中華な(?)ヒートガンでギターの塗装を剥ぐ【Dlmond 2段階調温】
2023/08/08
実家に眠っていた、およそ26年前に購入したギターを持ち帰ってきました。
・・・そうか、あれからもう26年も経つのかぁ。
見ての通り、派手に素人ペイントを施されてしまったギターで・・・なんか「我が家の中のジャンク品」みたいな感じになってしまってて。
ちょっとリフィニッシュさせてやろうと思ったのです。
で、塗装をガリガリと剥がしていたのですが・・・なかなか思うようにいかず。
「アイロンをあてるといいよ」って言われたんですが、、、
当時どんな塗料で色を塗ったのかすっかり忘れていて・・・アイロンにべっとりとついてしまったり。。。
仕方ないからクッキングシートを間に挟んで温めてみたりしてたんですけど、、、なんか効率が悪くて!
これに手を出してしまったのであります。。。
Dlmondとかいうブランドのヒートガンで、Amazonで送料込み2,000円でした。
果たして2,000円のヒートガンは使えるのか!?
試してみたのでレビュー致します!
2,000円のヒートガンは・・・使えた!
僕が購入したのはDlmondというブランドの2段階調温機能がついたヒートガンです。
公称スペックだと1,800Wまでの消費電力で、300度または600度の熱風が出せるとのことでした。
同じブランドからは小型でもうちょっと安く、温度設定もやや低めのものと、同じガワを使った無段階調温(つまみみたいな感覚で温度を調節するみたい)のものがありますが、いずれもOEMというか・・・中華のどこかで作られたものに同社のブランドシールを貼っただけのものじゃないかと思われます。
※Amazonには類似商品がめちゃくちゃ出品されているので・・・。
これね。
Amazonで「ヒートガン」って検索したら、この黄色×黒のアイテムがいくつも出てきますから。
今回はその中でもユーザーレビューが多めだったDlmondの物に手を出しました。
ちなみにこういう中華っぽいアイテムをAmazonから買う時は一応「サクラチェッカー」を使ってます。
[参考]サクラチェッカー
サクラチェッカーではAmazon商品についたレビューの信ぴょう性に対する指針みたいなものを判定してくれます。
これによるとなかなか信憑性の低いアイテムだったっぽいんですけどね~w
「2,000円だし使えなくても勉強代」と思って買ってみた感じ。
(ちなみにさくらチェッカーの情報も100%正しいってわけじゃないと思うので、最終的には自己判断で!)
2段階の調温はこのHIGH / LOWのことで、HIGHだと1800W使って600℃、LOWだと1000W使って300℃ってことみたいです。
この辺がドライヤーとは異なる点で、ドライヤーよりも短時間かつ高温の熱を使えるというのがヒートガンの利点なわけですな。
1800Wだと一般的なOAタップとかの許容する容量を余裕で超えてくると思うので、使う際には家の壁についているコンセントに直で繋ぐのが安心ですかね。
アマゾンのレビューでも悪名高かった排熱口がこちら。
完全とは言わないまでも塞がっちゃってますね~。
熱を出す部分が塞がっていると、内部に熱がこもるので故障の原因になりやすいのかなと。
出来る人は分解して内側から貫通させてあげると、熱が効率的に逃げてくれてツールも長持ちするかもしれません。
・・・僕はそのまま使いました。
使用感
ギターの塗装を剥がすのには300℃の方を基本的に使いましたが、なかなかスルスル剥がせて面白かったです。
アイロンだと2~4分ほど乗せておかないと剥がれないような塗面でも、ものの数秒で上の写真のような感じになりました。
ベロ~ンって剥がせて、その後冷えて固まって塗料がカチカチになるのがなんとも気持ちよかったですよ~w
あとはハンダも溶かせるというのでやってみました。
うん、溶けるには溶けますが・・・それよりもその近くにあった絶縁チューブが先に溶けてたわ、、、
一応ダンボールでマスクを作って、狙った半田以外のところに熱が行かないように・・・ってやってたんですけどね。余裕で熱が伝わってたわ!
おわりに
というわけで、中華な(?)ヒートガンのレビューでございました。
とりあえず記事執筆時点で合計4~5回使ってますけど、今のところ特に不調はありません。
もちろん毎回休ませ休ませ使っているので、連続でガッと使ったらどうなるか・・・?はわかりませんが。
機能としても必要十分って感じで僕にとっては問題なし。
1000W-300℃でも十分だったのを思うと、もしかしたら小型のほう(300W Max 250℃)でも良かったのかな~?
※そもそも本当に1000~1800Wも使ってるのか!?というのは謎ですが!
2023/08/08