はじめての保護犬を迎える時に覚悟すること。我が家に犬が来た!
2022/03/12
今年の3月に「里親募集厳しいねん」という記事を書きました。
もう本当にその直後ぐらいに、アニマルシェルターから保護犬を引き取ってまいりまして。
この度ようやくワクチン接種やら何やらが全て済んで正式に我が家の犬となりました。
・・・もう戻れねえぜ・・・へへへ。
さて、やっぱり犬を実際に飼う前とは感覚が違うといいますか・・・3月に書いていた記事には若干「理想」みたいなのがあったかなと。
そこで、実際に犬を飼ってみたらこんな感じやで!というのを記しておきます。
もし今後犬を飼おうと思っている方は参考にしてみてください。
犬を飼うということの理想と現実
僕は子供の頃に犬を飼っていた経験があるので「まぁ、こんな感じだろう」という予想はついていました。
そのうえで「散歩に行くとかご飯をあげるとかは当たり前だし、ましてや途中で飼育放棄するとかはない」ぐらいの気持ちでいたのです。
でも・・・実際に飼うとなると、そういうことだけじゃないんだよなぁ〜!と思うことがありました。
犬にはそれぞれ性格がある!
前述したとおり、僕は過去に犬を飼っていた経験や、友達の家の犬などを通じて「犬ってだいたいこんなもん」っていう決めつけをしていたのです。
たとえば「犬は散歩が大好きで、何よりもおやつに目がなくて・・・」みたいな。
それが、うちの子は全然違ったんですよ。
もう引き取って来たその日から超絶ビビリで散歩は行きたがらないし、ビビっちゃった時にはおやつに見向きもしないし。
※あのチュールでさえ!!
そういう性格なので外では飼えないし、最初はすごくつまらないというか・・・「思てたんと違う」って感じでした。
でも、普通に考えて「人間ってこういう性格だから」みたいに僕らをくくれないように、犬だってそれぞれ個性があるわけですよね。
迎えに行く前にはそういうのも加味してあげないとダメだと思うのです。
トイレは一週間じゃ覚えられない!
ビビリ君なので外に出たがらず・・・やむなくうちは完全室内犬として飼うことになりました。
ぐぬぬ・・・雑種のくせに!w
室内犬の最大の課題・・・それは「トイレを覚えさせること」だと思います。
それができないとあちこち糞尿まみれになりますので。(犬はきれい好きなんてウソだと思う)
で、トイレトレーニングの本を買ったり、インターネットで調べたりしながらやってみましたが・・・まぁ、覚えないです。
中には「一週間みっちりトレーニングしたら覚えられる」と言っている方もいましたが、うちは全然ダメ。
とりあえず3月後半からスタートしたので現在3ヶ月半ぐらい毎日トレーニングしていますけど・・・10回中4〜5回は失敗しちゃう感じです。
・・・失敗するっていうか、ものすごくシモが緩くて、、、
大きい音にビビれば漏れちゃうし、トイレに行けそうになっても手前で出ちゃうとか、そんなん。
身内に飼い犬が完璧にトイレをできるようになっている人がいるんですが、その人曰く「トイレトレーニングは半年はかかる」とのことでした。
なのでまぁ・・・半年ぐらい(またはそれ以上)はトレーニングに時間がかかると思った方がいいと思います。
※人間の子供ですら2年以上おむつを履いているのである!
旅行に行けない、とかいうレベルじゃない
僕ら家族は旅行が共通の楽しみの一つでして。
新型コロナウイルスが流行る前まではちょいちょい旅行に行ってたんですよ。
でまぁ、旅行に行く時は申し訳ないけどペットホテルに預けて・・・なんて考えていたんです。
・・・が!!
なんていうか、そんなレベルじゃないほどに外出ができなくなりました。
これも室内犬になってしまったからなんだけど、外出時には大きめのサークルに入れていくわけですよ。
最近はあんまりなくなりましたけど、赤ちゃんのころは帰宅するとサークル内にトイレシートがビリビリになってて、あちこちにおしっこが、ウンコが・・・ということがよくありました。
なのでちょっとした外出すらも「こいつ放っていけないしなぁ・・・」となってしまっております。
かといって車に乗るのもビビって嫌がるし・・・。
まぁこれは人間の赤ちゃんの時もそうだったので、もうしばらくの辛抱なのかなとは思ってますが・・・場合によっては全然外出できない一家になってしまうかもしれないという不安も・・・。
一生自立してくれない!
僕自身が子供の頃にはあんまり意識してなかったことなのですが・・・やっぱり犬ってお金がかかるんですよ。
ワクチン代とかご飯代とかは想定していると思うんです。
でもそれだけじゃなくて・・・突発的に病院にかかることもありますし、グッズを買ったり、おやつを買ったり、玩具を買ったり・・・。
あとは急遽室内犬になってしまったので、サークルを作ったり、クレートを買ったりという初期費用から、トイレシート、粗相をしてしまった時のちり紙、臭い取りスプレーetc…
こういうのがもう一生の費用として発生するわけですよね。
で!!
残念ながら、人間の子育てとは違って、ワンちゃんは自立するってことがないんですよ。
死ぬまで僕らがこういった面倒を見てあげなければならないのです。
※ウンコの処理だって生まれてから死ぬまで人間が全部やらなければならないのだ!!
なんとなく「一生こいつの面倒みるのかー」みたいな気持ちはあったつもりでいましたが、やっぱりリアルに想像ができていなかったかな〜と。今思えば。
そんな想いをして、得られるもの
ま、とにかく犬を飼うのって想像しているよりも大変だという話です。
「いや、わかってるし、想像してるし」という方!!!
その想像の数倍は大変だぞ!!
じゃあ、そんな大変な想いをしてまで犬を飼って、いったい何が得られるのか?というと・・・ぶっちゃけ、ほとんど何も得られないのですよ。
手間、時間、費用ばかりが出ていき、リターンがないという・・・。
こんなの、やってられますか!?w
ただ・・・唯一得られるものがあるとすれば・・・
無償の愛・・・?
飼い犬が僕らにくれるもの・・・それは、「無償の愛」。。。
・・・なーんて言われたりもしますけど、それもちょっと怪しいというかw
愛情表現は多かれ少なかれしてくれるけれども、無償じゃないよなぁ。
むしろ、たまに見せてくれる可愛さが「癒やし」になってるとか、そういう方が大きいんじゃないですかねえ?
あとは一緒に暮らす仲間が増えたみたいな感覚ね。
これが一番大きいかなぁ?
妻に「しかしお金かかるな・・・」みたいに愚痴った時に「家族が増えたんだから当たり前でしょ」と言われ、たしかにそうだなと。
そういうリターン?を得るために諸々を投げ出せるという人だけが飼うことを許される存在・・・それが犬なのよ。
そう考えたら、前回の記事に書いたようにボランティアの人たちが里親に出すのにいろいろと条件を出すのもまぁ・・・一理あるのかもしれないですね。
※じゃあペットショップはなんで条件出さないのかっていうと、「高額な初期費用を出せる人=生活に余裕がある人」みたいなところである程度の信頼を買ってるんだったりして。
おわりに
というわけで、我が家にワンちゃん来たでー!というお話でした。
今後ドッグランに連れていくとか、そういうのがあったらまたワンちゃん関連の投稿をするかもしれません。
ちなみに、今回犬を引き取ってきたのは柏市にあるライフボート柏というアニマルシェルターです。
[参考]ライフボート柏
無条件で・・・というわけではありませんでしたが、比較的他の里親募集さんよりは柔軟だったのと、考え方みたいなところに共感できたこともあってか、スムーズに引き渡しをして頂きました。
避妊手術とワクチン1回打ってもらっていて、引き渡しの費用は3万円といった感じだったことも追記しておきます。
追記
もう一つ書き忘れていたことがあったので追記します。
ペットショップで買うことの是非について。
人道的な(犬道的な?w)あれこれはさておき、僕はペットショップに「トイレの環境をしっかりしてくれい!!」というのを求めたいです。
というのも今リアルタイムでトイレトレーニングに苦戦しているからで・・・。
アニマルシェルターにせよ、ペットショップにせよ、狭いケージ内で寝床もトイレも一緒にされている状態が続くと、その後のトレーニングが難しくなると思うんですよ。
もっと赤ちゃんのうちからそこだけしっかりしてもらえてたら・・・飼う時にこちらが楽になるというかw
なるべく飼い主の苦痛が少ない方が、飼育放棄とかも少なくなるでしょ?
だからもし!
ペットショップで犬を買うのであれば・・・なるべくトイレが別になっている状態で飼育されているところで。
願わくばトイレトレーニングができているところで!!が推奨です!!
2022/03/12