「自分を正当化すること」が老害化の始まりである

- 老害

2023/08/18

老害、という言葉はあまり好きではありません。
というか、お年寄りに優しくない世の中はダメだと思ってます。

だって自分もいつかはお年寄りになるし、そのお年寄りたちが築いた社会を生きてるんやで？とも思いますし。

ただ、それでも「害悪」とされる”お年寄りの行動”があるのも事実かなーとは思ってます。

先日、息子から注意された際、自分が咄嗟にとった行動を顧みて「アカンアカン・・・これは老害のはじまり」と思うことがありました。

今日はそんなお話です。

Contents

1. オトンは言い方がキツイんだそうな
- 1.1. 咄嗟に反発するヤツ〜
- 1.2. 注意を正当化されたら何も言えねえ
2. おわりに
- 2.1. 追記

オトンは言い方がキツイんだそうな

僕はわりと、息子が間違ったことを言っている時には注意をしてしまう方なんです。
「そういうの、よくないよ！」とか。そういう感じで。

で、決して怒ってるわけじゃないんですけど、息子としてはその口調や声量が怒っているように聞こえて怖いんだそう。

先日ついに「父ちゃんは口調がキツイから怖いよ」と直接言われてしまいました。

咄嗟に反発するヤツ〜

本来であれば、そんなことを言われたなら「ごめんごめん・・・特に怒ってるつもりはなかったんだけど、ちょっと口調が強くなっちゃったな・・・」と反省すべき部分ですよ。

それを僕は「キツイって思うかもしれないけど、大切なことだから！」みたいな。
息子の忠告を受け入れないどころか、自分の行動をどうにか正当化しようとしてしまったのです。

これ、何なんでしょうね？
なんかプライドのようなものが邪魔してたんでしょうか。

結局息子はシュンとしてしまい、そこで初めて気がついた僕はようやく「ごめんごめん・・・」と謝ることができました。

注意を正当化されたら何も言えねえ

で、これ・・・冒頭で書いた老害化の一端だと思うのです。

事実はどうあれ、他者が「言い方がキツイ」と感じたのであれば、その人にとってはそれが正なんですよ。
まずは「そうだったかな？」と考えるべきであって、反発が優先ではありません。

こういうことを続けてしまうと、結果的に「人の話を聞けないヤツ」になってしまうわけですよね。

僕は害悪とされる行動を取るお年寄り、つまり老害とされる人の中には「人の話を聞けないヤツ」というのが多いのではないかと思ってます。（体感的に）

もちろん耳が遠くて聞けない、注意力が低下して聞こえない等々はあると思いますが、であればこそ余計に人の話に耳を傾けるべきなのかもなと。

まぁ、お年寄りのことは本人にしかわからない部分もあると思うので、若造である僕らが言うようなことではありませんが・・・少なくとも僕らは今なら気付けるわけで、気をつけて行くことはできるよなぁーと。

おわりに

・・・と、そんな事を思ってたらつい先日、ガレソさんとこで

【話題】地獄のようなコント動画、見つかる pic.twitter.com/0I7z5ST33C

— 滝沢ガレソ🌟 (@takigare3) August 16, 2023

こんな動画が投稿されてまして。

これ、めちゃくちゃ胸糞悪いから観ない方がいいと思うんですけど、要約すると

飛行機で後ろの座席の子供に椅子をガンガン蹴られる
耐えかねて注意をするも「あなたは3時間も子供を飛行機に乗せたことがあるのか」と親に反論される
親同士が言い争いになるも、子供は蹴るのを一向に辞めない

ってヤツなんですよ。
（あくまで動画についていた字幕を信じるのであれば）

こういうのもね、まずは親が子供の行動を制するべきなんですけども、それが出来なかったから他者から注意されるわけじゃないですか。
そこにイラッとしたからって「3時間も子供を飛行機に乗せたことがあるのか」なんて自分を正当化（？）するのはやっぱりおかしいというか・・・もうね、確実に老害化しますよ、こんなことやってたらｗ

そもそも「それとこれとは別」ですからね。

僕だって息子を乗せて長時間のフライトしたことあるからわかりますよ。
そりゃ子供は何時間も飛行機を我慢できるわけがないです。

だからって、子供が飛行機での移動に飽きたことを理由に他人に迷惑をかけても良いことには繋がりませんよね。
そのフライトをさせているのは親の勝手ですし。

※しかも不可抗力ならまだしも、わざとやってるしね。

そういうわけで「イラッと」からの「正当化」はただの老害予備軍であるということを理解しましょう。おしまい。