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病院の会計はなぜ遅いのか???

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      2023/08/21

うちの近所にある耳鼻科(開業医)は、診察がめちゃくちゃ速い。
とにかくスピーディなのです。

おそらくは医師が無駄を嫌う人なのでしょう。
診察までの待ち時間も他所の病院と比べて極端に短いし、診察もサッと終わります。

それでいて腕が悪いとかいうわけでもなさそうで、病院としての評判も良いんですよ。
つまり、素晴らしい耳鼻科なのです。

・・・が!!!

なぜかお会計だけはクッソ遅いんですよね。。。
先生は速いのに、その他のスタッフさんたちが激遅なのである!

これはいったいなぜなのか????

というところから、なぜ病院の会計が遅いのかを調べてみました。
最近妻が病院で働くようになったので、そこからの情報も入れております。(なので信憑性あるぞ!)

※会計が遅いクリティカルな理由は一番最後に書いてあります。

病院は何を以って「顧客満足」を得るのか!?

病院はなんとなく「公共のサービス」っぽい印象がありませんでしょうか。
その理由は「健康保険」などによる医療費の負担があるから・・・かもしれません。

だけれど、病院の経営だってれっきとしたビジネスなんですよね。
病院のオーナーさんは病院を運営することで利益を出していかなければならないのです。
(それで看護師さんや医師さんたちにお給料を支払うのだ)

さて・・・ビジネス、サービスとして利益を生むためには「顧客満足」が切って離せないところにあります。
顧客から不満を生み続けるようなビジネスはそのうち客足が鈍り、売り上げを挙げられなくなるからです。

では病院における「顧客満足」とは何なのでしょうか???

顧客満足は・・・病気を治してくれるか否かだ!!

飲食店の顧客満足は・・・「味」「クオリティ」というのが想像に難くないと思います。
でもファストフードのように「スピード」や「価格」で勝負している飲食店というのもあって、顧客満足度の形にも色々なものがあるんだなというのがわかりますよね。

それが病院の場合だと、僕らは病気になって初めて行くということが多く、その時の目的は「症状を診てもらうこと」に他なりません。

いくらスピードが速かろうと、診察料が安かろうと・・・適切な診断をしてくれない病院には行きたくないわけですよ。

うちの近所にある皮膚科なんかは、めちゃくちゃ待たされるうえに診察のスピードが遅いのにも関わらず、毎日病院の外に行列ができております。
その近くに待ち時間のない皮膚科だってあるのに、そこの皮膚科には支持されるだけの顧客満足度があるのでしょう。

会計が早くなるに越したことはないけど・・・

とはいえ、顧客というのはサービスをトータルで考えるものなので、会計の待ち時間が短くなるに越したことはないのです。
理想を言えば、しっかりと診察してくれて、さらにサクッと終了するのが一番なのだ。

・・・ですが、そのためには病院側にもリソースが必要なのです。
つまり会計をサッと終わらせるには人件費だったりシステムへの投資が必要になってくるんですね。

でも・・・おそらくはそういった部分って「利益率」に直結しないのでしょう。
病院側が本気で「会計の時間を少なくしよう!」というところに余力を割くことはないのです。

よって・・・会計は遅いままなのだ!!

なるべくなら早く帰りたい。。。

ちなみに、ホリエモンさんは以前、病院の待ち時間が嫌すぎて帰ったことがあるそうですw
「悪いところを治して、有意義に使える時間を増やすために来ているのに、無駄な時間を取られている」ということが腑に落ちなかったみたいで・・・なんていうか、一貫してるよなぁ!!!

でもほんと・・・そのとおりなんですよ。
体調悪くて悪くて、もうどうしようもないつって病院に来ているのに・・・そこでお会計などのために長い時間待たされるのって健康な時の何倍も辛いわけで。

だったらもう早く家に帰って横になりたいですよw

そう思うと待ち時間の短縮というのは立派な「顧客満足度向上」だと思うんですけどね・・・。

「病院は集客が必要ない特殊なビジネスである」みたいな話も見かけたんですが、そんなこともないと思うんですよ。
やっぱり「この病気になった時にはここの病院」みたいなのを思い浮かべることって普通にありえますし。

おわりに

というわけで、病院の会計はなぜ遅いのか!?その理由は「早くしようとしていないから」「リソースが割けないから」という感じでした。

・・・って、「思てたんと違う」「そういうことが知りたいんじゃない」ですよねw
「そもそもなぜ会計処理があんなに遅いねん!!」というお話でした。

冒頭で書きましたとおり、最近妻が病院の事務で働くようになりまして、その裏側を教えてもらったので共有しますね。

病院の会計処理がそもそも遅い理由・・・それは、「医療費の点数計算が複雑すぎる」というところに集約されるそうです。

なんでも「月初にコレをやった人はこれが適用できて〜・・・」とか、そういうあれこれがとにかく複雑に組み合わされて、本当に計算が大変なんだとか。
(これは病院側の利益になる部分だけでなく、患者にとっての負担を減らす部分もあるのだそう)

医療費の計算を複雑にしている要因は「二年ごとに医療費・点数計算の改訂が入る」というところにあるらしく、、、
本来であれば複雑な計算を簡略化できるシステムの導入などで回避できるものみたいなんですが、そこに(二年ごとのシステムアップデートに)リソースを割いてしまうと病院の利益がままならなくなる・・・という感じだそうです。

であれば・・・「クレジットカードによる”後払い”」など、その場はすぐに帰れてあとで請求・・・とかになればありがたいんですけどね。
(処方箋はEメール添付とかでさぁ)

おしまい。

追記

ちなみに、開業医さんとかだと特にそうなんですけど、院長先生がそのままドクターと経営を兼任していることが多いみたいです。

そもそもお医者さんっていうのはクッソ忙しいわけで、、、経営のことなんて考えてられないってのが現実なんですよね、、、

なのでまぁ・・・ドクターと経営企画部は別にするとか、まずはそういうのが必要なんでしょうな。

   

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      2023/08/21

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