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自分のオリジナルビールが造れる木内酒造のBOPをやってきた時の話

 - ビールのこと

      2016/07/28

mybeer

昨年あたりから徐々にクラフトビールが盛り上がってきましたね。

クラフトビールでビールの楽しさに気づき始めると、
次に考えるのは
「おいおい、自分のビール造りたいぜ」
ってことなんですよ。

僕もビールにはまっていた時期があって、
過去3度ほどオリジナルビールを造りました。

うち2回は常陸野ネストビールで有名な木内酒造さんのBOPでやってきたので、その時の話を書いてみます。

※何年か前の話なので、最新版じゃないかもです。

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BOPとは合法にマイビールが造れる方法

BOPはBrew On Premisesの略だそうで、
要は木内酒造さんという酒蔵を借りることで、
素人が酒造の免許もなくビールを造れる方法という事です。

日本ではアルコール飲料を免許もない人が勝手に作ると違法です。
お酒を造れるのは、酒造免許を持っている酒蔵さんだけで、
さらに年間の醸造リッター数によって酒税を納めなければなりません。

BOPは基本的に酒造さんがお酒を造ってくれます。
だから僕らはその辺りの免許とか税金とかにはノータッチってわけ。
※つまり販売しちゃダメってこと

ただし、麦やホップの配合バランスだったり、
副原料としてどんなものを入れるか、
ラベルはどんなのにするか、

そういうところはある程度自由が効くので、
アイデア次第でそこそこのオリジナルビールが作れる仕組みです。

木内酒造さんの手作りビール工房

僕がやったのは茨城県にある木内酒造さん。

手作りビール工房|木内酒造

こちらから申し込むことで、マイビールが造れます。
330ml45本から。
一番少ない量(45本分)で、平日なら1本あたり567円。(2015/10現在)

そこらのクラフト買うのと変わりません。
お店で飲むなら、こっちの方が断然安いです。

マイビール造り体験記

実際にどんな感じで進むのか、僕がやってきた事で書いてみます。

kiuti

木内酒造さんは、茨城県の那珂市というところにあります。
偶然にも僕の友人の実家の近くでした。

1回目は電車で、2回目は車で行きました。
ビール造り体験の前に、ベースとなるビールの試飲をさせて貰えるので、
電車で行った方がいいですw

常陸野ネストビールの試飲

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こちらの酒造で造れるオリジナルビールは、
4種類(2013/03時点)のベースとなるビールから、
ホップをどうするか、麦芽をどうするか、って決め方が基本になります。

なので、よくわからない方はここで4種類を飲み比べて、
自分が気に入ったベースのビールがあったら、それを基準にそこから造っていけます。

僕は2回目の時は作りたいビールがあったので、それを伝えました。
どうしてもオリジナルのバーレイワインが作りたかったんです。

アルコール度数や原材料の制限がもちろんあるので、
そこをいかにアイデアでカバーするかがポイントです。

苦味と香りを決める、ホップ選定

hop

ホップはビールの「苦味」と「香り」を決める大切な要素です。
もともとはビールを腐敗から守るための薬草でしたが、それがキャラになったようです。

写真のようなペレット型ホップが何種類か用意されていて、
実際に香りを嗅いで確かめることが出来ます。

この乾燥ホップの香りは独特なので、僕は実際のビールとは違うような感じがしてます。
だから、なんとなく「この感じなら、仕上がりはこうなるに違いない!」みたいな思い込みが必要ですw

ちなみに、3種類まで選べたのですが、
1回目は3種類バラバラのホップを使ってしまって、キャラクターが薄れました。
逆に言えば匠っぽい仕上がりだったのかもしれませんが。

その反省を生かし、2回目は1種類でビタリング(苦味付け)もアロマ(香り)も行いました。

コクと色味、アルコール度数を決める麦芽選定

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麦芽はそのビールのコクを決める重要な原材料です。

少し焙煎してある麦芽なら、ビールはコーヒーのようなコクをだし、
色味も濃いめになるなどです。

手作りビールの体験では、
「どんな色のビール」で、
「どれぐらいのアルコール度数」ぐらいを伝えれば、
担当のお兄さんやお姉さんが頑張って配分を計算してくれます。

その表を基に、自分たちでバケツに量っていくわけです。楽しいです。

破砕⇒マッシング⇒スパージング⇒煮沸

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ここからは淡々とビール造り体験の作業が続きます。

計量した麦芽を粉々にし、
お湯を加えて糖化。
麦汁を濾して、煮沸してホップ投入までやったら終わりです。

淡々と書いたので「えっ、もう?」って思うかもしれませんが、
本当に地味な作業を延々やるんです。

ここにビール造り職人の腕が関わってくるんじゃないかと思います。
いかに丁寧に素早くやるか!みたいな。わからないですけど。

ちなみに、一番搾り麦汁が出た時点で飲ませて貰えます。
とても貴重な体験ですよね。

1banshibori

僕はなんとなく甘酒みたいな感じで好きだったんですが、
同行したビール好き連中は嫌いだったみたいw

この1番絞りの麦汁しかつかってない麒麟一番搾りって、
何気にすごいんじゃないかって思えます。

木内酒造のランチ

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上記工程の途中で結構な待ち時間があります。
そこで、申し込んでいた人だけランチタイムになります。
※事前に申し込んでない人はボーっと過ごす時間です。

僕らが行った時は木内酒造さんの中にあるお蕎麦屋さんで打っているというお蕎麦ランチでした。
何気に激ウマでした。
2015/10現在、常陸さばサンドになっているみたいです。

ちょっと行ったところにコンビニがあったような気もしますが、
前後の工程の空き時間なので、出来るだけ酒造内にいたいところ。

僕は1回目にボーっとタイムを経験したので、
2回目はランチを申し込みましたw

副原料について

日本ではビールと呼べるものは、
麦芽、ホップ、酵母、水、それと限られた副原料だけと決まっています。

ただ、海外はもっと自由で、
たとえばアメリカにはベーコンメープルビールなんてのもあります。

木内酒造さんも、持ち込んだ副原料を投下する事が出来るそうなので、
事前に相談してみるといいと思います。

僕らはやりませんでしたが、僕らの隣にいた人たちは何やら楽しそうなのを入れてました。
(中にはカレー粉を入れて、カレービール造ろうって人もいました)

全ての工程を終えたら、あとはお任せ

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ホップを三度に分けて投入し、
ビールを冷却窯に移したら、元の窯を掃除して終了です。

その後の(僕は一番難しいと思っている)発酵から、
瓶詰め作業などは木内酒造さん側でやってくれます。

というわけで、ビール造り体験はここまで。
お疲れさまでした、って感じでみんなで飲みにいって終了です。

ラベルの依頼、ビールの納品

nolabel

木内酒造さんのBOPは、オリジナルのラベルを受け付けてくれています。

なので、結婚式の引き出物にオリジナルビール、なども出来ますし、
正真正銘自分だけのマイビール造りにもピッタリです。

僕はPCで作成したそれっぽいラベルを送って、作ってもらいました。
(ビールが仕上がる前にラベルデータは送っておく必要があります)

後日、瓶詰されたビールがケースで家に届きます。
が、おそらく酒税とかの関係だと思うのですが、ラベルは別で来ます。
これを自分でぺたぺたと貼っていって、ついにオリジナルビールが完成です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

クラフトビールはとても面白いですが、
オリジナルビールは、それよりも面白いです。

それがお手軽に楽しめるBOPはとても素晴らしいと思います。

僕は関東圏なので木内酒造さんにお願いしましたが、
全国的にも存在しているとの噂を聞きますので、
興味がある方のご参考になれたら幸いです。

ちなみに、

合法にビールを造る方法はBOPのみですが、
日本でも法律スレッスレ、いやアウトな自家醸造方法があります。

あと、資金に余裕がある方はマイクロブルワリーを作っちゃうのも面白いですよね。

実は僕、どちらもチャレンジしたので今度別記事で書いてみますね。

参考までに、僕はビールにはまりだした頃、
日本のビール界の第一人者、藤原ヒロユキさんの本で勉強しました。
(BOP、マッシングなどなどはこの本で知りました)

ただ飲むだけじゃなく、理解して飲むというのは楽しいです。
興味がある方は是非。

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