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BOØWYのJUSTYに出てくるボナンザグラムは今や飲めないジャマイカンラム。

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      2020/05/04

最近AmazonのプライムミュージックでBOØWYのライブバージョンをよく聴くんですが、僕が初めてギターソロを本格的に練習しようと思った曲に「JUSTY」というものがあります。

もうめちゃくちゃカッコいいんですよ。
当時、頑張って頑張ってようやく弾けるようになって。

「こんなの弾けたらマジイケメン」とか思ってたわけです。
全然モテなかったけど。

で、後に藤木直人さんがBOØWYのカバーアルバムでJUSTYをカバーしてたらそれがまためちゃくちゃカッコよくて。
あー、カッコいいギターソロが弾けるからイケメンなんじゃなくて、イケメンだからカッコいいギターソロが弾けるんだなーなんて思ったものです。

さて、そんなJUSTY。
出会った当時中学生だった僕は英和辞典でその意味を頑張って調べました。

でも、当時の英和辞典には載ってなかったんですね、JUSTYなんて。
街のレコード屋さんに行けば「JUSTY-NASTY」というバンドのCDが置いてあったりして、ますます気になったわけです。
※ちなみにJUSTY-NASTYのギタリストだった辻剛さんはKing & Queenあたりの布袋さんのライブでギターを弾いてたカッコいい人です。

そしてそして、さらに言うとJUSTYの歌詞にはある有名な謎のワードがあるんですね。
それが「ボナンザグラム」です。

歌詞を載せることはできませんが、どうやらボナンザグラムは片手に持って微笑むことができるような物らしいです。
当時から何十回何百回と歌ってきた曲ですから、未だにソラで歌えるわけで、心地いいフレーズなわけですよ。

心地いいんだけどなんだかわからない。気になる。

というわけで、調べてみました。

ボナンザグラムを探す旅

僕が中高生当時とは違って、今はだいぶ便利な時代になりました。
Google先生に「ボナンザグラムってなーに?」と聞けばだいたい答えてくれますからね。

というわけで「ボナンザグラム」で検索したところ

  1. 穴埋めクイズの一つ
  2. ジャマイカのラム酒

というのが圧倒的に多く出てきました。
なんだ、答え出てるんじゃん~。

穴埋めクイズを片手に微笑むプリマドンナはたしかにエキゾチックでイタズラなのかもしれませんけど、やっぱりここは「ジャマイカのラム酒」の方が正しいんじゃないかと思います。
なんとなくロックンロールな感じがするし。

で、そうなってくると「飲んでみたいぞ!」って思うわけですね。
そこで調べてみるんですが・・・いっこうに出てこないんですよ。ボナンザグラムが。

というか、Bonanzagramで検索しても日本のサイトばかりが出てくるし(これはGoogleがローカライズ、パーソナライズしたのかもしれないけど)、なんだったら「穴埋めクイズ」の方も全然海外サイトでヒットしないわけです。

当然、ボナンザグラムの通販もありませんでした。

そこで僕は疑問に思います。

みんな、先に出た通説を信じ込んでいるけれど、それ、真実なの?ジャスティなの?って。

英英辞典に聞いてみた

そんな時に役に立つのが英英辞典です。
いわゆる国語辞典のようなもので、海外の方が英語の意味を調べるのに使う辞書ですね。

試しにbonanzagramと入れてみますが・・・ヒットしませんでした。
ラム酒の方はさすがに商品名だとしたらヒットしなくても仕方ないけれど、クイズ名なんだったらヒットしてもおかしくないですよね。

たとえば「クロスワード」とか。国語辞典で出てくるでしょ・・・?

これはいよいよきな臭くなってきました。

言葉の間違いや造語の可能性

これ、本当に「ボナンザグラム」なのかなぁ・・・?

そう考えた僕は「ボナンサクラム」とか「ボザンナグラム」とか、いろいろアナグラムってみて検索をしたり、フランス語あたりが怪しいと踏んで「bon an sacrum」とかGoogle翻訳に聞いてみたりしました。

だいたい語尾が「ラム」だからラム酒って思いこんだだけで、もしかしたらヒムロックの造語なんじゃないのこれ・・・なんて疑ったりも。

でも、いくら方向性を変えて検索しても出てこないんですね・・・この時点で1時間ぐらいは検索してました。

結局ラム酒だったよ!

で、原点に立ち返って、「ジャマイカ ラム酒」とか「Kingston Spilits」とかいろいろやってたら・・・ついに出てきました。

・・・結局ラム酒だったというw
みんな、疑ってスマンかった!!!

出てきたのはこちらのサイト。
[参考]Peter’s Rum Labels

ジャマイカの首都、キングストンの醸造所「TTL Bottlers Ltd」が製造していた「Captain’s Reserve」という銘柄と並んでBonanzagramがあったそうです。
※いずれも度数は40°だったそう。

当該サイトによればラベル(エチケット?)はこんな感じ。

カリブ海のラム酒らしく、海賊にまつわるイラストが入っていてカッコいいですね。
サーベル、船長、大砲に酒樽、帆船にお宝・・・。

この船長さんはヘンリー・モーガンだったりするのかな。

ジャマイカのラム酒で日本でも有名な銘柄の一つに「キャプテン・モルガン」がありますが、キャプテン・モルガンを仕掛けたのはカナダの酒造メーカー「シーグラム社」でした。
TTL Rum Bottlers Ltdとシーグラムの関係性はわかりませんが、BonanzagramとSeagram・・・どっちも語尾がgramなのが怪しいですw

せっかくなのでラム酒を楽しむお話も

ボウイファンなら「じゃあボナンザグラム飲んでみたいわー」って思いますが、どうやらこれはもう製造されていないアイテムっぽいですね。
実は80sの酒場にすらオールドストックとして置いてあったんじゃないかな・・・。

もし雰囲気だけ楽しむなら、前述したキャプテン・モルガンが比較的簡単に手に入っていいかもしれません。
が、キャプテン・モルガンは現在アメリカ領のバージン諸島で製造されているため、ジャマイカンラムとは言えません。

なので、マイヤーズラムあたりがいいかもしれませんね。
度数的にもちょうどいいし。

JUSTYの歌詞の通りなら、おそらくラムをストレート、またはロックで飲むのがいいのかもしれません。
ボウイだけにロックかな!

でも僕はそんな飲み方すると喉が焼け死んでしまうので、キューバリバーがオススメです。

ラムをコーラで割って、ライムを軽く絞ってステアするだけ。超簡単カクテルです。
ラムとコーラ、そしてライムってびっくりするぐらい合うんですよこれが。
暑い夏にグビグビ飲みたいイメージですね。

あとはバニラアイスに小さじ一杯ぐらいのラムを垂らして食べても美味しいです。

おわりに

というわけで、JUSTYのボナンザグラムについて調べたお話でした。

僕は以前まわりの人に「ラム酒ってのは要するにサトウキビのスピリッツなんだから、黒糖焼酎と同じだよね!?焼酎バーをやって黒糖焼酎コーラってのをやれば流行ると思うんだ!」と言いふらし、白い目で見られたことがあります。

いけると思ったんだけどなぁ・・・。

ちなみにタイトルのJUSTYについては、未だに答えが出ていません。
おそらく「JUST」を形容詞化した造語なんじゃないかな・・・。「ちょうどいい〇〇」みたいな。

   

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      2020/05/04

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Comment

  1. BOØWYは友達のお兄ちゃんがファンでしたね。
    自分がBOØWYを知ったのは氷室のKissmeからでした。
    友達が布袋モデルのGt持っててうらやましかったです。
    当時中学生だったかなぁ。

    JUSTY+NASTYは今も聞いてますwその名前が出てきてびっくり。
    20歳頃から「CRAZE」って名前のバンドのおっかけをしてまして。
    JUSTYのVo藤崎さんとデランジェ、CRAZEの瀧川一郎さんが
    好きでしたねー。
    辻さんはJUSTY脱退後、サポートなどしてましたね。
    某ビジュアルバンドのプロデュースもしてました。
    ライブ会場のトイレで藤崎さんとばったり横になったのは
    今でもいい思い出です(笑)

    • kaketayo より:

      しょうちゃんさん

      コメントありがとうございます!
      って、SHOさん!?w

      >自分がBOØWYを知ったのは氷室のKissmeからでした。

      そうですね~、僕も解散後です。同年代なのであたりまえですねw

      >友達が布袋モデルのGt持っててうらやましかったです。

      僕は例のアミダクジのヤツではなく、無塗装の布袋モデル(廉価版)を親に買ってもらいました。
      今は実家に眠ってます・・・持って帰ってこようかな・・・。

      >JUSTY+NASTYは今も聞いてますwその名前が出てきてびっくり。
      >20歳頃から「CRAZE」って名前のバンドのおっかけをしてまして。
      >JUSTYのVo藤崎さんとデランジェ、CRAZEの瀧川一郎さんが
      >好きでしたねー。

      おおおー!僕はCRAZEは聴いたことないんですが、BODYは擦り減るまで聴きましたw
      瀧川一郎さんも当時のギター少年たちの間では話題でしたよね。

      JUSTY NASTYはそれこそ今回この記事を書くにあたってちょっと聴いてみたんですが、ボウイ好きにはかなりクセになる感じがありますね・・・。
      ちょうどあの時期とそれ以降のヴィジュアル~ロックバンドを繋ぐ中間的なイメージです。

      >ライブ会場のトイレで藤崎さんとばったり横になったのは今でもいい思い出です(笑)

      トイレでw
      握手も求められない状況ですねw

  2. SHOさんです。
    BY-SEXUALのボーカルSHOさんではありませんww
    え?なにかありました?

    SHOって名前で昔HPしてました。
    おいらが21歳~ホリエモンが球団買収騒動まで(笑)
    当時ソーシャルネットワークなんて無かったから
    HPのBBSがその代わりでしたよね。

    もうね、黒歴史です。

    今のブログも黒歴史なんですけどね。

    BODYもいいっすね~。

    当時人気すごかったらしいですね。
    最近はああいうロックもあまり聞かなくなったけど
    たまに聴くとあの頃を思い出します。