3万円ぐらいで買えるiPhoneを求めて、SIMフリー機および白ロムの価格や型番などを調べたお話
2020/05/02
妻の母がスマホ(Android)を使い始めてはや8ヵ月。
どうしても難しいそうで、「〇ちゃん(妻の名前)と同じヤツにしたい」という要望が出てきました。
※妻が使っているのはiPhone 6sです。
「AndroidもiOSも一緒やん」って思う方もいるでしょう。
でも僕は、やっぱりなんだかんだiOSの方がライトユーザー向けだと思うんですね。
直感的ですし、「できないこと」が多いし。
なのでiPhoneを探すことにしたのです。
・・・が、一つ問題がありました。
それは・・・「iPhoneは高い」ってこと・・・!!
iPhone 6sなんて現行モデルからは3世代も前なのに、未だに5万円とかするんですよ。
中華Androidだったら普通にスナドラ845とか買えちゃいます。(たぶん)
ただ、背に腹は代えられないので・・・価格と状態について調べることに。
また、格安SIMで簡単に使えるものなのか?国内版と海外版の違いなども気になったのでまとめました。
iPhone 6、6S、SEのSIMフリー・白ロムアイテムを探す
僕個人的には義母がiPhoneが欲しいと思ったことは、なんとなく良いことだよなーと思ったんです。
「使えるようになりたい!」という意欲が出てきている証拠だし、これを蔑ろにしてしまうのはもったいないなと。
もったいないばあさん来るよ、と。
さてさて、今回はiPhoneの「6」、「6s」、「SE」から国内版のSIMフリー、または白ロムを探すことにしました。
というのも、妻が使っているヤツ=iPhone 6sが欲しいと言った時点で、「同じのを使えば教えてもらえる!わかりやすいハズ!」という想いがあっただろうと思ったから。
そういう理由から必然的に「7」以降のiPhoneは除外されました。(そもそも高いし)
また5s以前のiPhoneの場合SIMロック解除が手間だったり、場合によっては解除出来ない可能性もあると思ったので、現在FreetelのSIMを使っている義母にはSIMロック解除されている端末が望ましいだろうと思ったのです。
※docomoのだったら5s以前の端末もいけるのかな??
3つの性能を簡単に比較
では「6」、「6s」、「SE」を簡単に比べるとどんな違いがあるのか、以下の表にまとめました。
6 | 6s | SE | |
---|---|---|---|
画面サイズ | 4.7インチ | 4.7インチ | 4インチ |
性能 | A8 | A9チップ | A9チップ |
価格 | やや高 | 高 | 安 |
正規新品 | × | 〇 | 〇 |
発売時期 | 2014.09 | 2015.09 | 2016.03 |
本当は「娘と同じヤツ」と思っているので「6s」が望ましいわけです。
ただ・・・前述の通り6sってまだまだ高いんですよ。
そうなると6sとOSおよび外身が同じである「6」が候補にあがるんですが・・・これはもはや正規新品の販売が終了しているアイテムですし、ネットを探しても新品なんて出てきません。
なので中古品を探すしかない。
しかも性能が6sに搭載されているA9からはやや劣るA8チップというのもちょっとだけネックです。
だったら同じA9を搭載して、かつ新品価格も安価なSEはどうでしょうか。
Appleストアで購入しても39,800円とiPhoneにしてはあり得ないほど安価です。
問題は4インチというサイズですね。
義母は現在6インチのAndroidを使っており、それでも誤タッチが多いそうなんですよ。
これが4.7インチでも小さく感じると思うのですが、さらに(本体サイズでいうと)縦横に1センチずつ小さくなって・・・はたして使いやすいのかどうか、というのは判断に難しいところです。
SIMフリーを買うのか、白ロムを買うのか
また、iPhoneだったらどれを買っても良いというわけではなく、Appleストア以外で売られているiPhoneには「SIMフリー(国内版、海外版)」および「各キャリアの白ロム」というものが存在しています。
SIMフリーとなっている端末なら基本的にどんなSIMでも使える・・・ハズなんですが、実は日本においては「国内版」と呼ばれているものでないと周波数帯が対応していない可能性があるんですね。
周波数帯が対応していなければ・・・結局はドコモ、ソフバン、auの回線を拾えないことになるので、Wi-Fi環境下でしかネットが使えない、というか電話ができない可能性が出てくるわけです。
なので「国内版SIMフリー」となっている端末を購入するのがベスト。
国内版か海外版かはモデル番号からもある程度の見分けがつきます。
※モデル番号はiPhoneの裏面に刻印があるもので、販売店によっては商品説明に記載があります。
端末 | モデル番号 | マーケット |
---|---|---|
iPhone 6 | A1549 | アメリカ向け |
A1586 | 日本国内他 | |
A1589 | 中国向け | |
iPhone 6s | A1633 | アメリカ向け |
A1688 | 日本国内他 | |
A1700 | 中国向け | |
iPhone SE | A1662 | アメリカ向け |
A1723 | 日本国内他 | |
A1724 | 中国向け |
[参考]https://support.apple.com/ja-jp/ht201296
[参考]https://www.apple.com/iphone/LTE/
ただし、実はモデル番号だけ見て国内版だと判断することは出来ないんですね。
というのも日本国内向けに出荷されているモデルはどちらかというとインターナショナルモデルのような感じで他国にも出荷されており、他国に出荷されているものの中には日本とは違う周波数を使うものがあるから・・・です。
※GSM版、CDMA版とか言われています。日本はCDMA方式。
そこで、明確に日本向けのiPhoneかどうかを知るには型番を観るのが手っ取り早いみたいですね。
6、6s、SEの日本向けモデル、各型番は以下。
端末 | 型番一覧 |
---|---|
iPhone 6 | MG472J/A, MG4F2J/A, MG4A2J/A MG492J/A, MG4J2J/A, MG4E2J/A MG482J/A, MG4H2J/A, MG4C2J/A |
iPhone 6S | MKQJ2J/A, MKQN2J/A, MKQT2J/A, MN0W2J/A MKQL2J/A, MKQQ2J/A, MKQV2J/A, MN112J/A MKQK2J/A, MKQP2J/A, MKQU2J/A, MN0X2J/A MKQM2J/A, MKQR2J/A, MKQW2J/A, MN122J/A |
iPhone SE | MP822J/A, MP862J/A, MLLN2J/A, MLM62J/A MP842J/A, MP882J/A, MLXM2J/A MLXP2J/A MP832J/A, MP872J/A, MLLP2J/A, MLM72J/A MP852J/A, MP892J/A, MLXN2J/A, MLXQ2J/A |
[参考]iPhoneの製品番号/部品番号 モデル一覧 | iPod iPad iPhoneのすべて
型番だけみてもチンプンカンプンですが、よーく見ると最後の3文字が「J/A」となっていますよね。
この「/A」は無視してよい文字なので、「後ろから3番目のアルファベットが『J』となっているものは日本向け」と覚えれば良いみたいです。
というわけで、こうした型番が表示されているSIMフリーモデルを探していくことになります。
※厳密には海外版だったとしてもCDMA対応モデルであれば使えるハズですし、GSM(2G)モデルでもLTE周波数はつかめると思います。(自信ない)
ただですねー・・・SIMフリーモデルってなかなか売ってなかったりするんですよ。
6SおよびSEならAppleストア(正規ショップ)で国内版SIMフリーが買えますが、予算の都合上3万円ぐらいでどうにかしたいわけです。
そうなるとスマホショップなどで取り扱いがある「白ロム」も候補にあがってきます。
白ロムっていうのは・・・ここでは「キャリアのSIMロック端末」と思えばOKでしょう。
たとえばSoftbankのSIMを持っている人ならば、Softbankの白ロム端末を入手すればそのままSIMを挿すだけで使える・・・ということ。
義母のSIMはFreetelというdocomoの回線を使ったMVNOです。
なのでdocomoの白ロム端末ならそのまま使えるわけですね。
[参考]FREETEL SIM動作確認端末(対応端末)一覧 | FREETEL (フリーテル)
これなら型番をいちいち調べる必要もないし、楽なんじゃないかと思います。
3万円ぐらいで買える端末は・・・?
さてさて・・・そんなわけで3万円ぐらいで買えるiPhoneはどんなものがあるのでしょうか。
上にも書いたとおり、正規品の新品はSEですら無理・・・というのがわかりました。
そうなると正規品ではない未使用品、または中古品という選択肢になってきます。
正規品ではない未使用品には、たとえばキャリアから購入したものをそのまま転売したアイテムだったり、海外から輸入したものだったり・・・が考えられますね。
※ただし海外から輸入したものは周波数帯が対応していないGSM版の恐れあり。
SEの未使用新品ならちょうど3万円ぐらいで購入可能です。
6はすでに未使用品は出回ってないですね。
6sだともうちょっと高め。
では中古品だとどうでしょう。
今回「けっこう安い。」で有名なイオシスさんの在庫(記事執筆時点)を見てみたところ・・・
6sで中古Aランク品が26,800円~。
6のBランク品が15,800円~。(Aランクはなかった)
SEの未使用品が29,800円~・・・というラインナップでした。
[参考]けっこう安い。イオシス
もちろんランクを下げればもっともっと安くなりますが・・・3万円ぐらいと思っていたなら、SEだったら未使用品が買えちゃうんですよ。
でもなぁ・・・娘と同じヤツがいいって言ってたわけだから、これは6sのAランク品がいいんじゃないかなぁ・・・なんて思っています。
おわりに
というわけで、iPhone 6、6s、SEの価格などについて調べたお話でした。
結局は正規ショップで買うのが一番安心なんです。
保証とかもしっかりしているわけだし。
そうでないショップから購入したものは、白ロムの場合には「赤ロム化」(前の持ち主の端末残金支払が滞ってしまうことによるネットワーク制限状態)してしまう可能性もゼロではないですし、中古品ならどんな状態のものが家に届くかわからないという不安もあります。
あとは電池持ちとかも悪くなってるかもしれないし。
なのでまぁ、安く買おうとするからにはメリットを享受できる反面、それなりのリスクがあるというわけですね。
よーし、お義母さんに相談だ!
追記
買ったやで!
2020/05/02
Comment
どもども。
まだSEってまだ3万もするんだ。
と言いながらSE持ちです。
自分はSIMフリーを公式から購入したよ。
昨年の今頃画面バキバキにしてしまって、保証?加入してたから
8千円ぐらいで新品になりました。まだ現役っす。
このサイズが一番しっくりきます。
このサイズでまた出してくれないかなぁ。
しょうちゃんさん
コメントありがとうございます!
SE、公式だったらまだ4万ですよw
そういや僕も歴代iPhoneはすべてバキバキにしてきました・・・。
サイズ的にはやっぱり5、SEあたりの小ささが持ちやすくていいですよね。
ただですね・・・僕はいま5.5インチのAndroidがメインなんですが、これに慣れちゃうとこれもまたいいもんです。。
つぎのSEはまた同じサイズだったりするんですかね~?