モビルスーツセレクトのガンダムのレビュー。小さいくせに魅力的なヤツ。
2017/08/09
実家の宝箱・・・いや、ガラクタ箱から「復刻版モビルスーツセレクト」を彫り出してきました。
モビルスーツセレクトは森永から発売されたガンダムチョコスナックのオマケで、ガンダムの映画が放映された当時に発売されたものが初版だそうです。
ガンダムはテレビ版放映当時はそれまでのロボットものアニメに比べて大人向けの内容だったためか人気が出ず、打ち切りになっているという事実があります。
しかし、打ち切り後に人気が高まっていき、映画化されるころにはこういったグッズ展開がすごかったみたいですね。
僕が持っていたものはそんなモビルスーツセレクトの復刻版で、ガンダム20周年を記念して発売されたものです。
この1999年頃というのもガンダムがかなり盛り上がっていた時期だったという記憶があります。
その後、2008年頃にも再復刻されているようですが、こちらは僕も知りません。
というわけで、1999年の復刻版モビルスーツセレクトの「リアルタイプガンダム」をレビューします。
モビルスーツセレクト リアルタイプ・ガンダムのレビュー
パッケージは上下二段に分かれていて、上部分が玩具、下部分がチョコボールスナックになっていました。
チョコボールはキョロちゃんのアレじゃなく、中がビスケットのものをチョココーティングしてあって、紙の箱にダイレクトに入っており、よく中で溶けていたものです。
玩具部分の箱の中身はプラモデルそのもので、プラモデルとコレクションカードが1つずつ入っていました。
復刻版Vol.1は全12種のプラモデルに全40種のカードというラインナップ。
完全ランダムかに思えましたがよく見ると箱に見分けるためのコードが書いてあったので、そこに気づけた人は欲しいアイテムだけ買うということが出来たものです。
箱の中が説明書になっていて、組み立て方法や注意書きなどが記されています。
ここの説明からモデル名が「リアルタイプ・ガンダム」であることがわかります。
素組完成見本
説明書通りにパーツを組み合わせていくとこんな感じです。
経年劣化なのかそもそもか、陸戦型みたいなカラーになってます。
スケール的には1/300だそう。
昔Zガンダムの1/220スケールのモビルスーツがあったけれど、それよりも小さいことになりますね。
当時は「ださっ」って思ったプロポーションも、今見ると結構よくできてるんじゃないかと思えてくるから不思議です。
特に横向きで立っている姿なんて、当時のアニメ版ガンダムそのものを見ている感じ。
顎を引いて、足をちょっと開いて、カトキ立ちとか永野立ちみたいな感じに改造したら結構カッコいいんじゃないこれ。
箱の裏面には塗装見本が載っており、普通に仕上げたらこうなるぞってのがわかります。
うーん・・・これは微妙w
リック・ドムやジオングはいい感じに見えますね。
ちなみにパーツはすべて前後パーツをはめ込んで作られるものなので、真正面には合せ目ラインが出ないというのも優れています。
微妙な可動域
一応組み込み式で組み立てられるプラモデルなので、各部が可動します。
可動ポイントはクビ、腕、股間です。
・・・股間!?
そう、なぜか「足」ではなく股関節部分で上半身が左右に傾くように動くんですね・・・。
誰得なんこれ・・・。
足はスラッと直立不動です。
これを思い出したわ・・・。
[参考]ヴィレッジバンガードで出会ったパルプフィクションのアクションフィギュアが全く似せる気なかった件
こっちは前後に動くみたいですけどね。
で、じゃあこの股間部分いったいどうなってんの?って下から見てみると
こんな感じ。
見えないところにはコストをかけないという想いが伝わってきます。
プレイモービルの足みたい。
腕を動かすとこんな感じ。
うん・・・相変わらずプロポーションはいい気がします。
ランナーパーツには明らかに長いビームサーベルもあったのですが、どこかに無くしてしまいました。
初期ガンプラのように「ランドセルにセットする場合はビームサーベルを根本から切ってね」という仕様ではなく、ランドセル用の短いサーベルの他に一本長いサーベルがついている仕様でした。
ディテール
1/300というサイズの割にはなかなかよく出来ていると思います。
しかもこれ、食玩ですからね。
・・・といってもこの頃と今だとこういったモデルに求められるクオリティが違うと思うのでなんとも言えませんが。
このなんとも言えない情けない感じの表情はとってもガンダムっぽく感じます。
派生アイテム
我が家には他にも「Vol.2」や「Zガンダム」のモビルスーツセレクトもありました。
Vol.2はいわゆるガンプラオリジナル設定のモビルスーツが揃っていたようですね。12種類。
対してZガンダムの方は主役機(Zガンダム、百式、MkII、リックディアス、サイコなど)を中心に10種ラインナップされ、かつ膝が可動するモデルだった模様。
僕のリアルな記憶では初代よりもZガンダムやZZの方が子供の頃に興味があったものなので、このZガンダムや百式はだいぶ心を動かされます。
おわりに
というわけで、モビルスーツセレクトのレビューでした。
検索するとちゃんと改造されてる方もいるにはいますが、あまり多くはないですね。
当時入手した方はいったいこれをどうしているのか気になりますw
せっかくなのである程度綺麗に仕上げてみたいもんですね~。
ちなみに、発売時期に関しては僕も正確に覚えていたものではなく、ネット情報をまとめたものになっているので細かい点で間違っている部分はあるかもしれません。
ただ、この復刻版が2000年前後のガンダムグッズが大量に出回ったころのものであることに違いはありません。
2017/08/09