デロンギ・マグニフィカSを購入!全自動エスプレッソマシン初心者にもオススメのエントリー機!【レビュー】
2023/08/08
我が家で10年以上活躍してくれた、サエコの全自動エスプレッソマシンOdea Giro。
さすがにもうおじいちゃんなのか、最近はとにかくすこぶる不調でした。
特に寒い日なんかはろくに電源すら入らない、動いても豆を挽くだけひいて捨てる・・・みたいなことを繰り返してくれていたので、そろそろもうお役御免だろうと。
・・・いうわけで!
購入しました。
デロンギのマグニフィカSです。
ブラックフライデーセールでちょっと安くなってたので、思い切っちゃいましたよ~。
・・・それでも5万円前後の出費というのは、我が家にとっては一大事なのである。
なので、どうにかブログで還元させて頂こうと思った次第です。
マグニフィカSのレビュー
マグニフィカSはデロンギの全自動エスプレッソマシン(カプチーノメーカーとも言う)のエントリーモデル。
つまり入門機種、再安価アイテムです。
デロンギに限らず「エスプレッソマシン」で検索すればもっと安いヤツ(1万円しないようなの)とかもでてくるんですが、それと何が違うのかっていうと「全自動」っていうところなんですね。
別メーカーとはいえサエコの全自動エスプレッソマシンを10年以上使ってきた身としては、今さら手動のエスプレッソマシンには戻れなかったのであります。
全自動だと何が良いのか??
エスプレッソマシンが全自動とはどういうことかというと・・・ボタンを押すだけで豆からエスプレッソを抽出してくれるということです。
本体にコーヒー豆と水をセットしておけば、あとはボタンを押すだけ。
どんなに忙しい朝だったとしても「ピッ」とやるだけでエスプレッソが飲めちゃうんですよ。
これがどんなに便利なことか・・・!!
さらにいうと自動で内部の洗浄もやってくれますので。
抽出し終わった豆のカスを捨てるとか、抽出口を拭くとか、それぐらいのお手入れだけで済むというのもだいぶ時短できるメリットがあるアイテムなわけです。
マグニフィカSは「コーヒー」も出せる
「って、おいおーい!!イタリア人じゃないんだから、朝からエスプレッソなんて飲まんわーい!」
って思ったでしょ?
そうなんですよ。僕ら日本人は朝からエスプレッソなんて飲まないんです。
でも、マグニフィカSはコーヒーも出せるんですよ。
毎朝挽きたての豆からドリップしたコーヒーが飲める機能「カフェ・ジャポーネ」なるものがついているのです。
前述のサエコがぶっ壊れてからというもの、毎朝僕はドリップコーヒーを淹れてたんですが・・・マグニフィカSのおかげでその煩わしい時間からも解放されることになりました。
さすがに「ラテ」は全自動ではない
ただ、残念ながら全自動といっても「カフェ・ラテ」を全自動で入れてくれるわけではありません。
あくまで全自動なのはエスプレッソ部分まで。
本体脇についているスチームノズルから蒸気を出して、ミルクピッチャーでミルクを温めて・・・っていう手間はありますね。
我が家ではエスプレッソに牛乳を注いで、そのままレンチンしちゃってますがw
梱包や内容物について
箱を開けると、中にはビニールテープのような保護シートでグルグル巻きにされた本体と、その他の付属品が入っていました。
なので、商品が届いたらまずはこのグルグルのビニールを取るという作業が発生しますw
ただまぁエスプレッソマシンってそこそこデリケートだったりするので、ここまでがっしりと固定して貰えてたら輸送中も安心かな~。
付属品は説明書と簡易的なガイド、あとはアンケートに答えてコーヒー豆が貰えるという案内書、コーヒー豆の計量カップに清掃用のブラシ、石灰洗浄用のアイテムの計6点。
セッティング方法や使い方は説明書を読めば「まぁ、わかる」って感じになってます。
※といってもエスプレッソマシンに慣れてないと「どういうこと!?」みたいな記載のところがいくつもあると思いますが、、、
水質調査用のリトマス試験紙みたいなものも説明書に付属していて、これでエスプレッソマシン側の設定をするというのが最初のタスクに入ってます。
ちょっと面倒だったけど、美味しく飲むためには仕方ないやね!
サエコと比較してどうだったか?
我が家ではそれまで使っていたサエコのOdea Giroに愛着があったので、どうしても「サエコと比べてどうか?」というのが心配でした。
サイズ感は奥行きが延びているので、ちょっとだけ前後の圧迫感を感じるところはありました。
ですが横幅は変わらず、なんだったらマグニフィカSは横に開くドアなどがないため、狭いところにでも置けるスタイリッシュさがあったかなと思います。
存在感よりも気になるのは味です。
当時サエコのエスプレッソマシンを選んだのには「サエコの方がデロンギより美味しい」と言われていたから。
実際、Odea Giroを使って出したコーヒーは、どんなに格安なコーヒー豆を使っていても美味しかったのです・・・!
なのでかなりサエコ贔屓のままマグニフィカSでコーヒー(カフェ・ジャポーネ)を淹れて飲んでみたところ・・・「同じ豆でも味が全然違う!」と感じました。
ただですね、これは後述しますが、カフェ・ジャポーネとエスプレッソではそもそも味わいが全然違いまして。
エスプレッソ側の設定を微調整することで、望むような味わいのコーヒーを抽出することは可能です。
操作性について
マグニフィカSの操作はいたって簡単。
説明書に載っている通りなので詳しくは書きませんが、前面にアイコンを添えられたボタンが6つと、豆の量を決めるダイアルがありまして、これで直感的に使えるようになっています。
ダイアルを左に回せば豆が少なめに、右に回せば多めになるので、「もうちょっと濃いヤツが飲みたいな~」とかの要望にも応えてくれる優れものなんですね。
左上のボタンが電源で、その下がエスプレッソ1杯分、2杯分。
右側はスチームノズルの起動と、カフェ・ジャポーネ1杯分、2杯分。
抽出量はいずれもプリセットで決められているのですが、エスプレッソの方はそのプリセット量も変更することが可能です。
つまり「エスプレッソにお湯多め」っていう感じでコーヒーを作ることもできるというわけ。
実はこの「エスプレッソにお湯多め」で、豆の量をちょっと少なめにしたヤツが・・・僕がこれまでサエコで楽しんでいたコーヒーと似た味わいでした。
早くも好みの味が見つかってよかった。
カフェ・ジャポーネは酸味強め
好みの味が見つかるまではカフェ・ジャポーネで深入りドリップコーヒーを楽しんでいたんですが、どうも酸味が強かったんですよ。
なので「デロンギは酸味強めなのかな~」と思ってたんですが、そういうわけではなかったみたいです。
もし酸味が強いコーヒーが好きという人ならジャポーネがオススメかもですね。
逆に「コーヒーの酸味が苦手」と言う人は、全自動のコーヒーメーカーを買うよりもこうやってエスプレッソマシンを使って「エスプレッソ+お湯多め」っていうヤツの方が楽しめるかもです。
しかしカフェ・ジャポーネって、フランス語ですかね?
日本風コーヒー、みたいな意味かな。
イタリア語だったらCaffe Giapponeseとかになるのかな~とか考えだしたらもう沼な気がする。
唯一の不満点は・・・
概ね大満足のデロンギ・マグニフィカSなのですが、唯一不満だったのがこの水タンクの形状でした。
これね、スタイリッシュで良いのだけれども・・・なんか細くて倒れそうで怖いんですよw
水が入ってるからこそ「倒したらどうしよう」って気持ちも強いじゃないですか。
お水入れるときも片手だとホールドしづらい形状ですし。
でもまぁ・・・この辺は慣れだな。
エスプレッソマシンの抽出音
あとエスプレッソマシンを導入するときの心配ごととして・・・抽出音ってのがあると思ってます。
豆を挽く音、お湯を温める音、抽出する音・・・これがどれだけうるさいのか??っていうのは気になりますよね。
僕が使ってみた感想ですけど、10数年前のサエコに比べて・・・かなり静かになってます。
最初の空気抜きの時にはすっごい音が鳴ってたので焦りましたが、、、
普通に使う分には薄い壁のアパートだったとしても問題ないんじゃないかなぁ・・・?
一応動画を撮りましたので参考までに。
ESAM03110Bとはどこが違うのか?
そうそう、この機種について調べている時に、同じぐらいの価格で「ESAM03110B」というマグニフィカもあったんですよ。
僕が購入したのはAmazon用のパッケージらしいECAM22112Bというものです。
この2つがどう違うのか??というと、、、、調べてみたんですが、イマイチよくわかりませんでした。
でもたぶんESAMの方が1年昔のモデルかな?
で、本体サイズや抽出口の高さといった外観上の違いがあります。
最大の違いはカフェ・ジャポーネ機能がESAMにはなく、その代わり抽出量をダイアルで無段階に選べるとのことでした。
僕はジャポーネを試してみたかったのでECAMを選びましたが、そうでない方はESAMでも良いのでは?と思います。
おわりに
というわけで!デロンギのマグニフィカSを買ってみた、使ってみた、というお話でした!
正直、「コーヒー抽出する装置に5万円前後」っていうのは高いと思うんですよ。
豆のランニングコストだってかかりますしね~?
インスタントコーヒーとか小分けにされたドリップコーヒーとかを使う方が安いと思うし・・・。
でも購入して後悔するようなこともありませんでしたし、これはエントリークラスアイテムとしてはなかなか良い商品だったのではないかと思います。
購入を悩んでいる人はきっと買って正解だよ!
追記
このマシンのレビューで「ぬるい」っていうのをよく見かけたので追記させて頂くと、たしかにデフォルトでは「ややぬるめ」です。
温度調節機能もついていませんので、もし「熱々のコーヒーが飲みたい」と思っている人には向かないかも。
※僕は逆に、家でインスタントとかドリップを淹れる時に熱々だと飲めなかったので、これぐらいがちょうどいいのよね、、、
ただ、たとえばコーヒーを淹れる前にマグカップを温めておくなどの工夫でより熱いコーヒーを楽しむことも可能です。
・・・まぁ、それだとワンタッチで手軽に、っていう利点が損なわれてしまうので何とも難しいところですが!!
2023/08/08