果たして「高級時計を身に着けること」はカッコいいのだろうか！？

先日ファッション誌の高級時計特集を眺めていた時に「ハッ！」と真理に辿り着きました。

目指すべきは「高級時計をしている俺、カッコいい」じゃなくて、「ワイが選んだ時計だからカッコいい」なんじゃないのか！？って。

どういう意味かわかりませんよね！
ちょっと解説していきますね。

ロレックスが欲しくて仕方がなかった、あの日の夜

何を隠そうワタクシ、20代後半ぐらいからずっとロレックスのサブマリーナーが欲しいのですよ。
もう、憧れですよね。たぶんもっと稼いでたら買ってただろうなー。

で、その代わりというわけではないですけども、今から12年前ぐらいにSEIKOのダイバーズを買ったんですね。

これこれ。愛いヤツよ。
海外旅行に行くときなんか絶対に付けていって、プールでも海でもガンガン使い倒しました。

これがねえ・・・全然タフなんですよ。
買ってから一度もオーバーホールしてないし、なんだったら一回派手にぶつけて動きがおかしくなったことさえあったのに！
・・・いつのまにか直ってて今でもキビキビうごいてるんです。

なので「新しい時計を買おう」って気にならないというか。

「だったらあの時に無理をしてでもロレックスを買っておけばなー」って後悔をするタネにもなっているのです。
（どうせ10年以上も使い続けるんだったら高額なヤツでも良かったよな・・・って気持ち、わかるでしょ！？）

「ロレックスを付けている自分」はカッコいいのか！？

ただねー、ようやく先日気づけたんです。
頭に稲妻がズガァーン！！と落ちたような想いをしました。

それはこの見出しのとおり。
「ロレックスを付けている自分」がカッコいいのか？？ってことですよ。

そりゃみんなの憧れの品なので、ロレックスが欲しいってのは当然だと思います。
でもね、ロレックスを付けてる自分がカッコいいっていうと・・・その主体って「ロレックス」になっちゃうと思うんですよね。

自分がカッコいいんじゃなくて、あくまでロレックスがカッコいいだけじゃん？って。
それを買えるからカッコいいのか？？それを見に付けていたらカッコ良さゲージが上がるんか？？

なんていうか・・・「ロレックスにカッコ良さを決めてもらってる」やん？？

一方、もともとカッコいい人が「この時計はタフなのに安くて、全然時間もズレないし・・・だから使ってます」つって無名の時計を愛用してたら、どうですか？？
「カッコいい人が使ってる普通の時計」って、なんかめちゃくちゃカッコ良くない？ｗ

時計自体がカッコいいんじゃなくて、その人が主体となって全体がカッコ良くなっているというか・・・どうでしょうか。
「おれのカッコ良さはおれが決めてるんで」みたいな。

おわりに

つまり何が言いたいかって、「ロレックスに包まれてる自分」みたいなのって結局は「自分の自信のなさの表れ」だったりするのかなーってことなんですよ！

もちろんその辺の感じ方は人それぞれだから全然正解も何もないとは思うんですけども。
僕は今ようやくその域に辿りつけて、ちょっと気分がいいのであります。

これね、たとえとして合ってるかはわかんないんですけども。
ギターだったらやれギブソン・カスタムショップだとか、PRS 10topだとか・・・著名ギタリストでもすぐに1959レスポールを買おうとしたりとかするじゃないですか。
でもhideさんとか布袋さんとかなんて、フェルナンデスのギター持っててｗ（シグネチャーだから仕方ないけど）

で、ファンはそれに憧れてフェルのギター買うわけですよね。
僕が目指したい「カッコいい」って、こっちなんじゃないか！？

※急にギターの話されてもわからんってか！

追記

洋服を着こなしているのか、着させられているのか？みたいな話もコレっすかね・・・。