AmazonにてASIN使いまわしと思われる偽レビューに遭遇【違う商品のレビューで☆5】

先日、Amazonにて探し物（DP to HDMIコネクタ）をしていたところ、そこそこ安く、Prime商品翌日配送かつ評価も☆5でレビュー数が400近いものがありました。

これは買いだろうと思った（脱中華できず）のですが、まぁそこはAmazonですのでね。
騙されてはなるまいと。

一応、レビューに目を通してみたのです。

すると・・・日本からのレビューは0件。
「メキシコでレビュー済み」というものばかりがズラリと並んでいました。

まぁ、メキシコで先行発売されてたアイテムなのかなーぐらいの気持ちで見ていったのですが・・・どうもおかしいんですよ。

僕が買おうと思っていたDP to HDMIの変換コネクタではなく

なぜかMARVELの映画（DVD Boxか何か？）について熱く語っていたのですｗ

つまりこの☆5評価およびレビュー件数というのはDP to HDMIコネクタに対してではなく、MARVELアイテムについてのものだったのだ！！

同一ASINの使いまわしというものがありえるらしい

Amazonの商品は独自の「ASIN」というコードで（基本的には）一意になるように管理されています。

今回の商品でいうと「B0BNN9L7KV」というのが当該ASINコードでした。

んで、ページのURLっていうのもこのASINコードで作られているんですよ。

試しに今回のヤツのURLを見てみると・・・「amazon.co.jp/DisplayPort-変換アダプタ-DP-HDMI変換アダプター4K-金メッキコ-メス）アダプタ/dp/B0BNN9L7KV/」となっていました。

URLに商品名っぽい日本語も入ってしまっているので、それを削って「amazon.co.jp/dp/B0BNN9L7KV/」としても同じページが表示されます。

こんな感じに。

つまり、おそらくはこのURL・・・つまりASINを以前はMARVELの映像商品に使われており、販売者がそれを（おそらく意図的に）DP to HDMIコネクタの商品で上書きした、ということなのかな？と。

どうやらそれはできるそうなんですよ。
最初に商品を登録した際にそのページが作られて、後からその商品ページのタイトルや写真、説明文を変更する・・・ということが。

これによって例えば、当初は安価で優良な商品を販売して高評価を稼いでおいて、後から詐欺的な粗悪商品に切り替えて荒稼ぎをするということが可能になるそうです。しょーもな。
（頭を使う方向を間違えてるよね）

Keepaの情報もリセットされるのん？？

Amazonの過去の商品価格をチェックできるツール「Keepa」で当該ASINを見てみると・・・

販売期間は41日と短く、2022年の12月15日に発売されたもの、となっていました。

一方レビューは・・・

2022年の12月5日が最後になっており、それ以前（2021年より前）から存在していたようなんですよね。

本来であれば同じASINの商品なんだったらKeepaに価格情報が保存されてそうなものですけども・・・KeepaにあるのはあくまでDP to HDMIコネクタの情報のみ。

Hmm…

商品情報を更新したタイミングでKeepa情報も消えるんかワレェ！？

おわりに

他にもAmazon.com.mx（メキシコアマゾン）や、Wayback Machineなども活用してみましたが・・・結局過去の販売情報に触れることはできず。
一体これがどうしてこうなっているのかはわからないまま。

あくまで「ASINを意図的に使いまわした」というのは僕の妄想に過ぎませんので、もしかしたらたまたま「新規出品したところ、以前使われていたが終売となった商品のASINがAmazonから割り当てられた」というだけの商品なのかもしれません。

ただまぁ・・・君子危うきに近寄らずと言ったわけで、僕はこの商品を見送ることになりました。

というわけで、とりあえず表面上の☆5などはあまり鵜呑みにせず、「商品とレビューがかみ合っているか？」なども確認したうえでの購入が望ましいかなと。

これだからオカンとか高齢者にはAmazonってオススメできないのよ、、、

一応、Amazonではカテゴリーを選択したあとでなら「出品者を絞り込む」という機能が効くようになっていて、Amazon.co.jpが販売している商品に限って表示するということも可能です。
それはそこそこ信頼できると思うのですが、そっちでも普通に「ユーザーから返品された商品の使いまわし」があるそうなのでね・・・なんとも難しいところですね。