布袋寅泰の名盤「King & Queen」を20年ぶりぐらいに聴いた感想
2020/05/04
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今日みたら、なんと布袋寅泰さんの名盤「King & Queen」が追加されていました。
King & Queenと言えば、僕が布袋さんにどっぷりハマっていた高校生ぐらいの頃にリリースされたCD。
当時の僕にとっても大金だった3,000円を握りしめて、ワクワクしながらレコードショップへ駆けつけたのを覚えています。
そんな懐かしい気持ちが蘇ってきて、つい聴き入ってしまいました。
でも、やっぱり20年近く経ってるわけで・・・聴く方としても感じ方が違うものですね~。
というわけで、King & Queenの20年越しの感想を書いてみたいと思います。
King & Queenの感想
King & Queenは1996年にリリースされたCDで、それまでの「GUITARHYTHM」というシリーズを事実上終了させたアルバムです。
前年の「サイバーシティは眠らない」という横浜アリーナでの公演でテンションが高まっていた僕ら当時のファンは、こぞって発売日に初回限定版を買いに走ったものです。
そして翌日の学校で「あの曲が良かった」「この曲も良かった」と興奮気味に語り合いました。
・・・うわめっちゃ懐かしいなぁw
さてさて、そんなKing & Queenは全13曲のアルバムでした。
1.RUNAWAY! JOHNNY!!!
King & Queenはなんと、1曲目から「ブライアンセッツァーとのセッション曲」というすごいアルバムだったんです。
当時まだ洋楽を聴くまでに成長していなかった僕は、ブライアンセッツァーってあんまりよく知らなかったんですよね。
一応音楽雑誌はよく読んでいたので、名前と顔ぐらいは知っていたけれど。
・・・今思えば激熱ですw
ブライアンセッツァーといえばネオロカビリーの雄。
布袋さんとは同年代で親交も深く、その後もよくセッションをしていますね。
個人的にはストレイキャッツも好きですけど、ブライアンセッツァーオーケストラ(以下BSO)のビッグバンド感が大好きです。
VABOOMとか超オススメ。
2.スリル
(たぶん)ファン公認のエガちゃん曲。
改めて聴くと、やっぱりカッコいいですね~!!
この曲のギターソロはめちゃくちゃ練習したので今でも弾けますw
シングルで発売された時のB面が「サイバーシティは眠らない」という曲でした。
あれは両A面だったなぁ!
3.TWO OF US
僕の中では、ボウイ時代の隠れた名曲を思わせるかのようなナンバーです。
っていうか、イントロがとてもHOTEI的な感じ。
シングル向きじゃないけれど、綺麗で素敵な曲。
なんかギタリズムとKing & Queenの中間的なイメージなのかなぁ。
ラグジュアリー&リゾート感もあって、すごくこのアルバムに似合っている感じがします。
4.King & Queen
アルバムのタイトルにもなっている曲。
ギターパート全てをセッツァーが弾いてるそうです。・・知らなかった。
そういわれてみると、BSOみたいなスウィング感がありますね~。めっちゃおしゃれ。
5.GHETTO BLASTER
未だにそらで歌えるぐらい覚えているんだけど、そこまで思い入れがなく書けません。
超有名な曲のイントロが間に組み込まれてる、ってぐらいw
6.BOYS BE AMBITIOUS
当時、僕の周りの布袋ファンたちは一晩このアルバムを一通り聴いて、翌日の学校で「一番よかったの、BOYS BE AMBITIOUSだよな!」と言ってましたw
おそらく、それまでのボウイとか布袋さんのビート感を一番感じられる曲だったからだと思うんだけど、大人になった今聴くと・・・やっぱり当時とは印象が違いますねえ。
7.命は燃やしつくすためのもの
シングルカットされたスローナンバー。
なんかGUITARHYTHM IVに入っててもおかしくない感じの曲だなと思います。
8.SPACE COWBOY
この頃の布袋さんのコンセプトだったのか、その後のツアー名になったインスト曲。
今聴くと、なんとなくだけど、タイトルと曲に「そういうことか」って思える何かがあります。
9.CAPTAIN ROCK
この曲もあんまり思い入れがなくて書けません。
クラップするとこが楽しかったな、ってぐらい。
10.ラストシーン
シングル曲。
当時、「新曲はラストシーンっていうらしい」という情報が先行して流れていて、僕らはめちゃくちゃ楽しみにしていました。
「ラストシーン、どんな曲なんだろう!?」って。
で、実際に発売されたらスローナンバーな曲でガッカリした覚えがあります。
でも今聴くと、なんとも切なくていい曲ですね~。
11.FULL MOON PARTY
前述の「サイバーシティは眠らない」という公演で初めて聴かせてもらった曲。
ライブですっごい盛り上がっていたので、アルバムで聴けるのがすっごく楽しみでした。
この曲のギターソロもブライアンセッツァーが弾いているんですが、やっぱりセッツァーの癖というか、それこそ途中でBSO聴いてるのかな!?って気にさせられて面白いです。
12.VELVET KISS
実はこれが一番想い入れが強い曲で、この曲について書きたくてこのレビューを書いたと言っても過言ではありませんw
インスト曲なんですが、すごく綺麗な音で、ひどくノスタルジックにさせられるメロディ。
僕はなぜかこの曲を聴くと、南国の夕暮れ時を思い浮かべるんですね。
そのせいか、家ではウクレレを使ってコピーしています。
(途中でフレットが足りなくなりますがw)
たしか布袋さんもパールゼマティスを使ってレコーディングしたとかでしたよね~。
当時どうしてもパールゼマティスが欲しいという想いがあったので、余計に想い入れが強いのかもしれません。
でも本当に素敵な曲なので、King & Queenを通しで聴けなくても、これだけは絶対に聴いてほしい。
20年経った今聴いてもやっぱり綺麗ですね。
なんか懐かしさとかいろいろこみあげてきて泣けてきちゃう。
13.DEAR MY LOVE
そして最後の最後で、またしても僕にとっては大して想い入れのない曲でしたwスマン!
でもこれ、マイケル・ケイメンとの共同プロデュース曲なんですね。
ケイメンといえば、アトランタ五輪の閉会式で布袋さんと関わった人です。これがきっかけだったのかな・・すごいな。
おわりに
20年ぶりに改めて聴き直してみて、やっぱり名盤だなと思えました。
とか言いながら大半は「想い入れがない」と書いてしまってますけどね!
・・が!特に書くようなことがないというだけで、全部全部歌えるぐらい聴き込んだ曲には違いないんです。
とても懐かしい気持ちにさせてもらいました。
ありがとう、アマゾンプライム。
ありがとうセンテンス・スプリング。
2020/05/04