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Sick2「ロデオドライブ」を聴いて思ったこと。久々にプライムでアタリ引いた。

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      2020/05/04

sick2

Amazonプライムの会員になってからというもの、
一番活用させて頂いてるのがプライムミュージックです。

普段自分が聴かないような楽曲も無料で聴けると思うとついつい試しちゃう。
Apple MusicもGoogle Play Musicも同じような感覚で使っている人が多いんじゃないでしょうか。

今回たまたま新作リストにあった「Sick²」というバンドの曲を聴いたのですが、
アタリを引いた気がします。正直めちゃくちゃ得した気分。

プライムミュージックは、どちらかというと無難なヤツとしょーもないヤツが多い印象。
でもたまにアタリを引くと、しばらくはその楽曲を聴く事ができるわけだし、
何よりも普通に生活していたら出会わなかったかもしれないアーティストと引きあわせてくれた喜びが大きいです。ありがたやありがたや・・・。

というわけで、Sick²というバンドとその楽曲の感想について。

Sick²を聴いた感想

Sick²は「シックス」と読むみたいです。
日本のヴィジュアル系バンドで、悲しいことに僕みたいなおっさんがハマってしまいました。

僕がもっと若くてピチピチした女子だったらなぁと何度願ったことか。

実際に演奏されているのかどうかはわかりませんが、演奏レベルも高く、
ユーロビート風の刻みにメロディアスなロックとデスボイスが乗った感じの楽曲が主でした。

僕が最初に聴いたのは「妄想悪魔審判」という曲だったんですが、
流れるようなメロディとノリの良さで、一発で「うわぁライブ行きたい」って思っちゃった。
※でもライブ映像みたらピチピチの女の子ばっかりで無理って思ったけど。

とりあえずプライムで聴ける曲はヘビロテで全曲聴いているんですが、
今一番印象に残っているのは「ロデオドライブ」という曲。
この曲の歌詞がなかなか興味深いです。

ロデオドライブの歌詞から妄想する

ライブでもかなりオラついてるマイクパフォーマンスだったりして、
そもそもV系ってだけでも僕からしたら怖い存在なんだけど、
このロデオドライブの歌詞がとても繊細で良いんです。

「あんなバンド売れない」という批評家気取りの素人の意見を取り上げている歌詞なんですが、
結果的にそんなヤツらの話は無視して、自身のファンたちに向けて「一緒に死のう」と締めている。

芸術家にせよビジネスマンにせよ、世に自分の作品(やサービス)を送り出した人が一度は経験するものに「批判」があります。
これ、一度でもやらないとわからないんだけど、世の中の人「100人が100人全員認めるもの」なんてのは存在しないわけで、必ずワケわからんヤツが一度は批判してくるんですよ。

「ぜってーキモイヤツじゃん!」
とか思ってスルーしちゃえばラクなんだけど、最初はそういうわけにもいかないもんで、
「認められない自分」に対しての葛藤みたいなのと戦わなければならない。
だから必死で全員に認められようと足掻くんだけれど、また違う場所から批判してくるヤツがいて・・・みたいなスパイラルに陥っちゃうんです。

で、その次のステージが
「あ、違う違う、応援してくれる人がいるんだから、その人たちの為だけに頑張ればいいんだ」
ってなるわけで、それが「一緒に死のう」・・・つまり、「ずっと応援しててね!」って言葉に繋がってきているんだろうなと。

なにげにこの第一段目の「認めてくれない人がいる」というところで方向転換しちゃう人が多い。
最初の路線じゃ認められなかったから、自分の違う才能の引き出しをあけて勝負しよう、みたいな。

でもそれって、もっともっと後のステージの話だということに気づかないもんなんです。

・・・彼らがこの曲にそんな想いを詰め込んだのかどうかは知らないけれど、
この時点でしっかりと「信者」の方だけを向けているのは、マーケティング的に正解なんだろうなーと。

ってか、そもそもそういう事を批評家気取りで書くんじゃないよって話なんですがw

おわりに

おっさんになればなるほど、芸能人やアーティストみたいな華やかな仕事をしている人の裏事情というか、
隠れて傷ついていることや隠れて頑張っていることを妄想してしまうようになりますね。

昔はジャニーズとか嫌いだったけど、今はむしろ「すげーな」って思いますしね。
ほんと、育休だの有給だので騒いでるリーマンは見習ったらいいと思う。ヤツら、ガテンだぜ。

というわけで、「Sick²はおっさんにもオススメ!」とはいえないけれど、久々に(いろんな意味で)僕にヒットしたバンドさんでした。

   

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      2020/05/04

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