激しい腰痛を患って知った、「下手なアフィリエイトサイト」のウザさ。そこから学んだことについて。
2022/01/26
先日、風邪からなのか、他の原因があるのかはわからないのですが、激しい腰痛に襲われました。
立っていても寝ていても腰が痛い。
風邪で咳やくしゃみをすれば激痛が走る。
・・・もはや地獄。
今は咳き込むぐらいでは全く痛くないぐらいに回復はしましたが、それでもたまにビキッとくるので油断できない状況です。
こういった状況になったときに、まっさきに病院ではなくネットで症状を検索してしまうというのはある意味現代病かもしれません。
現代病患者である僕も例に漏れず「腰痛 原因」とか「腰痛 湿布」、「腰痛 診療 どこ」とか調べまくりました。
ちなみに先に答えを書いておくと、残念ながらネット上にはあなたの腰痛を治す答えは載っていません。
これは腰痛に限った話ではなく、何事も「近道はない」ということに通ずるかもしれないですね。
現代人がすぐに「検索」に頼ってしまう理由は「なるべく失敗をしたくない(または失敗しないように育てられた)」からであって、検索によってすぐに答えを得たいからなんですよ。
飲食店でハズレを引かないように検索して食べログを見る、みたいなのがまさに典型です。
・・・でも、食べログを信用したって飲食店はハズレますよね?
結局はラクしようとせずに、地道に自分の足で探していくしかないんです。
飲食店も、腰痛も。
なので・・・
整形外科に行って「骨に異常はないですね~」とか言われて湿布貰って、内科に行って「特になんともないですね」とか言われて痛み止め貰って、整体やカイロプラクティックに行って「生活習慣直しましょうね」なんて言われて・・・みたいなのを繰り返した先に答えがあるんじゃないかなと。(ちょっとスピリチュアル的)
ただ、その過程でどこかで重大な病気が見つかるかもしれないし・・・。
あながち間違ってないのかもw
・・・さて、前置きが長くなりましたが、、、
そんなこんなで腰痛に関する検索ワードで検索しまくっているうちに、アフィリエイトのウザさに直面してしまいました。
僕は自分でもアフィリエイトサイトを作ったりしていたので、広告に対する耐性は一般の人よりはある方です。
ただ、今回自分の「悩み」に直面して初めて「アフィリエイトサイトならもっとうまくやってよ・・・」と思ったわけであります。
腰痛とアフィサイトから学んだこと
腰は体の要です。
何をするにも、腰に力が入らないとか、ちょっと動いたら腰に激痛が走るというのは気力すら削がれてしまうもの。
もう本当に、この「腰」という漢字を思いついた人は相当腰痛に悩まされていたに違いない・・・!
今現在リアルタイムで腰痛に悩まされている僕だからこそ、とても共感できますよ。この漢字に。
アフィリエイトというのはこういった「悩み」に対して案件をフィッティングし、それで成約を取っていくというもの。
もう単純な話、「どんな腰痛でも治せる名医」がいたとしたら、そしてその医院がアフィリエイトプログラムを持っているのなら・・・腰痛で悩む人を集めてその名医を紹介してあげれることで収益に繋がるという、そういう仕組みなのです。
検索結果にはアフィサイトが溢れ、スモールキーワードとは何かを知る
ただし、実際にはそんな簡単にはいかないんですね。
というのも「どんな腰痛でも治せる名医」は存在しませんし、存在したとしてもアフィリエイトプログラムを持っていなければアフィリエイターにとっては紹介するに値しないからです。
そうなると市場に溢れるのは「アフィリエイトプログラムを持つ、限定された腰痛改善サービス」ということになります。
まぁ、広告の原理から言えば仕方ないことなのですが、検索しても検索しても同じような答えばかりが出てくるのは緊急の悩みを解決したい人にしてみたら鬱陶しいものでしかないですよね・・・。
そこで、ユーザーはもっと悩みを限定したキーワードに落とし込んでいくわけです。
「腰痛 湿布 どっち」
「腰痛 カイロプラクティック 本物」
「腰痛 マッケンジー体操 効果」 みたいな。
もうこればっかりは本当に悩んでいる人にしかわからないキーワードになっていくわけで、これがいわゆる「ロングテールキーワード」に繋がる「スモールキーワード」なんだなと実感しました。
「(キーワード) ブログ」で検索する意図と、思わず突っ込んだアフィリンク
ただし、それでも出てくるサイトがアフィサイトばかりだったりすると、今度は必然的に「個人ブログっぽいもの」に注目し始めます。
要するに「誰かの利益にならなさそうな(=公平そうな)情報」を欲するのでしょう。
僕の場合、「急な腰痛で悩んでいたけれど、どうにか回復した人」の”実例”が読みたいと思いました。
するとある一つのブログに辿りついたわけです。
そのブログでは腰痛が発症した経緯と、痛みと戦っている時の描写、いろいろな病院をたらい回しにされたことなどがリアルに綴られていました。
「ゴクリ・・・」
結局この人はどうなったんだろう・・・。
どうやってこの苦しみから解放されたんだろう・・・。
期待しながら読み進めると
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驚くほど効果を実感!最新の腰痛改善プログラム!
「いや、アフィサイトかーい!!!」
みたいな。
もう思いっきりずっこけました。ガッカリですよ。
そこまで読み進めた時間返せよ!と思ったほどです。
なんだろう。前述のとおり僕も作っていたわけでアフィサイト自体に嫌悪感はないはずなのに・・・「もうちょっと綺麗に騙しておくれよバーニィ」って感じがしたわけです。
アフィリエイトはそっと寄り添うもの
今回の件で身に染みたのは、アフィリエイトってグイグイ前に出るものじゃないんだろうな、ってことです。
どちらかというと、そっと傍に寄り添うもの、というか。
気が付いたら横にいて、「あっ、いてくれたんだ。。」みたいな存在であるべきなんじゃないかと。
腰痛なのであれば、「腰痛の原因はこれとこれとこれが考えられるよね。その解消法はこれとこれとこれがあるよ。」という答えを提示したうえで、「その解消法を一番効率的に行えるのは、ここの治療院ですよ。根拠はこれですよ。」としてくれると納得できたんじゃないかな・・・。
おわりに
それでも「藁にもすがりたい」という感情は怖いもので、「これで助かるなら・・・」とそのブログからアフィリエイト案件成約に至った人も多いだろうなと。
僕だって、本当に解決して貰えるならアフィリエイトだろうとなんだろうと関係ないですし。
というわけで、アフィリエイトサイトを作るのなら「藁にもすがりたいほどに悩んでいる人を想像して、その人が検索するキーワードを知り、その答えを提示したうえで案件をそっと添えておく」というのが正解かもしれないよ!!というお話でした。
2022/01/26