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【おっさん1人】ガストのフレンチフルコースを食べてきた

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ガストでフレンチのフルコースが食べられると聞いて!!!

いやー、なんか恥ずかしいよ~。
オッサン一人でガストでフレンチフルコース食べてたらゼッタイ変じゃん~。

・・・と思ったのですが!!

そういや我が町のガストは「席は自由に空いてるところへ」「オーダーはタブレット」「配膳は猫ちゃんロボット」「お会計はセルフ」と、誰とも接しないままに食事を終えることができる強みがあるのを思い出しまして・・・行ってきました!!!!

結論:美味しいし、価格にも納得だけど、ちょっとチグハグな感があったかな?

といった感じでしたので、レビューです。

白金台のおフレンチだってよ!

店に着き、早速好きな席(角っこの席)を陣取ったワタクシ。
※この日は店員さんがしっかり入り口付近にいてくれて「何名様ですかー?」「お好きな席へー」というやりとりはありました。

テーブルの上には見透かされたかのように、例のフレンチメニューが立ててあるじゃないですか!!

なんでも白金台にあるL’alliumというレストランのシェフが監修された「至福のフレンチフルコース」だそうで・・・(ゴクリ)

タブレットであれよあれよと、赤ワインまで一緒に注文させられてしまいました。
ぐぬぬ・・・策士よのう。。。

いくら「カジュアルフレンチ」と言われても「白金台」っていう響きがもう高級そうな感じで。
地元にもフレンチレストランがないわけじゃないですが、なんだか特別感があります。。。

料理の前に赤ワインだけ猫ちゃんロボットが運んできてくれました。

↑猫ちゃんってコレね。

よしよし、これで誰とも触れ合わずにフレンチフルコースや!!!

料理のボリューム・クオリティ、申しぶんなし!

・・・と、思ったら!
前菜とスープはホールスタッフさんが運んできてくれました。

他の卓では料理も猫ちゃん大活躍だったので、もしかしたらこのフルコースだけスタッフさんがいちいち持って来る仕組みだったのかもしれません。
(その後の料理も食べ終わるタイミングを見計らって、いいころ合いでスタッフさんが。。。なんか恥ずかしいw)

さて、前菜はこれ。
”3種の前菜盛り合わせ サーモンマリネのグジェール アンディーブの柚子ビネグレット和え 帆立のバターソテー”です。

サーモンマリネのグジェールは右の品ですね。
(グジェールはチーズを混ぜたシュー生地だそう)

一口サイズでしたけど、ナイフで半分にしていただきました。
サーモンマリネもシューも美味しかったですが・・・まぁ、オシャレな一品ってところでw

左奥がアンディーブの柚子ビネグレット和え。
ビネグレットソースはいわゆる「フレンチドレッシング」みたいなものだそうですが、柚子が香っていていい感じでした。

手前が帆立のバターソテー。
バター風味はいまいち強くなかったけれど、そもそもの帆立がおいしかったです。

余談ですがEntréeってずっとメインディッシュのことだと思ってたんですけども、フレンチでは「前菜」なんですね。
※北米と日本ではメインディッシュの意で使われることもある、だそうで・・・(今後は使い方も気を付けないとなー)

前菜と一緒に運ばれてきたのは、”カリフラワースープ ~カリカリパンチェッタとクルトン添え~”。

少しどろっとしたポタージュのような食感のカリフラワースープ。
もう見た目がおしゃれやん。

味は美味し。
パンチェッタはあってもなくても良かったかな!

メイン料理は”卵の赤ワインマリネ ビーフ100%ハンバーグ ペリグーソース ~ごぼうのチップをのせて~ クリーミーマッシュポテトと温野菜”。

ここにパンかライスが付きます。

まずビーフ100%ハンバーグ・・・。あつあつで肉ギッシリで美味っ・・・でした。

バーグそのものも美味しいですが、ペリグーソース・・・やばいですね。
トリュフの香り(と思われる)がしっかり香ってて、一口で「やられたーっ!」となりました。

個人的にはこのソースとバーグで2,000円と言われても頷けるレベル、、、

そしてマッシュポテトの上に添えられていた卵の赤ワインマリネ・・・!!

なん・・これ・・!!!

こんなの、ファミレスで食べられていいアイテムじゃないぞ、、、

味がめちゃくちゃに美味しいかと言われれば全然そんなことはなく(w)、赤ワインでマリネされたであろう酸味の強い温玉、みたいな感じなんですが・・・!どう食べるのが正解???

それでも僕はこの料理にガストで出会えたことがなんだかすごく嬉しかったです。
(もう、この頃にはワインもまわってきて程よく上機嫌に。。。)

他に添えられていた温野菜(きのことほうれん草)や、バーグの上のごぼうチップスは・・・特筆すべきことなし。

ライスorパンは、メニューブックにも掲載されていたのでパンをチョイスしました。

バケットのような感じですが、もうちょっとしっとり柔らかい感じのパンでしたね。(でも食感はパサパサ)
特にバターが強く香るようなこともなく、どちらかというと「料理の邪魔をしない味」といったところで。

バーグを終えて残ったペリグーソースをふんだんに使わせて頂き、完食しました。

ここまでで成人男性のワタクシが満腹感を覚えるぐらいのボリュームがあったと思います。
※もしくはフルコースによるゆっくりした食事が影響したかもしれませんが。

最後にデザートの”ブランマンジェプラリネ”が運ばれてきました。

プラリネっつーことでヘーゼルナッツがしっかりと香る・・・というか、思いっきり上にヘーゼルが乗ってるんですね。
これがもうめちゃウマで。

僕の懐事情にもっと余裕があればコーヒーオーダーしてましたわ、、、(水で我慢したった)

これで料理は終わりです。
う~ん、全体的に美味しかった、、、

ガストでフルコースのチグハグさ

さて、冒頭でも書きましたとおり・・・僕はこの料理がこの内容で税込1,990円というのは全然高額じゃないと思いました。
むしろ妥当・・・いや、安いかも??ぐらい。

それぐらいの満足度はあったと思います。

ただ・・・なんでしょうね。
店内はオバちゃんたちのランチですごくガヤガヤしてるし、なんだったら猫ちゃんロボットがウロウロしてるし。
そんな中で行儀よくお上品にフレンチフルコース・・・っていうのが、すごくチグハグで。

しかもそれをオッサンが一人で・・・みたいなシュールさを思うと、なんか違うなぁ~みたいなw

すごい虚しい気分になっちゃったんですよね。
たぶん友達と来てたらまた違って楽しかったんでしょうけど・・・。

もっと堅苦しくなくていいと思うんですよ。
ガストも「カジュアルフレンチ」を謳ってるんだから、猫ちゃんに配膳させとけばよかったんじゃないかなとか。

そういうのを含めて2,000円ってところを、高額と感じるか否か・・・みたいなところがこのコースの評価軸になってきそうかなー。

おわりに

というわけで・・・なんだかんだガストのフレンチフルコース面白かったです。

できればフレンチってもっと気軽に楽しめるようになってほしいんですよね。
どうも日本人にはお堅いイメージが植え付けられてしまっている気がして・・・田舎風のビストロなんかが地元にも増えたらいいのになーって思います。

ちなみに、帰りにちょうどロイホの前を通ったんですけども。
ガストは面白半分にこういう2,000円ランチを出しますが、向こうは普通にサンドイッチのランチとかで2,000円近くするんですよね。
(心なしか中で食べてる人たちみんな優雅そうだったぜ・・・)

同じ2kという金額を払うとして、どっちがより満足が高いか!?みたいなのを考えさせられました。
以上です。

   

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