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ネットで誹謗中傷をする人のゴールってどこなんだろう?

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      2020/05/29

友人がブログに「(ユーザーとして)ソシャゲに課金する」という表現を使ったことで、しょうもない誹謗中傷を受けました。(「タヒね!」とかみたいな)

「課金」や「募金」といった言葉の使い方については古くからいろいろな意見があるようですが、間違った使い方をしたからといって誹謗中傷を受けるほどのことなのか?というのが甚だ疑問です。

というかですね、間違いだと思うなら「指摘」でいいんですよ。
たいていの人は間違っている表現を見てもスルーしちゃうんだから、指摘してくれるのはむしろありがたいわけで。

それを通り越して罵ってくるような人っていうのは・・・どんな想いで行っているのかなと思ったわけです。
他人の間違いがそんなに腹立たしかったのでしょうか・・・。

そこで、彼らのゴールっていったいどこにあるんだろう??というのを考えてみた・・・というお話です。

間違った日本語は悪なのか?

今回友人が使った言葉「課金する」というのは、厳密には日本語として間違えているそうです。

まぁ、漢字を見ればわかると言われたらその通りで、「課金する」のはソシャゲの運営側なんですよね。
「(ガチャを回すのに)お金の支払いを課す」というわけで。

僕もよく「課金勢」とか「非課金プレイヤー」みたいな言葉を使っちゃうけど、厳密にはそれも間違いということ。

同様に募金の件もよく話題に挙げられていますね。
「募金する」のは寄付を受ける側の人間であり、僕らが街頭で箱にお金を入れることを「募金してきた」みたいに言うと間違いだというわけ。

でもそれって、果たして悪なんでしょうか・・・??

間違った日本語を見て怒り狂う精神状態が気になる

文語表現として間違っているというのは承知したうえで、僕はそんなにいちいち目くじらを立てるようなことではないんじゃないかと思うんです。

もちろん人によって感じ方は違うと思うので、どうしても許せないという人がいることを否定はしません。
ただ・・・正しい日本語だけが美しいとか、正しい日本語を使ったから文章が面白いとか・・・そういうことではないですよね。

例えばそれが教科書に乗るような文章であれば、正しくあって然るべきでしょう。
でも、ライトノベルとかブログとか、要は比較的軽く読むような媒体であってもきっちりしていなければならないのでしょうか?

そしてきっちりしていなかったからといって、そんなに怒り狂うようなことなのか??というのが疑問なのです。

[参考]「募金」? | ことば(放送用語) – 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所

こちらでも触れられているように、僕も「野暮だなぁ・・・」と思っちゃう。

「正しい」のと「伝わる」のは別。

特に口語に近い形であれば、正しい表現よりも「伝わる表現」の方が大切じゃないかと思っています。

漫画で考えるとわかりやすいので一つ例をあげると・・・名探偵コナンの主人公であるコナン君がよく「バーロォ!」という言葉遣いをするんですが、どういう意味かわかりますか?

これ、正しく書くなら「馬鹿野郎!」なんですよ。
でもあえて「バーロォ!」と表現されているわけで・・・その方がなんとなくその言葉の雰囲気が伝わる気がしますよね。

相手の記憶に残らないような正しい言葉を使うぐらいなら、間違った言葉でも相手の胸に突き刺さる方が大切なシーンというのがいくらでもあるのです。

※最近の言葉だと「disる」とかもそうだよね。

新しい日本語なんじゃないのこれ

さてこの話題の元になった「課金する」についてですが・・・、「課金」だけだと「納金を課す」という意味になるのは間違いないでしょう。

でも、そこに「+する」がつくことで、もはや新しい日本語になったんじゃないでしょうか?

日本語の通説が正しくなった例っていくらでもありますよね。
僕も「あれっ、その使い方って正しいのかなぁ??」と思うような時があり、よくよく調べてみたら「昔はこうだったけど、今ではこっちでも正解!」みたいな言葉だった、ってことが何度もありました。

・・・思い出そうとすると途端に出てこなくなりますが・・・w

思い出したら追加しますけど、今パッと頭に浮かんだもので言えば「違和感を感じる」とか、お寿司の「一貫」とか。

違和感は「覚える」だけど、最近は「感じる」でも間違いではないとされています。
お寿司の一貫は、昔は一皿を表していたのに今は「一個」の意味ですよね。

それと同じように、「課金する」「募金する」はもはやそれそのものが新しい動詞として使われだしているわけです。

なので「課金する」=「相手に課されたお金を支払うこと」、「募金する」=「寄付を募っている人たちにお金を寄付すること」・・・でいいんじゃないですかねぇ。
これが今から100年後ぐらいにも同じように議論されてたら草だけどw

相手に向けた時点で暴力だぜ

もしそれでも「間違っている日本語はどうしても気持ち悪い!訂正してやらないと気がすまない!!」というのなら、冒頭で述べたように「指摘」してくれたらありがたいわけです。
修正するかどうかは別として、書き手側も「あぁ、間違っていたのか」と思えるかもしれないし。

まぁ間違った文章を載せていて品位が落ちるのは書き手の方なんだから・・・スルーしてくれて全然OKなんですけどね。

わざわざ指摘してくれるなんて、どれだけ面倒見がいい人なんだろう??って思います。

文句言いたければ自分のフィールドでやればいい

訂正だけでは気が済まず、腸煮えくりかえって仕方がないのであれば・・・そのストレスは発散すべきだと思います。

でも、そんなのは自分のフィールドでやればいいんです。
たとえばツイッターとかフェイスブックとか、自分のブログでもいいしアナログな日記帳でもいいし。

もうめちゃくちゃに文句を書けばいいんですよ。
ボロクソに言っていいと思うんです。

有名ブロガーのウォッチャーの方々ってそういうスタンスじゃないですか。
どれだけ誹謗中傷を書こうとも、叩かれている側がエゴサーチしない限りは傷つくことがないんです。

なのに相手のブログのコメ欄とか、ツイッターのメンションとかで送っちゃうから変なことになるんですよ。
それって喧嘩を売ってるだけじゃんね・・・。

言葉だったとしても相手に向けた時点で立派な暴力です。
その裏には「相手を傷つけたい」という想いが潜んでいるわけですからね。

正しい言葉は使えるのに、相手の気持ちはわからないという残念感

今回の件で言えば、「言葉が正しいかどうか」ということを引き合いにして、相手に誹謗中傷を投げているわけで・・・その人の倫理観ってどうなってるんだろう??というのがすごく謎でしたw

正しい言葉をつかえるのかどうか?っていうのはその人にとっては他者を傷つけることよりも大切なこと・・・なんですかねw

それとも正しい言葉を知っているから相手を傷つけてもよい?

僕はたとえ言葉遣いが間違っていようとも相手を思いやれる優しい人とお友達になりたいです。

どうなったら満足するんだろう

さて、前置きが長くなりましたが・・・!
いったいこの人たちのゴールっていったいどこにあるんでしょうね。

相手に「〇ね!!!」と言った時点でストレスが発散されてスッキリしているのか。
それとも、その言葉を投げかけられた人間が傷ついて、精神を病んでブログを閉鎖するとか、言葉通り*ぬとかにならないと満足しないのか。

そもそも誹謗中傷をすることでスッキリできるのか・・・?というのも疑問ですが。

有名ブロガーのウォッチャーさんたちの目的はわかるんですよ。
たとえばイケハヤさんがやってることとかを批判して、賛同者が集ってくれたらメリットになることがあるわけですよね。

だからウォッチ対象のブロガーが、ブログを辞めちゃったら困るんだろうなと。

でも、弱小ブログのコメント欄に、匿名で誹謗中傷を書いて逃げるだけのような人って・・・ほんと、何がしたいの・・・。

誹謗中傷もあまりに酷かったり、脅迫に繋がるような内容だったら書いた側も警察のお世話になる可能性を秘めているだろうし。
それともリスキーな書き込みをすること自体がもはや快楽なのかな・・・。

もし、ストレス発散が目的なら一人カラオケでも行って大声出した方が何倍も効果があると思います。
僕は一時期すっごいストレスをため込んでいたことがあって、車の運転中に窓を閉め切って大声を出す・・・というのをやった時に、悩んでいたこととか胸のモヤモヤした感じが一気に吹き飛んだ覚えがあるのでw

おわりに

これはもう想像の域を出ないんですが、他人の言動がいちいち気になるのって・・・何かしら満たされていないというか、自分に余裕がない時なんですよね。

たとえば僕なんかは中高生の頃は緊張しちゃって女の子と全く話せないウブな少年だったんですよ。
あ、「ウブ」って言葉遣い合ってるかな・・・!?

で、その頃って、モテてるヤツらみんな敵に見えてましたから。
モテてるヤツらがやっていることは全部気に入らなかった覚えがあります。

要は自分がモテないせいで、余裕がないわけですよ。

でも、僕も大学生になったあたりからようやく女の子と話せるようになってきて。
モテるヤツらのことが気にならなくなってきたんですよね。(モテるようになったとは言ってない)

なので、他人がやってることをいちいち気にしてる時って、何かしら余裕がないんじゃないか!?と思ったわけです。

そう思ったら・・・ネットで誹謗中傷する人のゴールって、「自分自身が変わること」だったりしないですかね。
自分が正しいと思いこんでいる時こそ危険なので、どちらが正しいのかは別として「もしかして間違ってるのは自分なのか!?」と思えるようになるほど余裕が出るようになることなんじゃないかと!

・・・それが出来たら苦労しないんだろうけどね。

追記:焼肉はうまい

さんざん「傷つく」「傷つける」という表現を使ってきましたが、著名なブロガーとかYoutuberさんとかって強靭なメンタルの持ち主たちなので、こんなことぐらいでは傷つかないんですよ。残念ながら・・・。

でももしかしたら誹謗中傷でクリティカルなダメージを追ってしまった人もいるかもしれないので、そういう人にはこちらのメソッドを紹介します。

うん、焼肉うまいよな!

   

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      2020/05/29

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