ガンプラ凄技テクニック「懐かしのディオラマ編」!動かない模型に物語を持たせる攻略本!
今年もこの季節がやってまいりました・・・。
そう、”林本(はやしぼん)”こと「ガンプラ凄技テクニック」のMOOKが発売されております!!!
2019年に第一冊目を手にしてから、今年で6冊目ですよ。
今回は「週末でつくるガンプラ凄技テクニック~ガンプラ簡単フィニッシュのススメ~ 懐かしのディオラマ編」ということで、また・・・やってくれたよ・・・。
林先生の引き出し、いったいどれだけあるの?ってw
※しかもジオラマはほぼ初挑戦だそうで・・・しゅごい。。。
というわけで・・・紹介させてくだっさぁーーーい!!!!
ジオラマが作りたくなる本・・・。
いやー、前回の本がですね、「懐かしの旧キット」ってところにフィーチャーしたものだったんですけども。
今回はその派生と言っても過言ではないでしょう。
旧キットを使ったジオラマ・・・もとい、ディオラマですよ。
(ディオラマの語源についても本書で触れられているので、ただしく「ディオラマ」というべきですな!)
本書では100均やホムセンで売られている素材を使って、イチからガンプラに合わせるディオラマを制作していく過程が納められています。
しかもそこは林節(はやしぶし)と申しましょうか・・・カッチリ丁寧に作りながらも
人工物ではないので、正確なシンメトリーや精度がなくても、基本の雰囲気さえ押さえておけば充分リアルに見えます
という優しさが見え隠れする内容となっていました。
そうなんですよねえ!
ガンプラを単体で作ろうと思うと、どうしても目がガンプラそのものに向けられてしまいますが・・・ディオラマはその情景で一つの作品であるがゆえ、「雰囲気」といったところがメインになってくるのかもしれません。
そのため本書でも「プランニング」に重きを置いて記事がまとめられていたように感じられました。
すっげえ楽しそうなんだよな・・・
ガンプラ自体の、特に「旧キット」を使ったガンプラ制作ハウツーであれば、前著「懐かしのキット編」を読めばOKでしょう。
今作もガンプラ自体の作り方は掲載されていましたが、それよりもベース部分の作り方、ガンプラをいかに情景へ配置するのか、ポージングをどう固定していくのか・・・というようなディオラマ目線でのヒントに重きが置かれていましたね。
で、それよりなにより「プランニング」ですよ。
実際に作り始める前に、土台を前にして「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤されている様が掲載されていまして。
これが非常に面白いというか、読み進めながら一緒にディオラマを作っていっているような感覚で面白かったです。
#月刊ホビージャパン 2024年1月号 の連載記事 #ガンプラ凄技テクニック にて海のディオラマの制作法を解説しております
今月はレイアウトやMSの工作を中心に解説しております
「HOW TO BUILD GUNDAM2」掲載の山田卓司氏による伝説の作例「CRASH ZAKU」をリスペクトさせていただいております😁 https://t.co/RMdaGUzam8 pic.twitter.com/OxsqWe7oU1
— プロモデラー 林哲平@見るだけでプラモが上手くなるツイッター (@tepepro) November 26, 2023
林先生は本書でディオラマを「動かない模型で表現された、ワンシーンだけですべてを伝える映画」と説明されていましたが、なるほどディオラマというのはそのいち場面に制作者の想い・・・というか「妄想」がぎっしり詰め込まれたものなわけですね。
だから作品を見ているとグッと引き込まれてしまうんだろうなぁ・・・。
本書では作例のあとに「物語背景」までしっかりと掲載してくれていて、それがまたすっごく面白かったので是非見てみてほしいです。
【ジャングルをつくるテクニック】
多種多様な植物を再現!
自然物を利用しジャングルディオラマ製作に挑戦https://t.co/bgIjP2hSlL【週末でつくる #ガンプラ 凄技テクニック】 pic.twitter.com/6n94EjvOMC
— Hobby JAPAN Web(ホビージャパンウェブ) (@Hobby_JAPAN_Web) November 16, 2023
↑特にジャングルディオラマ「サイクロプスハント」の物語とかツボでした、、、
やっぱ砂漠はいいよなァ!!!
さて、表紙のスケール違いドムを並べたジェットストリームアタックや、宇宙で貫かれたG-3ガンダムとシャア専用リックドムなんかもめちゃくちゃカッコよかったんですが、個人的には「砂漠の駐屯地」がすごく”推し”です。
「#ガンプラ凄技テクニック 懐かしのディオラマ編」にて「ZION’s砂漠の駐屯地 UC0079年12月31日」を制作
川口克己氏による伝説の作例『ZION’s砂漠の駐屯地』をモチーフに、MSとフィギアを組み合わてディオラマのストーリー性を強調する方法を解説しています#旧キット#ディオラマ#ガンプラ pic.twitter.com/0i82aM9qDH
— プロモデラー 林哲平@見るだけでプラモが上手くなるツイッター (@tepepro) April 1, 2024
旧キットのプロポーションってこともあって、一瞬見ただけだと「子供が旧ザクでブンドドしている」風に見えなくもないと思います。
・・・が!!ところどころに配置された人物フィギュアやクレーン車がいい仕事してましてw
現場の息遣いというか・・・兵士たちの会話が聞こえてきそうな情景に仕上がっていて、一気に旧キットが「リアルロボット」に見えてくるんですよねえ・・・。
しかも旧ザクが持っている筆やバケツの作り方はミキシングビルドを得意とする氏ならではの着眼点といった感じで、これまた面白かったです。作りてえ〜!!
おわりに
というわけで!
今年も林本は素敵な仕上がりでございました!!
今回もなんだか懐かしく・・・胸がギューってさせられる昭和レトロ溢れるガンプラムックだったなぁ。
こんなのニセモノルブリス作って喜んでる場合ちゃうで。。。
よーしワイも旧キット買ってきてディオラマチャレンジや!!!!
(旧キットどこで買えるんすかーーーー!!!???)
Comment
こんにちは。
更新お疲れ様です。
ガンプラ、
旧キットの方が、さわり甲斐がある。
病気からリハビリするときにガンプラ旧キット作りまくってた頃を思い出す。
poncha2016さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
旧キットどこで買えんねん。。。
新しいHGとかもあれはあれで面白かったですが、旧キットの趣深さとはまた別ですね。
いや、ディオラマすごいっすよ。まさに映画の1シーンなんだな、って。
>旧キットどこで買えんねん。。。
昔は中古屋さんに格安でゴロゴロしておりましたが・・・
TV未登場の敵とかも。
このディオラマ職人さんたちの本に影響されて買い尽くされた???(^^;)
poncha2016さん
それこそコロナ前までは近所のホムセンでも見かけてたんですけどね、、、
なんかあの時期を堺に転売屋がめちゃくちゃ誕生しちゃった印象です。