LINEスタンプを作って売ろうと思ったら、神の声が下りてきた話。(無宗教です)
2020/05/10
先日ふとLINEでスタンプのやりとりをしていて、
「あれ、これ、自分で作ったらよくね!?」
と思いました。
で、調べてみたら、案外ガイドラインは簡単そうだったので作り始めることに。
「これで売れたら万々歳じゃね!?」
なーんて考えたんですが・・・その時脳天にビリビリっとお告げのような物が走りました。
神の声「売れるんだったら自分で作る必要なくね?」
LINEスタンプを作って売りたい人が勘違いしていること
ラインスタンプに限らず、独立開業してビジネスを始めようと言う人でやりがちなのが 「自分でやってみる」ということでしょう。
おそらくなんですが、「出来るベース」で始めちゃうんですよね。
上の僕のLINEの例がまさにそれで、
→描いたら売れるんじゃね?
→描いてみる
→売れない
こうなるのが目に見えてます。
アフィリエイトとかもそう。
→ウェブサイト作ったら売れるんじゃね?
→作ってみる
→売れない
これです。
売ろうと思うなら、おそらく順番が逆なんですよね。
→そのために必要なものがある
→それを作る
→売れる
つまりLINEスタンプも「こうすれば売れる」という前提のもとで作る必要があるということ。
参考までに、僕が作ろうとしていたLINEスタンプはどんなのかというと 「人外ちゃん(オリジナルキャラ)スタンプ」というものでした。
僕がずっと大切に温めていたオリジナルキャラたちで、「いいね!」とか「オハヨ!」とかを作ろうと思っていたんです。
・・・誰が買うねん!!!!
前述したとおり、人様がそれを買ってくれるからには理由があるわけで。
例えば版権キャラものなら簡単に売れるっていうのがわかると思います。
あとは著名人が描いた下手な絵、とかも売れますよね。
「このキャラだから欲しい」
「この人が作ったものだから欲しい」
っていう理由があるということ。
でも無名の素人が作ったオリジナルキャラって。
よほどの理由がないと売れるわけがないんですよ。
※あまりに可愛いとか、あまりに「使える」とかね。
自分で作る必要なくね?
で、まぁもし「こいつぁ売れる!」っていう企画が出来たんなら、 それはもう自分で作る必要なくて。
外注すりゃいいだけの話なんです。
もともとイラストレーターを生業としている人ならまだしも、 そうでない人なら「他の仕事を抱えつつLINEのスタンプを最低40個も作る」という労力を考えてみてください。
どれだけ時間かかるんだってことですよ。
特に「スタンプを売る」という事が目的なのに、「作る」にリソースを取られている事が損であるという事に気づかなければいけないわけです。
売るために僕らが考えなければならないのは、どんなスタンプだったら売れるのか?どういう流通経路が必要なのか?ということ。
実際に自分で作るということはそこまで重要ではないのです。
おわりに
似たような話で、先日ホリエモンが
「自分で確定申告しているようなヤツは、すでに事業がうまくいってないってことでしょ」
って言ってました。
個人事業主で小さいビジネスをやっていたら、ソフト一本入れときゃ確定申告なんて一日5分もかからないで作れちゃうので、自分で確定申告・・・という発想になりがち。
なにしろ税理士さんにお願いしたら少なくとも年間で数十万かかりますからね。
でも、「自分のビジネスと関係ない事に時間を費やす暇があったら、ビジネスを伸ばす方に時間を使え」という考えはすごくよくわかります。
もしLINEスタンプを作るという事が「興味があって単純にやりたい」のなら作るべきだけれど、 もしそれを売ってお小遣いが欲しいとか、生計を立てたいと思っているのなら、自分で作ってる場合じゃないよね・・・と思った次第です。
2020/05/10