待ちに待ったiPhone SEなのに、何故なんとなく「古い」と感じてしまったのか
2019/12/14
AppleのイベントでiPhone SEが発表されました。
もう数ヶ月前からiPhone 5sのアップグレード機種が出るということは話題になっていて、連日のようにiPhone関連のブログでリーク情報が出ていたのもここらで落ち着きそうですね。
名称についてはiPhone 6cやらiPhone 7miniやらiPhone 5mk-IIやら噂されてましたが、結果的にiPhone SEに落ち着いたようです。
※SEってのは「Special Edition」の略だとか。
内容は兼ねてより噂されていた通り、4インチのiPhoneに最新の性能が詰まっているというもの。
要はiPhone 6sの中身がiPhone 5sに入っていると思えば良さそうです。
で、これ「何がいいの?」って話なんですが・・・iPhone 5/5sユーザーなら共感できるかもしれない「iPhoneのデザインは5sで完成されてたよね」ってところがスタートで、「出来れば5sを使い続けたい」という想いが叶う端末だったわけです。
いままでスマホ業界って、せっかくいいデザインの物があっても、次の機種でそのデザインを廃止しちゃってたじゃないですか。
もちろんそれは家電然り、車然り。古いデザインは陳腐化させていくのが普通です。
さらに古い方のアイテムを使い続けようと思っても、どうもOSアップデートの影響なのか物理的なパーツの劣化なのか、まともに動かなくなっていくんですよね。
そういうわけで古いiPhoneは「騙し騙し使い続ける」という事が出来なかったわけです。
それが公式に「この古い形のiPhone、中身新しくしといたから!」って発表があったんだから、そりゃ嬉しいわけですよ。
なぜiPhone SEは率直に「古い」と感じたのか
iPhone 6が発表された当時、原点回帰のような丸みを帯びたデザインと、
それまでのiPhoneシリーズの進化を感じさせるデザインの融合で、僕の周りの人たちは「iPhone 5の方がデザイン良かったよね。でも、性能が追いつかなくなってきたから6に変える」みたいな事を言っていました。
実際に僕の弟もiPhone 6を初めて手にした時に「何か違う」って言っていたぐらい。
でも慣れって怖いもんですね。
今ではiPhone 6のデザインこそ美しく感じるようになってしまったのか、iPhone SEの画像を見ても真新しさを感じないのは当然として・・・何やら無骨な感じすらしてしまったんです。
それはベゼルの厚みなのかもしれないし、丸みを帯びていない部分なのかもしれない。
Zガンダムに慣れた後で初代ガンダムを観た時のような、あの感覚です。
僕らは1年半近く「最新デザイン」に慣れてしまった
初代iPhoneとかなら、「一周まわって良い」って感じなんですよ。古すぎるから。
でもiPhone 6に慣れてしまった僕らからすると、iPhone 5って「ちょっと古い」って位置なんですよね。
しかもこれが2年前に出ていたなら「ちょっと古いけど、やっぱこれだよね」ってなってたかもしれないのに、iPhone 6のデザインに1年半も慣れた後で出てきたから「古くてなんか今更だよね・・」みたいに感じてしまうのかな、と。
こうやって、否定ばかりしてても何もいいことないんですけどねw
iPhone SEを観て「ニューモデル感がない」って騒いでいるブログ記事をいくつか読みましたが、そういう人たちが抱えている感情ってつまりはこういう事なのかなと思ったわけです。
そもそもニューモデルじゃないし、なんだったら「ちょっと古い」のを出しているわけだから、そこにニューモデル感を感じようとするのがそもそも間違いなんでしょう。
※ちなみにニューモデルは秋にiPhone 7が出るはずですよ!
おわりに
それにしてもこのiPhoneの発表タイミングっていつだったら正解だったんでしょうね。
数年前にiPhone 5cが出た時にSEが出ていたら・・そりゃSEの人気が爆発してただろうけど・・・。
きっと当時の技術じゃ無理だったんだろうし、そもそもまだまだ最新機種がバンバン売れている最中なので出す意味もないんだろうし。
やっぱり今で正解だったのかな。
中国市場を狙っているそうなので、そもそも日本人はターゲッティングされていないのかもしれませんね。
とはいえ、なんだかんだ言っても僕個人としては「最新機能のiPhoneが$399で買える」というのはすごい事だと思いますし、欲しいです。
※$399が5万円オーバーなのは納得いかないけども・・・!
2019/12/14