないし、救いようがないのは事実なんだけど、
芸能人たちが手のひらを返したようにみんなして「最低だ」「クズだ」「彼とは関わりがない」みたいな主張をしだしたのは、若干薄気味悪く感じました。
・・わからなくもないですけどね。
そんな中、ホリエモンが寄せたコメント「誰かが支えてあげないと無理」にグッと来ました。
自らも服役経験のあるホリエモンだからこそのリアルなコメントでした。
芸能の仕事とかがなくなると、よりダークな人が寄ってきて、スポンサーになる。
そうなるとより悪くなるそうならないことを祈りますが、誰かが支えてあげないと無理
堀江貴文氏、清原容疑者の更生に悲観的「刑務所の中は絶対またやるな、みたいな人ばかり」|スポーツ報知
おそらく芸能関係者はみんなこういう事を知ってるんでしょ?って思います。
知ってるけれど、火の粉がかからないように、そういう面には触れないのかなって。
悪い人は、弱っている人を見つけるのが得意です。
そして甘い囁きも得意中の得意なわけ。
今回の一連の報道を見て、「あ、清原に誰も味方いねーんだ」とわかりました。
刑務所でいくら更生しようとも、外に出て孤独だったら、そりゃまたやるよね。
中学生のころに親が離婚して不良になった友人を思い出します。
誰かが支えてくれるということ
街中で、激しく駄々をこねる小さい子を見たことはありませんでしょうか。
僕はよく見かけますし、うちの子も最近自我が芽生えたのか、駄々をこねるようになってきました。
子育てのセオリーとして、駄々をこねた子に対してやってはいけない事は、「無視すること」だと教わりました。
さらには「無条件に与えすぎること」もダメ。
「うん、それが欲しいんだね。パパ聞いたよ。わかったよ。」と、受け止める事が大切なんだそうです。
これってつまり、その子に対して「興味がない」という態度を子供が感じ取ってしまう、という事なんじゃないかと思います。
「僕がこんなに悲しいのに、パパは聞いてくれないんだ!!」って感じでしょうか。
中学時代の友人の1人が、両親の離婚をきっかけにグレ出しました。
きっと彼も、自分を受け止めてくれる存在がほしかったんじゃないかと思います。
「俺がこんなにグレてるのに、どうしてママは構ってくれないんだ!!」ということ。
「もっともっと目立つことをして、どうしても俺の方を向かせて見せる!!」って思ってたかもしれません。
清原容疑者も、そんな「支えてくれる存在」がいなかった事が、
覚せい剤を継続させる原因になってしまったのではないでしょうか。
おわりに
とはいえ、最初の使用時にどういう状況だったのかがわからないし何とも言えませんけどね。
そもそもダメなんです、そんなの使っちゃ。
思春期に興味本位でたばこを吸ってみる、みたいな感覚でやってんだろうけど、それとはレベルが違う。
普通に大人になったらわかりそうなもんですけどね・・
なので、周りの”大人”たちが次々に手のひらを反すのも仕方ないのかな。
出所後にはマーシーとか金八っつぁん頼るとかして、孤独から抜け出してほしいもんです。
追記
ちなみに僕も独立開業とかしてボロボロになっていた時期に、
妻が「私は味方だから」と言ってくれたのが支えになっていました。
世界中が敵に回っても、一人でも味方がいてくれるという状況に助けられるというのは、
あながち間違ってないと思います。
なので、もしあなたの身近な人で孤独を感じてそうな人がいたら、味方になってあげて欲しいなと思います。
・・・でも孤独になっちゃう人って、自分からそういう状況を作っちゃうんですよねー。。。うーむ。
2020/05/04