GRAND KIRINのIPLを飲んでみた。さすが上質の味わい。
2016/07/29
先日、電車の吊り広告でたまたま見たGRAND KIRINの広告。
いつもどおりさらっと流してしまいそうでしたが、あるワードが目に止まり、一気に興味を持って行かれました。
それは「IPL」の三文字。
クラフトビール好きの人ならすぐにピーン!と来ると思います。
そう、India Pale Lagerです。
クラフトビール界で人気のIPA(インディア・ペール・エール)はビールの香りと苦味のもとになるホップを大量に仕様して、ものすごく香る、ものすごい苦いビールです。
その、ラガーバージョン。
気にならないわけがありません。
GRAND KIRIN DIP HOP IPLを飲んだ感想
IPLとの出会いは、実は初めてではなく、以前クラフトビアマーケットで茨城の「牛久シャトーIPL」というIPLに出会っていました。
が、その当時は他に飲みたいビールがたくさんあって逃してしまったんですね。
その後、なかなか出会えずどれだけ後悔したことか・・・。
というわけで、今回のIPLがめちゃくちゃ楽しみだったわけです。
しかもクラフトビールに精力的なキリンさんが造っているわけですから、期待せずにはいられません。
IPLというネーミングには負けてしまうかも
グラスに注いで見ると、ふわっと華やかな香りはしますが、そこまで強烈な感じはありませんでした。
というか、個人的にはホップの香りよりも麦芽の香りが全面に出てきていて、ネルソンソーヴィンの特徴的な香りを感じられなかったです。
飲んでみると、舌の奥のほうで苦味を感じるものの、余韻が少なく飲みやすかった。
・・と、公式で謳っているのと真逆の感想にw
でも本当に「IPL」と言えるようなホップ感はなかったかなってのが正直なところです。
だからハズレかって言うと、そんな事もなく、
普通に上質で美味しいビールって感じなので、好きか嫌いかで言われたら大好きなビールでした。
おわりに
今回のIPLは単にホップを大量投下したビールではなく、
DIP HOPという「醗酵中のビールにホップを漬け込む」という面白い醸造方法というのを飲んだ後で知りました。
そういうことならIPLって名前じゃなかったのかもな・・とも思いますが、
なんにせよ新しいスタイルのビールである事には違いありませんね。
アサヒスーパードライがそうだったように、
日本の大手ビールメーカーさんが本気を出すとこういうのを造れちゃうんだなと感心しました。
グランドキリンIPL、おすすめです。
※コンビニ限定販売だそうです。
補足
ビールのスタイルについては少し知っておくと一気に楽しみが広がって面白いです。
僕は藤原ヒロユキ氏の著書数冊で勉強しましたが、一番最初に読んだこちらの本がわかりやすかったのでオススメ。
ただ、そこそこ古い本(10年以上前)なので、さすがに新しい本もたくさん出ています。
※とはいえ、知識ゼロからの~はクラフトビールが流行りかけの今でも十分通用します。
僕は読んでないですが、新し目の氏の著書にはこんなのもありました。ので、一応紹介。
2016/07/29