コスパ最強なZenfone 5 平行輸入品の良いところと、注意点【レビュー】
2022/04/01
母が突如
「お母さんもスマホにしたいな」
と言い出し、色々と条件を絞っていったところ
Zenfone 5 + MVNO
という結論に落ち着きました。
使っていて母が壁にぶちあたった点があるので参考までにメモしておきます。
購入したのはA501CGという型番のメモリが1GBのものです。
Zenfone 5 + MVNOで気になったところ
なかなか困った点が以下3点でした。
- 初期状態だとバッテリーの持ちが悪すぎる
- Twitterアプリがどうにもできない
- どうにもできない中華アプリがいくつか
初期状態だとバッテリーの持ちが悪すぎる
これは全部の機種がそうなのかはわかりませんが、少なくとも母が手にしたZenFoneはバッテリーが1日持ちませんでした。
※これは後で書きますが「セルスタンバイ問題」というのが発生していたらしく、再起動することで3日は持つようになりました。
そんな現象が起きている事を知らなかったのでとにかく原因を調べようとバッテリーの設定を見てみたら、どうやらTwitterアプリがすごい電池をくってたんです。
なのでそのTwitterアプリを消そうと思いました。(母はツイッターをやってないので)
そしたら次の壁。
Twitterアプリがどうにもできない
まずアプリの削除が出来ないんですね。
プリインストールアプリ扱いなんです。
「だったら何か不具合かもしれない」って思って、こりゃ最新版にアプデしようと思ったら、Google Play上にある公式Twitterアプリとは別らしくアップデートも出来ない。
だったらGoogle Playの公式Twitterアプリを新規でインストールできない物かと思ったら「同じ名前のアプリが既にあるから無理よ?」みたいなエラーで出来ない。
中華版の並行輸入品だからかわかりませんが、何らかの制限が必要なアレだったんでしょうか。
どうにもできない中華アプリがいくつか
他にも消す事が出来ない中華アプリがいくつか入っていました。
この辺はそこまで変な動作をするわけじゃないからいいんですけど、なんとなく不要な物が入ってるのって気持ち悪かったので消したいなと思ってました。
でもプリイン扱いで消せない。
解決にはSuperUser系アプリ
じゃあこれらをどうしたかっていうと、root化してないと意味がないと言われるSuperUser系アプリを使ってガシガシ削除しました。
でも
「えー、root化ってよく聞くけど怖くてできなーい」
って思うじゃないですか。僕もそうでしたから。
んじゃどうするの?って話なんですが、なんと
うちに届いた時点でroot権限とれてました。
びっくりした。
※もちろん並行輸入品の全部が全部そうとは限りませんのであしからず
結局は再起動
不要な、電池をくってそうなアプリ類を削除しまくったのですが、結局電池の問題は解決せず。
で、色々調べてたら、「セルスタンバイ問題」という現象に陥っていたのでは?というクチコミがありました。
要はMVNOを使う場合にAndroidのプログラム的に通話とWEBの電波を別々に探しにいっていて、うまく電波を拾えずに内部で処理がループしまくりんぐ、という話でした。
「えー、じゃあプログラムから書き直さないといけないのー、むーりー」
と諦めかけてたら、なんとその解決方法が
再起動すればいい
という事だったので、早速母に再起動させたらめちゃめちゃ電池が長持ちするようになりましたとさ。
使ってみた感想としては、結構いい。いや、かなりいい。
バッテリー問題と中華アプリ問題が消えて、数日使ってみた感想としては、だいぶいいなぁと思ったのが正直なところです。
ただ、iPhone5からの機種変でZenFone5にするかっていうと、微妙な部分もあります。
色々と感じた点をまとめると、こんな感じ
- 思った以上にヌルヌルサクサク
- メモリ1GBでもさほど問題ない
- 画面が大きい
- はじめっからSuperUser
- 慣れたOSじゃない
- (今のところ)ロリポ対応してない
- DualSIMが使いようによっちゃ便利
- 3Gでも全然問題ない
- 基本使用料は安いけど、結局通話料が上がる
- 本体代金はやっぱりクソ安い
- カメラの品質はやっぱりあんまりよくない
思った以上にヌルヌルサクサク
これはAndroidに持っていたイメージが悪すぎたからだと思います。
自分の中では泥のA級戦犯とも言われるレグザフォンがAndroid端末のイメージでした。
もう5年近く前の機種ですけど。
弟があれを買った時に、自分はiPhone3GSを使っていて、「Android使いづらっ!!重っ!!」って思っちゃったのがその後のAndroidのイメージを作ってしまいました。
ほんと、人に限らずなんでも第一印象ってすごく大切なんだなと思いますね。
でも今回ZenFoneを使ってみて、「Androidええやん!!」って思えました。
それぐらいヌルヌルサクサク動いてくれたってことです。
メモリ1GBでもさほど問題ない
1GBはiPhone6と同じですね。
でもiOSの処理とAndroidの処理は違うらしく、同じ1GBならAndroidの方が劣るらしいです。
が、
iPhone5ユーザー目線からしたら、全然問題ない感じですね。
ただ、メモリを意識した動作をして確認したわけじゃないので、例えばブラウザのタブをめちゃくちゃに増やしてみたらどうか?とかはわかりません。
画面が大きい
iPhoneも6で一気に画面サイズが大きくなりましたが、やっぱり大きいサイズを使うと大きい画面じゃないと物足りなくなりますね。
ZenFone 5を最初に触った印象としては、画面が大きくて明るくて綺麗だなーってとこでした。
はじめっからSuperUser
これは上でも書きましたが、うちに来た時点でroot権限が取れていたので、はじめっからSuperUserとして動かせたのはラクでした。
というか、面倒事やリスクが減ったってぐらい。
でも母は別に色々手を加えたいわけじゃないので要らなかったかもですが。
慣れたOSじゃない
僕がiPhoneから乗り換えられない最大の理由がこれ。
やっぱりヌルサクだったとしてもOSの差は埋められないというか。
iOSはiOSで色々不満があります。でも、やっぱり使い慣れちゃってるというのは怖いですね。
だから反対意見は多々あるでしょうけど、iOS+Windowsというのが一番使いやすくてなかなか違う選択ができないというのはあります。
(たとえば泥端末は物理ボタンが3つあるのとかもなんとなく使いづらいw)
(今のところ)ロリポ対応してない
うちに来た時点でKitKatにアップデートされていました。
別に何の問題もないんですが、その直後ぐらいにLolipopがリリースされまして、どうせなら最新のOS使ってみたいじゃないですか。
で、「そろそろ来るぞ」「いよいよだぞ」と言われ続けて数か月、今のところまだ来てないなーって。
でもほんと、別にKKでも全然何の問題もないんですけどね。
DualSIMが使いようによっちゃ便利
ZenFone 5はDualSIMっていってSIMカードが2枚挿せるんです。
だから例えば、片方通話専用SIM、もう片方をWEB専用SIMとかって使い方も出来るし、あとは日本用と海外用で分けるとかも出来ますね。
ただ、母の場合はIIJMioの「通話+SMS」っつーSIMで十分だったのでオーバースペックではありますが。
3Gでも全然問題ない
ZenFone 5はこの4G LTEの時代に「3G」なんですよね。
これは使う人によっては問題でしょうけど、メールとかLINEが主な用途になる人ならば全然問題ないと思います。
というか、ちょっと前までみんな3Gで問題なかったでしょ。
もちろんWi-Fi下では関係ないですしね。関係ないのかな。関係ないよな。
基本使用料は安いけど、結局通話料が上がる
MVNOだと基本使用料はやっぱりすごくやすいですね。
WEBも月に1GBだと少ないかもしれませんが、1,700円強ってとこですからね。
それで通話も受け専用に出来れば、本体一括で買ってる分クソ安いですよね。
ただ、反面気をつけなければいけないのが、キャリアのプランとは違って「無料通話」ってのが存在しないから、今までみたいに「月に数分なら無料範囲内」って思ってた(思ってなくとも無意識にそういう風に使ってた)部分がなくなるわけです。
そうすると、一気に「通話料」を高いと感じるようになりますね。毎月絶対1,700円強では収まらなくなるし。
本体代金はやっぱりクソ安い
月々も安くなるうえに本体代金も最近のスマホで言えばありえないほど安いですね。
母が買ったのは25,800円とかしてましたが、最近はもうちょっとハイスペックで20,000円を切るものも出てますから。
2年分割で買ったとすれば月あたり1,000円切るし、安いですね。
カメラの品質はやっぱりあんまりよくない
最近のスマホの利用方法の一つに、カメラとしての役割ってあるじゃないですか。
ブログ一つ書くのにも写真ってブレークポイントになるわけだし、さっと写真撮れるのっていいですよね。
この記事に写真はないですけどね。
で、iPhoneのカメラの画質に慣れちゃってると、やっぱりどうしてもZenFoneの画質は物足りない部分があります。
とは言っても数年前のコンパクトデジカメなんかよりは全然しっかりしてますけどね・・
というわけで
結局買いなのかどうなのか?なんて話をするつもりはなくて、
単純に、「ZenFone、すごいぞ」って思ったという内容でした。
「こいつ、動くぞ」みたいな。
ただ一点、並行輸入品は場合によっては粗悪品を掴まされる可能性も無きにしもあらずなので、そこら辺はAmazonのレビューなんかを参考に騙されないようにしましょうね。
ちなみにASUSというブランドは台湾の会社なのですが、僕はこれまでeeeBox、MemoPadとASUS製品を使ってきました。
それこそ初代eeeBoxの頃は「安かろう悪かろう」のようなイメージがぬぐえませんでしたが(決して悪くはなかったですよ)、最近は「安くて品質もいい」って方向に来ていて、なかなか日本人からしたら末恐ろしい企業ですよね。
でも安いから使っちゃうんだけど。
2022/04/01