「パクり」という言葉の意味も変わってきているのかもしれない
どうもー!パクリとか著作権とかの話にやたらと敏感なおじさんです!
最近観た投稿で「今の若い子たちの中には『似てる』という意味合いで『パクり』という言葉を使っている節がある」というようなものがあり、なるほど・・・と唸ってしまいました。
いやー、おかしいと思ってたんですよ。
なんか猫も杓子も「パクりだパクりだ」って言ってるじゃないですか。
ねえ。ダンダダンのHayasiiがX JAPANのパクりだとか。
アマプラ「友達100人呼べるかな」のステージセットが20世紀少年のパクりだとか。
ハァ???
頭に蛆湧いてらっしゃるの?と思うようなことが多くて辟易としてたんですけども。(暴言)
この投稿を観てストンと腑に落ちた感があります。
つまり「言葉は進化()している」ということです。
(進化しているとは言ってない)
「似てる」と「パクり」は違う
大前提として、「似てる」と「パクり」は別物ですw
そもそもパクるっていうのは、食べ物をパクリと口に入れる・・・というところから来ていて、要するに「窃盗」を意味するわけですよ。
僕が中学生ぐらいの頃には同級生がやれどこそこのコンビニでお菓子をパクってきたのなんのってやってました。
つまり、意図して他人の所有物を盗むこと・・・これがパクりですよね。
一方、意図せずに似ているものっていうのは「パクり」とは言わないわけです。
たとえば同じスポーツをテーマにした漫画とか、必然的に展開が似てきてしまったりするけども・・・そういうもんでしょ?
※東出くんとねるちゃんとかもそう
人参と玉ねぎ、じゃがいもを煮込んだ料理を作ってみて、と言われたらだいたい同じようなのができるけど、それもパクりじゃないですよね。
難しいのが「意図して似せてる別モノ(パロディ・オマージュ)」なんですけども、まぁこれは今回の趣旨とは違うのでこちらの記事↓を参考にしてもらうとして、、、
あとは・・・「影響を受けました」系もパクりとは違うかなって。
創作において「好きが滲み出てしまう」というのはどうしてもあると思うので。
つまり、「同じように見えるもの」といっても、一口に「パクり」と表現してしまうのは違うわけですよ。
語彙力の問題
な・の・で・す・が!!!
僕らにとって、いろいろな表現をまとめて表すことができる便利な言葉があるじゃないですか。
「ヤバい」っていう。
最近だと「エグい」が互換してますね。
これって非常に優秀な言葉でして、良い意味にも悪い意味にも使えるし、軽い相槌のような感じにも使えるわけですよ。
でも・・・言葉が出来た時から近代までは「ヤバい」にも「エグい」にもそれぞれ独立した意味があったわけです。
諸説ありますが、ヤバいは「良くない、困る」のような意味。エグいは喉をえぐるような味覚とのこと。
これが言葉の進化によって便利に使われるようになっていったってことなんですね。
つまり・・・「パクり」という言葉も、盗むという本来の意味を超えて「似ている・似せている」「影響を受けた・好きが滲み出ている」「同じように見える・そっくり」という言葉の置き換えで使われるようになったとしても何らおかしなことではないなと!
おわりに
そういうわけなので、若い人や、ちょっと会話が困難そうな人が「パクり」という言葉を使った際には、実際のパクりではない可能性があることも加味してあげると、お話がスムーズに進むかもしれません。
他にも、今の若い子たちの中には「ご遠慮ください」が通じない人がいる、ってのもありましたよね。
本来は「やらないでね」って意味なのに「遠慮しながらやる」に意味が転じて行ってしまっているとか。
それから「確信犯」のように、もともとの意味とは違った解釈のまま、現代においてはそっちの意味が認められてるなんて例もありますのでね。
余談
最後の最後に余談ですが、、、
このところいろいろトラブル続きであちこちのサポートセンターとメールまたはチャットでやりとりをしてるんですけども、これがなかなか埒が明かなくて。
話が通じないというか・・・Aという質問の回答がA’ではなく、BとかCとかだったりするっていうアレなんですよ。
僕の質問の仕方が悪いのかな?と思って、端的に「Yes / No」で答えられるような質問をしても違う答えが返ってくるっていう。
なんか、考えたくはないですけど、、、これも世代間の差だったりするんですかね・・・?
質問に対して端的に回答するっていうのが時代にあってないんだと言われてしまったら、非常に、あ非常〜〜〜に生きづらいのですが!(また別途まとめます)