10年使ったカメラ素人がD40からD3400に乗り換えた感想。
2020/02/13
昨年、ビーチでの撮影にガンガン使った帰りに突如としてシャッターが下りなくなってしまったNikonのD40。
その後、だましだまし使ってきましたが・・・いよいよ新しい一眼レフを導入することを決意しました。
僕が新しい一眼レフに選んだのは同じNikonのD3400です。
レンズ付きで6万円程度だったので・・・D40からの乗り換えにちょうどいいかなと思いました。
本当はもっと上のグレードを狙っても良かったのかな・・・とも考えましたが、自分の使い方や腕前を考えてもまだまだエントリークラスで十分だからです。
実際に買い換えてみた結論を言うと、めちゃくちゃいいです。
あれだけ手放したくなかったD40のことはすっかり忘れちゃうぐらい良い。
やっぱりさすがに10年の差があるとここまで使い勝手が変わるか・・・ってぐらい。
というわけで、一眼レフ歴10年ながらも素人同然な僕がD40からD3400に乗り換えたというお話です。
D3400に乗り換えてみた感想
手元に来たD3400はこんな感じ。
どうでしょう。D40ユーザーからすると「ほぼ同じやん」って感じですよね。
実際に僕も手に取ってみて「小さく軽くなった」とは感じましたが、それ以上にD40を使っている感覚に非常に近く、「なぜ早く乗り換えなかったのか」と後悔しているほどです。
操作パネル系もこんな感じです。
D40を使っていた人なら特に困ることなく使えそうなのがわかるかと思います。
外観の変更点としては液晶画面が2.5型から3型になった点、液晶横のボタンが4つから5つになっている点、あとは右手親指のグリップ部やその脇にある「LV」ボタンなどなど。
ちょっと慣れるまで時間がかかったのはプレビュー画面で画像を拡大しようとしてインフォボタンを押しちゃう・・・ってところぐらいです。
ちなみにサイズ的には約126×94×64mmだったのが約124×98×75.5mmとなっており、若干サイズアップしてるんですね!?
ただ重さが475g→445gとなっているおかげか、キット付属のレンズの重さのせいか、「軽くて小さい」という印象があります。
Fマウントレンズは上位互換
今回、D3400を購入するにあたって、レンズキットにするかボディ単体にするかで迷いました。
というのも、D40のレンズがまだまだ使えそうだったからです。
D40についていたレンズはAF-S Nikkorというもの。
D3400のはAF-P Nikkorというものです。
どちらも焦点距離18-55mm、F値は3.5-5.6。
なんか同じ規格っぽいし、使いまわせるなら使いまわしていきたいなぁ・・・と。
ただ、買ってみて使えなかったら嫌だし、調べてもよくわかんないしで、結局レンズキットにしちゃいました。
結論から言うと、これらはどちらもFマウントレンズと呼ばれる同じ規格のもので、どちらにも装着は可能です。
ただし、AF-SをD3400で動作させることは出来ても、AF-PをD40で動作させることはできませんでした。
D40にAF-Pレンズを装着させてもオートフォーカスが利かず、シャッターが切れないんです。
レンズによる「青み」の違い
D3400にAF-S、AF-Pの各レンズを付け替えて撮影してみたんですが、AF-Pレンズはちょっと青みがかる気がしました。
最初は本体側のホワイトバランスのせいかな・・・とか思ってたんですが、同じ条件でレンズだけ換えて撮影したのが以下の感じなので、レンズによって変わるものなのかな・・・?と思ってます。
こっちがD40に付属していたAF-Sレンズで撮影したもの
こっちがD3400についていたAF-Pレンズ。
AF-Sでズームした写真。
AF-Pでズームした写真。
この辺は好みの問題でしょうかね~?
それか何か設定を間違えているとかかな・・・。
僕もあまりに気になるようだったらホワイトバランスを調整していこうと思ってます。(とりあえずはAUTOで使いまくり)
フォーカス、暗所でのシャッターが速くなった気がする
D3400を使ってみて一番「D40と変わった」と感じる部分は、オートフォーカスの速度と暗所でのシャッタースピードが上がったことです。
オートフォーカスはもう本当に早い。
D40が「ん・・・ピピッ」って感じだったのに対してD3400は「んピピ」ぐらいです。
なのでシャッターチャンスを逃しません。割とマジで。
そして、今まで僕は絞り値を大きめにしてミニチュアを撮影するという用途によくD40を使っていたんですが、当然シャッタースピードが遅くなってブレやすかったんです。
・・・が、D3400に変えてからというもの、手でカメラを持った状態でミニチュアを撮影しても全然ぶれなくなりました。
なぜかと思ったらシャッタースピードが速くなったんです。
それでもちゃんと望んだとおりの撮影が出来ているという。
おそらくISO感度が200~1600のD40に対してD3400は100~25600と桁違いになっているからではないかと思います。
これだけでもかなり使い勝手というか、使える幅が広がった気がしています。
画質も高精細に
また、撮影した画像をプレビュー画面で見た際に「めちゃくちゃ綺麗」と感じることが多かったです。
単純に有効画素数が6.1MPから24MPになってるので、そりゃ細かいんですよ。
というかD40って600万画素ぐらいでよく頑張ってたよね。
iPhone 5あたりのリアカメラが800万画素ぐらいだったのを思うと、一眼レフに搭載されたイメージセンサーが如何に優秀だったのか・・・って感じです。
ただ、僕はL判およびWEB用ぐらいにしか使わないので画像サイズは落として使ってます。
コンデジ風にも使える
そして何がすごいって、3型の液晶を使って、コンデジみたいに使うこともできるんですよ。
僕は今回D3400の対抗馬としてNikonのJ5なるミラーレスを考えていたんです。
ミラーレスの利点って薄型である点と、撮影イメージを液晶で観ながら撮影できる点だと思うんですよ。
ただどうしても僕はファインダー越しの撮影というのが条件から外せなかったのでD3400を選ぶことになったわけなんですが・・・。
D3400だと液晶脇にある「Lv」というボタンを押すことで撮影イメージを観ながらの撮影が可能になります。
動画だって撮れちゃう
そしてそして、そのLvボタンを押したモードであれば、シャッター脇にある赤い丸のボタンを押すことで動画撮影も可能になります。
一眼レフで動画って撮れるんですね~。
時代は進化してるんだなぁ。
ちゃんと音声も録れるし、プレビューでは音も出るので、マイクやスピーカーも内蔵されてるんでしょうね。
ファインダーにグリッドもある
あと地味に嬉しかったのはファインダーの中にグリッドというか、ある程度傾きなどを調節できそうな指標が表示されています。
僕はどうしても写真が左下に傾く癖があるので、こうした指標があると便利です。
おわりに
というわけで、ありがとうD40、これからよろしくD3400といった感じになりました。
もしD40の調子が悪く、「今と変わらないか、ちょっといいぐらいの性能でいいんだけどなぁ・・・」という方なら、D3400はかなりおすすめなんじゃないかと思います。
よーし、ここからまた10年はお世話になるぞー。
2020/02/13