果たして銃が規制されれば銃乱射はなくなるのか？

また米国で痛ましい事件が起きました。
テキサス州の小学校で銃乱射事件が起き、児童18人を合わせた19人（または21人）が亡くなったというのです。

実はアメリカでは今年だけでも27件もの「学校での銃撃事件」が起きているのだそう。（記事執筆時点）

[参考]School Shootings This Year: How Many and Where

アメリカでは、もう何年も前から銃規制を訴えるデモなどが行われているにもかかわらず、一向に改善（？）されないようです。
（武装権っていう権利が邪魔してるんだな）

銃乱射事件が起きるたびに日本でもその打開策が議論されますよね。
今回もSNSで「銃を規制すれば・・・」「いやいやそれだけだと・・・」みたいなやりとりを多く見かけました。

・・・ところで、果たして銃が規制されれば銃の乱射事件はなくなるのでしょうか？？

答え：なくなる

もし、アメリカで完全に銃の所持が規制されることになれば、つまり誰も銃を持つことができなくなれば・・・銃の乱射事件というのはなくなるでしょう。

だって、そもそも撃つための銃が存在しないのだから、乱射もなにもないわけです。

もちろん今はオンラインで銃製造の3Dデータを探して・・・みたいなことも可能でしょうけど、事件の絶対数は減ると思います。

根拠はないですが、犯罪者って「犯罪ができる」という状況があるから犯罪に手を染めるんですよ。
逆に言えば「できない」って状況なのに、「どうにか努力して罪を犯そう」なんて人はなかなかいないでしょ？（いるのかな？）

つまり、「手元に銃があるゆえに、銃で人を殺めたい」という発想になるわけです。

ただし・・・

ただ・・・犯罪に使われる道具って、何も「銃」だけじゃないんですよね。

やろうと思えば「車」だって「ナイフ」だって、場合によっては「素手」だったとしても、弱者を殺める手段となりうるわけですよ。

じゃあもし、銃がなくなった社会で、違う手段で大量殺人事件が起きたら？
たとえば車で児童を撥ねる・・・というようなことが起きたら、車を規制するのか？っていうと、、、現実的じゃないと思うのです。

もちろん、車は「日常生活で役に立つ」というものなので、銃と同列では語れませんけども。

どちらかというと「銃を持つか否か」より根底にある何かを処理しなければ、この手の犯罪の根絶には至らないんだろうなと。

（それでも銃を手にするよりは狂気に駆り立てられる頻度は少ないと思いますので、やっぱり銃は要らないのよね、、、）

どうなるのが正解なのだろう？？

そう考えると、どうなっていくのが正解なんでしょうね。

やっぱり何かしらのカウンセリングで、こういう極端な犯罪に走らないように心の平穏を保つ・・・というようなところでしょうか。

今回の事件の犯人も（例によって警察に）射殺されていますが、、、
悪い芽は（事件後に）摘む、というような対処法だけではどうも外科的というか、根本の解決には程遠いような気がしてならないのであります！

おわりに

まぁ・・・もし銃の規制なんていっても、ゼッタイに隠し持つヤツは隠し持ってるだろうし・・・。
そうなると今度は自分の身を守れない、っていう堂々巡りがアメリカから銃を無くせないんでしょうね。

これが「殺す選択肢がある人には殺される選択肢も生まれる」ってことなのかな。

言うても僕らだって日本が絶対に安全で安心なんてことはないじゃないですか。
隣の家のオッサンが、せっせと3Dプリンターで銃を作って、虎視眈々と「何か」を狙っている可能性がないなんて言えませんし。
※街中でいきなり殴りかかってくる人間がいないとも限らん。

なので願わくば僕だって自衛のための武器は欲しいわけで。
そう考えると安易に銃を手放せないという気持ちもわからんでもない・・・けど、やっぱアカンよなぁと思うとか、そんなお話でした。

神様が武器や暴力を一気になくしてくれない限りは難しい問題ですな。