ASUS MeMOPad HD7 (ME173X) のタッチ飛びが配線抜き差しだけで直った話
2020/05/02
僕が人生で初めて購入した記念すべきタブレット、みーもたん。
GoogleのNEXUS7(2012年)とよく比較されていたモデルで、当時キーボードと併せても2万円を切る価格だったのでワクワクしながら購入したのを覚えています。
今ではタブレットの価格もだいぶ下がって、キーボード入れて1万円未満で購入するなんてのも難しい話じゃなくなってますね。
2013年末に購入したものなのですが、2015年末ぐらいにはタッチパネルの挙動がおかしくなってしまいました。
画面右下のタスク一覧を表示させるアイコンに注目です。
このアイコンを長押しするとスクリーンショットが取れるため、シングルタップ(長押し)をしているところです。
挙動を測るためにタップした位置を表示するように設定したのですが、シングルタップがマルチタップになってしまっているのがわかりますね。
こんな感じで、タッチ精度がおかしくなっていたり、たとえば画面上でタッチできない場所があったりなどなど使い物にならない状態になっていたんです。
そんな折、我が家には新しい7インチタブレットであるFireがやってきてしまいました。
以降、みーもたんは暗い箱の中にしまわれて、約1年近く眠り続けることになったのです。
先日、ふと部屋の片づけをしていたときに発掘されたみーもたん。
購入時からリサイクルシールがついていたので、もうASUSに送り返して処分してもらおうかと思いましたが、ダメもとで検索してみると「配線抜き差しで直るかもしれない」という情報に辿りつきました。
[参考]MeMO Pad HD7 のタッチセンサーの調子を直したよ。
前置きが長くなりましたが、結論から言うと、配線抜き差しで直ったよ!というお話です。
みーもたんのタッチを直す
配線の抜き差しは、まずバックパネルを外してあげて、所定の配線を確認し、抜いて挿すだけです。
とはいえ、これによって完全に動かなくなるという事がないとは言えないので、自己責任でおねがいします。
メーカーは決して「自分で開けて直す」ということを推奨していないはずですし、僕もこの方法を著しく推奨するというわけではないことを先に記しておきます。
バックパネルを外す
まずは背面にある白いカバーを外していきます。
これの上手なやり方はよくわからないんですが、白いカバーと黒い本体の間に堅くて薄いものをかまして、パキパキと剥がしていく感じです。
本体とカバーはこんな感じのツメと受けで嵌っているので、これを慎重に剥がしていきます。
僕の場合あまり慎重にならず無理矢理ベリベリーっと剥がしましたが、結構無事でした。
で、開くとこんな感じ。
すごいですね。ほとんどリチウムイオン電池が場所を取ってるんですね・・・。
ピンクの矢印で指したところのコネクターがどうやら画面を司るものみたいです。
なので、ここを抜き差ししていきます。
コネクターの抜き差し
コネクターは画面側から一枚の幅広なケーブルで取り回しがされていて、ここの部分で2つに分かれて接続されています。
片方が表示で片方がタッチとかだったりするのかな・・・?
とりあえずわからないので両方抜きました。
この時、無理に引っ張ったらおそらくケーブルが破損して、もはや本当に使い物にならない端末になること間違いなしです。
パソコンの自作やiPhoneなどの修理経験がある方には慣れっこですが、こういうケーブルは白いパーツ(ストッパーみたいなの)を立てることで簡単に抜けるようになります。
写真は白いパーツを立てたところ。(左奥は寝ている状態)
こんな感じで抜けました。
ケーブル(茶色のフィルムみたいなの)の方にはご丁寧に白いラインが引いてあるので、もう一度このラインの場所ぐらいまでグッと差し込みなおします。
差し込んだら再度白いストッパーのようなものを倒して完成。
パネルを閉じる前に起動して画面チェックをしたところ、すっかりよくなってました!
おわりに
これでまたみーもたんを使ってあげることができます!
リサイクルに出さなくて済んだんやぁ・・・ありがたやありがたや。
ただ、もう我が家には新しい7インチのタブレットちゃんがいるし・・・使い道に微妙に困りそうではありますねw
ちなみにみーもたんはCPUがMediatekのMT8125という32bit 4コア 1.2GHzのものなので動作はややもっさりしています。
が、Amazon Videoとかを観る分には全然普通に観れますし、ストレージも16GBあった(と思う)ので、もしかしたらプライムビデオをダウンロードしておいて動画専用マシンにするなどがいいのかもしれません。
Antutuで僕が計ったスコアは16115でした。
2020/05/02