格安SIM(MVNO)で高額請求…履歴から判明した身に覚えのない通話とは
2019/12/14
義両親に渡していたSIMフリースマホ。
どうもやっぱり使い方がわからなかったようで、しばらく電源すら入れられていない状態が続いていました。
一応格安SIM(Freetel)で契約していたので、月々税込み1,300円ぐらいの出費だったのですが・・・さすがに電源すら入れていないのであればもう解約しようという話になったんです。
解約するため、久しぶりにマイページにログインしてみたところ・・・
なん・・・だと・・・?
なんとすでに請求がかかってしまっている3ヵ月前の利用金額が1万円をオーバーしていたのです・・・。
何かの間違いだろうと明細を見てみたのですが・・・
どうやら間違いないっぽい。
なんでもこの月(3月請求なので、2月の利用分)に、国内通話で10,500円分も使っていたようなんです。
しかも本人は身に覚えがないという・・・。
いったいなぜこんな請求が起きたのか調べた顛末と、格安SIMを使う際の注意点について紹介します。
ことのてんまつ。
今回高額請求があった格安SIMは義理の父に持たせていたものでした。
その利用料の支払いだけ、僕の妻のクレジットカードに請求が来るように設定していたのです。
そこで義父が使っていたSIMフリー端末にてその月の通話履歴を調べたところ・・・犯人が判明しました。
正直これを見るまでは「Freetel(現楽天モバイル)のシステムが間違っていたんじゃないか」とかいう淡い期待を抱いていたものです。
そうでなくとも最悪、遠くの親戚と長電話してしまったとか、はたまた怪しいダイヤルサービスをこっそり使っていたとかね。
そしたら何のことはない、義母への発信「254分19秒」・・・これが犯人でした。
Freetelは30秒20円とかいう通話サービスだったと思うので、255分×40円=10,200円。
まぁ、だいたいこれであってそうですね。
といっても同居しているはずの義父から義母へ、4時間強の通話・・・。
いったいなんなのこれ。
おそらくだけど「通話ボタンの切り忘れ」
もう何か月も前のことなので何が原因だったのかの詳しい内容はわかりませんでしたが・・・考えられるのは「通話ボタンの切り忘れ」じゃないかと思います。
スマホに不慣れな義父がこの日は何度となく義母と電話でやりとりをしていたようで・・・直前にも発着信が10件ぐらい残っていました。
で、その日の最後の発信がこれだったんですね。
おそらくは義母に電話をするも留守電に繋がったか、はたまた少し話すことが出来たのか・・・そのあたりは定かではありませんが、通話が終わった時に通話オフのボタンを押さずに放置したのでしょう。
たとえばスタンバイボタンやホームボタンを押して電話を切ったつもりになったのか、そのままポッケにしまったのか。。
受信者側の義母も不慣れであるため、もしかしたら通話後に電話を切らなかったのかもしれません。
僕らからしたらスマホの電話機能なんてそれまで使っていたガラケーと何ら変わりない気がするんですけどね・・・。
それがスマホになったというだけで急激にハードルが上がってしまう人もいるんだということを知るいいキッカケになりました。
格安SIMはとにかく通話料が高い
さて最後に格安SIMを使う際の注意点として、今回僕が経験したことから言えることがあるとしたら・・・「通話料高いぞ!」ってことですね。
現在主要3キャリアでスマホを契約する場合、通話プランとして電話がかけ放題になるものが用意されているじゃないですか。
僕もずっとソフトバンクのホワイトプランを使っていて、ソフバン同士の通話ならいくらでも無料みたいな恩恵を受けていました。
でも格安SIMだと基本的にはそういうプランがない(というか、あっても高額なので格安SIMに乗り換えるメリットにならない)わけですよ。
1分で40円かかるので、今回みたいに4時間通話したら1万円を超えます。
普通の人なら4時間も通話しないと思うけどね・・・。
もちろん各MVNOはクレカと連動させた「半額ダイヤル」的なアプリを用意してくれているんですが・・・今回はそれを設定していなかったのが特に仇となりました。
本当は1GBのデータが付いているプランなので、LINEの音声通話などを使ってくれると通話料がかからず、毎月1,300円の範囲内で済んだハズだったんですけどね。
・・・むしろ義両親には電話アプリの使い方なんて教えてなくて、LINEは徹底的に教えこんだにも関わらず・・・頑なにLINEは使ってくれないという・・・。
(というか電話アプリの使い方を教えなかったから通話オフが出来なかったのかも・・・!!)
どうやら半年以上使ってても、未だにLINEと電話の違いとか、画面を1つ戻る方法とかが感覚的にわからないそうです。
※誤解のないように言っておくと、都度教えているにも関わらず覚えられないんだとか。
なので、月々の基本料が安いからといって格安SIMに飛びついたとしても、それを効率的に使える人でない限りは結果的に高額になってしまうこともある・・・ということ。
今後MVNOへの乗り換えを考えている人にはここをしっかり理解して欲しいなと思いました。
おわりに
というわけで、MVNOから身に覚えのない高額請求が来たというお話でした。
当然、その電話回線はしっかりと4時間分使っていたわけなので、身に覚えがなかったといっても支払いを免れることはできません。(たぶん)
電話の切り忘れ・・・気を付けましょうね。
・・・この記事を書いていて、その昔電話好きな友人から毎晩のように電話がかかってきて、「おればっかりかけてるからお前からもかけてこい」みたいなことを言われ、何時間も通話に突き合わされたことを思い出しました。。。
※その友人からの電話には次第に応答しないようになり、そのうち電話番号も変わり、今では音信不通です。
電話って数分ぐらいで勝手に切れてくれる機能、無いんですかねw
追記:スマホから通話履歴が消えていた
そうそう、思い出したので書いておきますが・・・今回の通話履歴を調べる際、スマホの電話アプリから履歴を見たんですが、全通話履歴が消えていたんですよ。
なので「ははーん・・・愛人か誰かと長電話して履歴を削除したんだな!」なんて可能性もあったわけなんですが・・・。
義父が使っていたスマホの場合、数か月前の通話履歴は自動で表示されないようになるみたいでした。
で、ここ2~3ヵ月使っていなかったので全通話履歴が見えなかったということだったようです。
こんな時は一旦誰かにワン切りでもいいので電話をしてから履歴を見ると「すべての履歴を表示する」という案内が出るので、これをタップすることで確認できるようになります。
もし本当に全部消えてしまっていたのだとしたら、Google Playストアから「通話履歴 復元」の検索で出てきたアプリを片っ端から試してみるといいかもしれません。
2019/12/14
Comment
お久しぶりです、こんにちは!
格安SIMにそんな罠が! と記事タイトル見てびっくりしちゃいました。
今は無料通話アプリが充実してますけど、やはり年配の人からすると電話である、ってことがプライオリティ高いんですね…
林さん
お久しぶりです!コメントありがとうございます。
記事タイトルはかなり煽りました^^;
普通に使ってれば「無料通話」がないだけで、ほぼ問題ナッシンです。
>やはり年配の人からすると電話である、ってことがプライオリティ高い
ですね~。
それだけ電話というものが生活の一部として溶け込んでいる・・・ということかと思います。
僕からしたら「電話と機能的に変わらないじゃん」って思うんですが、直感的にわかりづらいんだろうなぁ・・・。
そのうち僕らも「あたりまえ」に思っていたことが古くなり、新しい世代のあたりまえについていけなくなるんでしょうね~!