ホットウィールは1:64なのか?極端なデフォルメとは
2018/12/09
ホットウィールのメインレーン、公称スケールは1:64です。
これはトミカとかと同じスケール(のはず)。
正確には、「高速ホイールを履いた3インチスケールのミニカー」ということなので、
だいたい全長8センチぐらいで統一されています。
ホットウィールの解説なんかを見るとよく、
それまでのミニカーが造形や車内など、実車を忠実に再現している模型的要素が強かったのに対し、ホットウィールは玩具として見た目の『かっこよさ』を前提としたのが最大の特徴である。そのため車種のほとんどが派手な外板塗装やエアロパーツが装備されているほか、極端なデフォルメを行ったものもある。
(Wikipediaより)
と書かれています。
「極端なデフォルメ」ってどういうことだろう?って気になりませんか?
僕はこれが長らく理解できなかった。
むかしビートたけしがテレビで、「実際の車はミニカーに比べて縦長なんだよなァ」って言ってたけど、
そういうことなのかな?とか。
今回、いろいろと買ってみて「あ、こういうことか!」とわかったので紹介します。
ホットウィールのスケール感の違い
あれこれ言うより、この写真を見て貰うのが一番だと思います。
左上がFORDのF-150というフルサイズピックアップトラックです。
これはなんとなく1:64っぽいイメージはありますよね。
問題はそのつぎ。
右に並ぶのはスクールバスです。
アメリカでよく見かける、あの黄色いやつ。
これですねー。
これとピックアップが、タイヤのサイズから車体サイズまでがほとんど同じっていうw
もうこの時点でありえない感じです。
バスが極端にデフォルメされているわけですね。
そして次、下の段左のハーレーFAT BOY。
ハーレーと言えば大型バイクという事は誰でも思いつくと思いますが、
さすがにスクールバスよりデカいバイクはありえませんw
最後に、右下のKNIGHT DRAGGIN’というHWオリジナルデザインカーに乗っているフィギュア。
もしこれが左のハーレーに乗ろうもんなら、「足が届かない」どころの話じゃ済みません。
というわけで、スケール感にはかなりのバラ付きがあることがわかりました。
1:64スケールではなく3インチに合わせてるわけだから当然です。
そもそも基準のF-150は1:64なのか
FORDのFシリーズはだいたい全長が5,000~6,000mmなわけですから、
1:64で考えると、78~93mm。
’15 FORD F-150の長さが75mm程度だったのを考えると、
若干小さめですね。
って思うと、ピックアップトラックですらスケールは微妙ってとこで、
もしかしたらセダンとかに合わせてるのかな?
おわりに
というわけで、良く聞く「極端なデフォルメ」はこういうことだったのかも、という話でした。
そもそもが子供がレースする為のマシンなわけですから、
こだわるポイントは「本物かどうか」じゃないのは頷けます。
2018/12/09