ドスパラの9,980円のスティックPCって何気に敷居が高い気がする
2020/05/02
スティックPCという存在を知りました。
その存在を聞いた瞬間に
なんか便利そう
って直感的に感じたんですが、
よくよく調べてみると、なんだか敷居が高い気がしました。
まとめます。
スティックPCとは
僕が知ったのは、ドスパラというPCショップで販売されているもの。
ドスパラ スティック型PC!!
11センチ×3.8センチという、
USBフラッシュメモリをちょっと大きくした感じの筐体に
Windows10やらインテルのクアッドコアプロセッサーやら、
32GBeMMCやらが入っている、ちゃんとしたパソコンです。
※eMMCはハードディスクみたいなものだそうです。
最初、見た目の形状から、USB端子が本体から出ているのかと思ったら、
これがHDMI端子(映像とか音声出力の端子)で、
そのままテレビに繋いで出力が出来る仕様みたいです。
敷居が高い点
僕が「ん??」って思った点はいくつかあります。
思いつくだけでもこんな感じ。
- 電源が別途必要
- 場合によってはキーボードが複数必要
- モバイル利用は出来ない
- 壁掛けテレビには場合によっては使えない
電源が別途必要
形状からUSBメモリっぽいので、
あの端子を差し込めば使えそうなイメージです。
が、HDMI端子は電源を供給する為のものではないみたいなので、
別途電源が必要になります。
電源用のMicroUSB端子を本体横に備えているので、
テレビに接続して、電源をコンセントにさして起動、って感じみたい。
場合によってはキーボードが複数必要
テレビで使うことを想定しているらしく、
ワイヤレスを使おう!みたいなメーカーの謳い方でしたが、
Windowsの最初のセットアップでBluetoothが使えないことから
有線キーボードか、Bluetooth以外の無線キーボードを用意しましょうみたいになってる。
最初からUSBワイヤレスキーボードを使おうって思ってるならいいけど、
Bluetoothで他の機器と流用しよう、みたいなのだと困っちゃうみたい。
※もちろん起動後はBluetooth接続もできるみたいです。
モバイル利用はできない
小さいことの利点は、部屋がすっきりする事と、
持ち運びだと思っています。
最初このモデルを見た時に、
タブレットのUSB端子に接続して、タブレットから電源供給しつつ、
タブレットをモニタ代わりにして使えるPCなのでは!?
と期待したものです。
なんというか、形がそういう期待をさせてます。
だから、勝手に期待して、勝手に裏切られた感じw
電源の問題は別途外部バッテリーを持ち歩く事が出来たとしても、
HDMI端子のついたモニターをモバイルで持ち歩く奴ぁいねェって感じですよね。
壁掛けテレビには場合によっては使えない
HDMI端子がテレビにどうついているかが問題なんですが、
完全にテレビの背面についている場合、こいつを差し込めないですね。
まぁ、それだと他の機器(レコーダーなど)もそうなっちゃうから、
テレビの構造的にあまりあり得ないのかもしれないけれど、
公式でそれっぽい画像があって焦りましたw
ただ、別途HDMI延長ケーブルがついているそうなので、
それを利用すればいいみたい。
これは、誰が嬉しいPCなの?
これらの事を考えてみて、
「これ、誰用なんだろう・・・」
って疑問に思いました。
テレビにさせても、結局は電源ケーブルがぷらーんってなっちゃうから
すっげースタイリッシュってわけでもないし、
そもそも備え付けなんだったら、もっと拡張性のあるデスクトップPCで良いわけだし。
※こいつのUSB端子を増やすとか、中身をグレードアップするとかできるなら話は別。
Bluetoothと有線のキーボードを両方持っているような人って、
もっとパソコン大好きな人だと思うと、これで満足するのかわからないし。
挙句に、モバイルじゃないとなると、
小さくて持ち運べる利点が本当によくわからない。
しいて考えるなら、出張先とか旅行先で泊まったホテルのテレビに繋いでパソコン作業をしたい人?
・・・だったらノートPCとかタブレットを持って行った方が便利な気もする・・・。
※旅館のテレビって何気に小さいし古いんだよなー!
なぞ。
おわりに
とはいえ、男たるもの、新しいガジェットにはやっぱり惹かれるもんです。
「使い道はよくわかんないけど、とりあえず欲しい」
これが正解ですよね。
おそらく、世界中の人がこういうワクワクした気持ちになれば、
不況なんてなくなると思うんですけどね!
僕は、
タブレットに接続してPCに早変わりさせられるスティックが出たら買っちゃいます。
2020/05/02