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ブラウザーMTRのSoundtrapなら家にいながらバンドメンバーと曲を作っていける!(しかも無料)

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      2017/08/09

小学生の頃にザ・ブルーハーツに出会ってから「バンド」に興味が出た僕は、小学校の卒業式で「将来の夢はバンドを組むことです!」と卒業証書を貰う壇上で声高に宣言し、その夢は大学生にしてようやく叶いました。

大学生の頃に出会った友人とは一緒に楽曲を作ったりして、いまでもゆるーーーーーく活動をしています。

そんな友人から先日「ブラウザーで使えるMTRがある」と紹介されたのが、Soundtrapです。
https://www.soundtrap.com/

機能的に限定される部分こそありますが、無料で使えるMTRで、オンラインで音を重ねていけるので、めちゃくちゃ重宝しそう。
というわけで、Soundtrapについてのレビューです。

Soundtrapのレビュー

MTRは「マルチ・トラッキング・レコーダー」の略で、ギターやベース、ドラムなどを別トラックとして録音し、それをソフト上でミックスすることができる機器です。
バンドで楽曲を作る際には欠かせません。

僕は大学生の頃に吉祥寺の楽器屋さんで買った「カセットテープのMTR」を持っていました。
カセットテープの片面に2チャンネルずつ録音できて、4つのトラックまで重ねられるというものでした。
結構アナログな機器だったんですが、それでも当時1万円~2万円ぐらいはしていたのにも関わらず、たった数回使っただけでぶっ壊れたのを覚えています。

その頃はちょうどIT化がグングン進んでいる時期で、パソコン上で個人が使える8チャンネルぐらいのMTRなんかも出てきて、僕らもそっちに移行していったりしました。

前置きが長くなりましたが、そういう経緯があるためか、無料で使えてトラックの制限もない、しかもいろんな機能がついているMTRというのは本当にすごいなと思います。今はそういう時代なんだなぁと実感。

普通に使えるMTRだ!

この画面を見れば、ソフトウェアMTRを触ったことがある人なら直感的に使えそうなのがわかりますね。
そして本当にブラウザーで動いているのがわかります。すごい・・・。

ブラウザーベースなので例えば自分が鼻歌を入れたプロジェクトに、バンドメンバーがそれぞれギターやベース、ドラムを次々に乗せていってくれてミックスするということが出来るわけです。

さらに言えば、ドラムとベースが乗ったことでギターフレーズをちょっと変更してみようとか、楽曲が徐々に出来上がっていく過程をそれぞれのメンバーが家にいながら、空いた時間でやっていけるというわけ!

これは熱いですね・・・。

今まではレコスタ抑えて、みんなでスケジュールあわせて・・・なんてやっていたバンドさんも、もうちょっと作曲サイクルが早くなるかもしれません。

機能は限定的だけど十分過ぎる!

MTRなので、僕はUSBオーディオインターフェースをかませたギターを弾いて録音していますが、Soundtrapはソフトウェア(ブラウザー)上でMidiの打ち込みも可能だったりします。

打ち込み機能

ギターやベースもこんな感じで直感的に打ち込んでいく事ができますし、

ドラムだったらこんな感じ。
RECボタンを押して、パッドに対応するキーを叩けばリアルタイムに打ち込みデータを作っていってくれます。
キー打ちじゃなくても、マウスでドラムセットをクリックしてもOKです。

PIANO ROLLモードでは楽譜のような感じに打ち込んでいくことも可能なので、細かい調整ができます。
コピペにも対応しているため、簡単なパターンをコピーしてざっくりと曲を作るなんてことも。

エフェクター機能

ギタリストやベーシストなら特にエフェクターには敏感になる部分があるかもしれません。
でも、Soundtrapはなかなか優れたエフェクターが最初からついているので、ギターをダイレクトでぶっ挿してもそこそこいい感じの楽曲が作れます。

ディストーション、オーバードライブ、ファズといった歪み系から、コーラス、フェイザー、フランジャー、ディレイなどの空間系、他にもオートワウやグライコなどなど・・・必要なものは一通りそろっている感じ。

セットしたエフェクターはある程度の効き具合を調整できます。

トラックごとにしかエフェクトがかけられないことは残念ですが、トラックはマルチに増やしていけるので、やり方次第でいくらでも上手に音が作れそうです。

チューナー機能までついてる!

そして僕が何気に嬉しかったのは、チューナーが付いていたことです。
僕みたいにズボラな人間はついつい録音前のチューニングを忘れてしまい、微妙に音がズレていてメンバーに怒られる・・・なんてことがよくありますw

Soundtrapならプロジェクト画面の左上らへんにある「SETTING」から「Tuner」をクリックするだけでチューナーが立ち上がるので、録音前にちょちょっとチェックするのが簡単です。

拍やテンポの設定はここから

あとは拍やテンポをとっていけたら、もうすぐにでも録音ができますね。

拍はプロジェクト画面右上にある設定アイコンから「Time signature」で設定可能です。

といっても3/4と4/4しかないので、5/4とか7/8とかを得意とする人には残念ですね~。

曲のテンポは画面下部のコントローラー部分にあります。
さらにはこの右側のアイコンでメトロノームのON/OFFも可能。

簡単に曲を作っていくのには十分すぎる機能です。

言語は日本語対応なし

SettingからLanguageの選択も可能ですが、今のところ日本語への対応はありません。
英語かエスパニョーラか、スウェーデン語のみ。

とはいえ、ほとんど直感的に使えるので特に困ることはありません。

マシンスペック次第では動作がきつい場合も。

僕にとってのただ一つの欠点と言えるのが、マシンスペックです。

今使ってるPCが数年前のものでCPUがAMDの1.65GHzのもの、メモリーが4GBというヤツなんですが、ちょっと使ってるとCPU使用率80~90%は余裕で超えます。

こんな感じの使用状況で、2分程度の録音をしていた時に「強制終了」されることが何度かありました・・・。

また、終了されないまでも、Midiのトラックが複数重なったところは再生に遅延が出ます。

なので、ある程度のマシンスペックはあった方がいいのかもしれませんね。
それでも他のトラックをミュートして、メトロノームのクリック音のみで録音に臨むという方法もありますがw

おわりに

といったわけで、Soundtrapのレビューでした。
なかなか楽しめます。遊べます。

パソコンだけじゃなくスマホ用のアプリも出ているので、もっと気軽に録音することもできます。
これが無料なんだから、本当にすごい時代になりましたよね・・・。

ちなみに、昨夜1時間ぐらいギターを弾いただけで指先が痛く、今日はキーボード打ちが苦痛です。。。

   

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      2017/08/09

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