男の子の「カッコいい」はなぜズレてしまうんだろう・・・

いやー・・・暖かくなってきましたね。
この冬はワタクシ、憧れのMA-1をついにゲットしまして・・・あちこちに着ていきました。

Alpha MA-1 USスペック R.P.BLUEを買ったでー！【レビュー】

↑たぶん中2ぐらいの頃に欲しかったアイテムなので、正味30年来の夢を叶えたことになりますよ、ええ。

で、この時にも書いたんですが・・・

オジサンがMA-1を着る時は昔の感覚で着ないこと！

っていうのがとあるファッション系の記事にありまして。
僕としては「ええやんええやん！オッサンがオッサンの感覚で着たくて買ってんだから、好きに着たらええやん」って思ってたんですよ。

・・・まぁ、今でも思ってます。
洋服なんて基本は自己満足の世界なのでね。
誰がどんな格好したってその人の自由やんけ！って。

ただ・・・やっぱそれが一度「カッコいいか否か」ってところになってくると違ってくるわけですよ。

そんなことを先日、ヴィンテージのMA-1を着ていたオジサンを見て学んだとかなんとかいうお話です今日は。

ヴィンテージが欲しいのは「自分」なんだ

先日電車で出かけていた時のこと。
3m先ぐらいに立っていた方が、ヴィンテージと思われるMA-1を着てらしたんですね。

リアル・ヴィンテージかどうかはわからないんですけど、まぁ・・・いい感じにヤレてるというか。
擦れたU.S.AIR FORCEのロゴなんかも入ってて。
「たぶんヴィンテージなんだろうなー」みたいな感じだったんです。

・・・が！

なーんかね、、、
着てる人の雰囲気っていうのも影響してるんだと思うんですけど、「カッコいい」からは程遠かったんですよ。

教科書通りのアメカジ！って感じだったんですけどね・・・。
これ女の子にはモテなさそうだなー、みたいな。

瞬間・・・「あ、ワイもか・・・」と気づきましたがｗ

「カッコいい」は「相手のため」？

そういや子供の頃から僕なんかは自分がカッコいいと思った一点モノに集中してしまう風潮がありまして。
たとえば仮面ライダーのベルトだとか、アニメキャラが持つ剣だとか・・・そういうものを一つ所有していれば自然と”全体がカッコ良くなるんだろうと錯覚していた”わけですよ。

いま小学校4年生になった息子くんもそうなんですけど、カッコいいベイブレードを手にしてポーズを決めれば、口の周りにソースがついていようが、洋服が犬の毛だらけだろうが「カッコいい」のですｗ

で、おそらくこういう、自分がカッコいいと思うような”男心をくすぐるアイテム”っていうのは「自分のため」に存在しているんですよね。

これは高級車とか高級時計とかも全部そうだと思うんですが・・・
要はそれを所有している自分が、自分から見てどうなのか？ってところに収束されていくのかなぁ？と。

一方、一般的に「カッコいい」とされる服装やら言動やらっていうのは、「相手のため」なのかもしれません。

例えば女の子からみて「清潔感がある」だとか、スタイリッシュであるとか、そういう部分ですね。

これは逆も然りで。
男性からしたら女性がハイブランドを身に着けていることなんて何のステータスにもなってなくて。
プチプラだったとしても全体的に可愛い服装の人に目が行ってしまうじゃないですか。（断定）

なので、前述のリアルヴィンテージおじっていうのも、着ている本人やヴィンテージに憧れがある人にしてみたら「ぬおお！！」ってなりますけども、そうでない人にしてみたらただただ汚いだけ・・・っていう、そういうことなのかなって。

おわりに

よくよく考えると僕が欲しくて仕方なかったエア・ジョーダンだってそうですよね。
ボロいOlympic AJ7を履いてるおじ・・・本人はホクホクしているけれど、周りからみたらどうだったのかなーって。（マッチョマンの筋肉とかもそうよ！）

要は「チミが欲しいその服！（もしくは肉体）・・・それはカッコよくなるために欲しいのか、それともただただ欲しいだけなのか、どっちなんだい！？」って話ですよ。

ま、こんなのもどちらが正しいというわけではないのでね。
カッコつけたいのなら自分のこだわりは一旦置いておくべきだし、自分のためというのならいくらでも自己満足な格好をしたらええ！・・・と。
そういうことですな。（結局）

そんなオジサン・・・次は春物スカジャンが一枚こわい。

「スカジャンはおじさんが着たらダメなんだよ！」と妻は言う