Siku「カルマンギア・カブリオレ」のレビュー。なかなか素敵な仕上がりの3インチミニカー。
レトロなVolkswagenといえば、ビートルやワーゲンバスが人気ですが、
僕は断然カルマンギア派です。
カルマンギアはビートルやType 3の派生車種で、イタリアの自動車ボディデザインスタジオであるカロッツェリア・ギアの原案に、ドイツのカルマン社が生産したボディとフォルクスワーゲンのコンポーネントを組み合わせたというマシンです。
僕はこれを手に入れた当時、カルマンギアが欲しくて中古車情報をよく見ていました。
おそらく、その影響でミニカー入手にも繋がったのではないかと思います。
(いつ、どこで買ったのか全く覚えてない)
さて、カルマンギアのミニカーですが、2017年のホットウィールにはラインナップされるような噂がありますが、僕が探していた当時にはありませんでした。
※正確にはあったのかもしれないけれど出会えませんでした。
そこで僕が目をつけたのが、Sikuというブランドのミニカーだったわけです。
カルマンギア・カブリオレのレビュー
Sikuは「ジク」と読み、「Sieper Kuntstoffe」の頭文字を取ったもの。
Sieperはドイツの会社で、設立はなんと1921年。
ミニカーの販売も1950年代から始まっていて、トミカやホットウィールから見たらパイセンなわけです。
実際の車の設計図からミニカーをモデリングしているという、本物志向のブランドと言えますね。
日本では子供むけの木のおもちゃなんかを取り扱っている「ボーネルンド」の店頭でブリスターをよく見かけます。
今回レビューするのは、このSikuブランドの中にあったカルマンギア。
サイドから見ていきます。
ボディサイド
ボーネルンドはデンマーク語から作られた造語らしいですが、日本の会社だそうです。
そんなボーネルンドとSikuがコラボしたモデルみたいですね。
ボディサイドにしっかりボーネルンドのロゴが入っています。
逆側は2008とペイントされていますね。
そういえば思い出したんですが、これ、市販のSikuじゃなくてなにかのキャンペーンモデルだったような気がします。
ホイールもちゃんとVWって入っていて、クオリティの高さを感じさせます。
フロント
ご尊顔もこんな感じで、僕が持っている3インチミニカーの中ではなかなか細かく作られています。
特にヘッドライトがクリアパーツで仕上げられている点なんかは好感が持てますね!
また、ナンバープレートも「SI-KU 240」と細かく彫り込まれています。
ホットウィールだったら絶対にありえませんw
ただ、若干タイヤが内側に入り込みすぎてるような気がしないでもないですね。
リア
後部はフロントに比べるとシンプルな仕上がり。
雑に遊んでいたためか、だいぶ禿げちゃってます・・。
写真では伝わりづらいですが、ハッチの右側にカルマンギアのロゴが入っています。
インテリア
インテリアパーツはホットウィールなんかと変わらない感じの一色成型でした。
ベース
このカルマンギアは、数年間、飲食店のディスプレイとして使っていたため、タイヤの裏に接着剤をつけて留めていたという可哀想な経歴をもっています。
そのせいでタイヤがボロボロですね。
また、こう見てもやっぱりタイヤの車軸幅が狭いような気がします。
ベース面には
- KARMANN GHIA CABRIO
- 1308
- siku
- 44PS
- 32kW
- 4000U/min
- 1493ccm
- 136km/h
- 4Zyl.
と、いろんな情報が刻まれていました。
ちなみにCABRIOはカブリオレのことで、オープンカーを意味します。
上部
ボンネットやハッチバックのモールドは、今にも開きそうなぐらいしっかりと彫られていますね。
そしてボンネットにはこれまたしっかりとボーネルンドのロゴが。
3インチミニカーにしては珍しく、運転席側にサイドミラーがついているのも特徴的です。
おわりに
というわけで、Sikuのカルマンギアのレビューでした。
今回よくよく見てみると、結構作りがしっかりしたことに驚きました。
これはSikuの他の車種も見てみたいですね。
ボーネルンドに行くのが楽しみになってきました!
ちなみに個人的な話ですが、これ、息子が踏んづけちゃってフロントガラスが割れてしまったんですね。
そのため、写真に載っているのは僕が接着剤でフロントガラスをつけたものなわけです。
もしかしたらフロントガラスの角度が違ったりするかもしれない点をご容赦ください。
Comment
こんにちは!
Sikuとはまたマニアックですね…嫌いじゃないです。
しかもカルマンギアなんてあったんですね!
色もいかにもな感じで凄い可愛いです。
私も、まだミニカーを本格的に収集するようになる前に、SikuのOPELフロンテラを衝動買いしました。(あの頃はまだ¥400くらいだったかなぁ)
当時、いすゞのmuが凄く好きで、探しているでもなく偶然このSikuのOPELを見かけて「muに似てるなー」と思って購入した物です。
後で調べたらいすゞからのOEM供給車だったので驚きました。
それだけSikuの造形がリアルだったという事ですよね!
あとsmartも買いました。
smartのミニカーは各車色々出ていましたが、自分なりに吟味して、最も実車に近いバランスに見えたSikuの物を買いました。
トミカからも出ていましたが、ボディに対してタイヤが小さかく、自分の持つsmartのイメージとはかけ離れていたので見向きもしませんでした(w)
今でもヨドバシカメラ等で良く見かけますが、他社と違って変わった車種が多いので見ていて楽しいですね。見ていると全部欲しくなります。
この前発見したのが、スキー場には欠かせない圧雪車。底面にタイヤがあったのでクローラーは動かないでしょうけど、あのサイズでピステンがある事に驚きました。
チープミニカーも好きですが、こういうマニアックなミニカーも大好きなので、次に見かけたら買うつもりです。
作りが丁寧なので価格的には納得できるのですが、出来ればもう少しお安くなってほしいですね。
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
やっぱりSikuにも反応されましたね!w
Sikuの印象って「欧州車」だったんですが、意外にもアメ車や日本車があったりして見逃せなかったりしますね。
2016年のNew Modelsとしてランボルギーニ・ヴェネーノがラインナップされていたんですが、なかなか発売されないようで困ってますw
※発売されたらトミカとホットウィールと造形を比べたいと思っていました。
オペルもMuも僕の勉強不足で知りませんでした。
でもやっぱりゲットされてますね~w
>smartのミニカーは各車色々出ていましたが、自分なりに吟味して、最も実車に近いバランスに見えたSikuの物を買いました。
なるほど、そういう買い方もあるんですね~。
Sikuは実車設計図に沿っていると聞くと、確かに一番実車に近いのかもしれません。
人間の目が違う縮尺のものを同じように見られるのかはわかりませんが・・・。
>作りが丁寧なので価格的には納得できるのですが、出来ればもう少しお安くなってほしいですね。
そうですね・・・このクオリティなんだからこの価格は妥当と言われたらそれまでなんですが、チープミニカーの魅力を知ってしまうと「うーん・・・」となる部分があるのも確かです。
まぁ、同じようなスケールなので同じように扱いがちですが、HWとは別物!と思わないといけませんねw
僕は先日ボーネルンドでキャラバン付きのビートルを見かけてしまい、次にSikuを買うならそれかなぁ・・・と思っています。
こんにちは!
恥ずかしながらSikuのミニカーは上の2台しか持ってないんですよ…
他にも色々と欲しい車もあるのですが、価格が…ねぇ(泣)
>キャラバン付きのビートル
こういう牽引車があるのも良いですね!
マジョレットにもありますけど、牽引って意外と楽しいんですよね
昔のトミカにも、牽引用のキャラバンやモーターボートキャリアなんかがあって、ケンメリスカイライン等の牽引フック付きのトミカに付けられるようになってたりして、子供の頃に遊び倒したのを覚えてます。
Sikuではピステンも欲しいのですが、ラングラーやSLSも気になってます。
特にSLSはトミカやマジョと一緒に並べて、kaketayoさんのように検証してみたいです!
…そのためにはトミカ2台かHW3台ほどあきらめないといけませんけど(泣)
トルネオさん
いやいや、全然恥ずかしいことではないですw
でもトルネオさんが2台しか持っていないというのは意外でした!
>牽引車
そうそう、そうなんです。
「遊ぶ」を前提にしたときって、牽引車はかなり魅力的なんです。
現に僕はいま建前上「息子のために」購入している部分もあるわけで、息子と楽しく遊べる方がやっぱりいいなと。
子供のころにトミカで遊び倒した記憶があるのは羨ましいですね~。僕は・・・大人になってからのミニカーの記憶しかない;;
>Sikuではピステンも欲しいのですが、ラングラーやSLSも気になってます。
ピステンブーリーもSLSも手元にカタログがあるので確認しました。
ラングラーはボートをけん引しているものがありますね!これ、いいなぁ。
>…そのためにはトミカ2台かHW3台ほどあきらめないといけませんけど(泣)
いやほんと、そう思うと高いですよね・・・。
Sikuが高いというか、HWがあの値段であそこまでのクオリティを出せるのがすごいんですがw