ブログが書けたよ!

自分がやってきたことだけなんでも書く、ジャンルむちゃくちゃマガジン

クロマティックとインレタの違い。インレタをオーダーできるお店さんまとめなど

 -

   

先日、ミニカーのカスタム品に触れる機会がありまして・・・初めて見るその芸術品に甚く感動致しました。

で、そのミニカーに施されていたグラフィックスを「インレタ」と紹介したところ、「インレタではなくクロマティック」というツッコミが入ったのです。
その場では「ほうほう・・・クロマティックというのか。勉強になったぜ・・・!」と思ったのですが、数日経ってから「何が違うんだろう・・・??」という疑問が沸々と湧いてきてしまいました。

そこで調べたところ・・・

違 い が わ か ら ん

という結果にw

いろいろな印刷屋さんが説明してくれているんですが・・・要は「知っている人向けの説明」が主であって、「クロマティックとはなんぞや」と思っているレベルの人への説明ってなかったんですよ。
※例「〇〇とはクロマティックのようなものです」みたいな説明ばかり。そこが知りたいんじゃあああああ!!!

でまぁ、一応僕なりに出た結論があるので紹介しておきます。
クロマティックとは・・・広義にはインレタのこと、ですw

そもそもインレタってなんやねーーーん

ここでふと思ったのが、「インレタインレタ言ってるけど、はたして僕はインレタの意味を知っているのか?」ということでした。

僕の中ではその昔、カセットテープを買った時についていた(または別個で買ったような気がする)、半透明のシートに文字が印刷されているヤツ。
録音したカセットテープの背表紙にシートの上から擦って転写することで綺麗にレタリングが出来るアレ・・・のことだと思っていました。

おそらくその考えは間違っていなくて、インレタ=「インスタント・レタリング」の略なんですね。
インスタント・レタリング・・・つまり、即効でレタリングができるよ!ってこと。

その頃には家庭用のワープロとかも普及してなかったし、確かにアレのおかげでインスタントにレタリングが出来たわけです。

そう考えると、その材質や製法はさておき・・・簡単にレタリングが出来るアイテムはすべて「インレタ」ってことになるわけですね。

やや狭義にはドライデカールのこと

じゃあ水転写デカールに文字を印刷したものとか、もっと言えば普通のステッカーにアルファベットとかが印刷してあったらインレタなのか・・・っていうと、これは難しいところで「インレタじゃない」ってなると思うんですよ。

そもそもインスタント・レタリングというのは日本においては一般的な名詞になっているものの、本来は最初にこれを発売した「レトラセット」という会社の登録商標なんだそう。
いわばカップヌードルとかサランラップ、ウォークマンみたいな感じで、いわゆる「商品名」だったものなんですよ。

じゃあこれの一般名称は何かというと、海外では「ドライトランスファー」って言うそうです。
ドライトランスファーはその名から想像するに、”乾いた転写シート”みたいな感じだと思うので・・・つまり日本におけるインレタ=ドライデカールってことになるのかなと。

さらに狭義で言えば・・・厳密には別物らしい。

そういうわけで、ドライデカールのように転写できるシートはすべて「インレタ」って言っても差し支えないのではないかと思うのです。

クロマティック(クロマテック)だろうとカラーイーズだろうと、全部全部インレタ。
※カラーイーズもよく知らんけど・・・。

等式みたいなので書くなら、「インレタ ⊃ クロマテック」って感じかと。
なので、クロマティックのことをインレタと呼ぶことは特に間違いではなさそうです。

・・・が!
逆はもしかしたらダメなのかもしれませんね。

要はインレタの中にも製法がいろいろとあって、そのうちの一つがクロマティックらしいんですよ。
なので例えばクロマティックで作ったインレタとカラーイーズで作ったインレタが別物であった場合、カラーイーズのインレタを見て「クロマティック」って呼ぶのはお門違いってこと(だと思います)。

難しいですね~・・・。

iPhoneもAndroidはどちらも「スマートフォン」に分類されるけど、Androidスマホを見て「iPhone」って呼ぶのは違う・・・みたいな感じです。
だからまぁ、どっちも「スマホ」って言っておけば間違いないし、どっちも「インレタ」って言っておけばOKなんです。僕らユーザーは。

※ただし製法や材料が違うのであれば、使用用途も変わってくる可能性は大いにありますね。

ついでにインレタを作ってくれる会社さんを調べた

さて、「ついで」と書きましたが、本来はこっちがメインでした。
実はインレタを作ってくれる会社さんをいろいろ探しているうちにこの疑問にぶつかったわけなんです。

インレタとクロマティックの違いは・・・僕にとってはどうでもよくなりました。
※というか、たぶん使ってみないとわからん。。。

いくつか調べた「インレタを作ってくれる会社さん」を挙げておきます。
僕もこの中のどこかからオーダーすることになるでしょう・・・。

インレタ.com

https://www.inreta.com/

「インレタ 自作」とかで検索すれば真っ先に出てくる会社さんですね。

作れるサイズはハガキサイズからで、白とか特殊な色を使わなければ3,240円~。
※白や金・銀を使うなら4,320円~。
※送料は一律350円のゆうパケットなど。

「ネガフィルムを使わない」という方法らしいので、きっとクロマティックとかとはまた別の手法を確立されているのかもしれません。

データ入稿はイラストレーターのみ。

セントラルプリントファクトリー

http://www.central-gazai.co.jp/printfactory/servicelist/chromatec/

こちらは思いっきり「クロマテック インレタ・転写シート」と書かれているので、正真正銘クロマティックのインレタなんだと思います。
一説にはクロマティックの方が仕上がりが綺麗(シルクの仕上がり・・・など)と言われているので個人的には気になっています。

サイズはA6(だいたいハガキサイズ)からで、白・黒なら3,000円~。
2枚目以降は2,400円~となるそうです。

データ入稿はイラストレーターが指定されていますが、解像度さえ低くなければフォトショップでもいけるそう。

個人的にはフォトショデータぐらいしか作れないので(技術的に)、ここが最有力だったんですが・・・送料の記載などもなく、もしかしたら地元の方向けのサービスなのかな??

.Too

https://www.too.com/product/service/tensya/#order

画材を取り扱ったことがある人なら一度は訪れたことがあるであろう「.Too」のオリジナル転写シート・インレタ作成サービス。(東日本エリア)

サイズは1/8(だいたいハガキの半分)からで、基本色(白もOK)が2,100円~。
※1/4(だいたいハガキサイズ)なら2,800円~。

送料が一律700円(北海道・沖縄・離島除く)となっていました。

データ入稿はイラストレーターのみとなっていますが、A4サイズ以下ならスキャンして仕上げることが可能・・・とのこと。
※ただし別途料金要。

また、エッジの甘さが気にならなければフォトショデータでも取り扱って貰えるそうです。

アドマ

http://www2.bbweb-arena.com/adoma/

「マックスラボ」という名前のオリジナルインレタを作成している会社さん。
クロマティックやカラーイーズとも違う手法みたいですね。

サイズはSSサイズ(だいたいハガキの半分)が1,836円~。
そこにネガフィルム作成料金として540円が追加でかかるのかな。

送料はSSサイズ×定形郵便なら0円だそうです。

データ入稿はイラストレーター、フォトショ、オフィス、インクスケープなど幅広く対応してくれています。

オーダー方法がオンラインショッピングカート方式ではなくメールである点、支払方法が代引きか銀行振込だけなのがちょっとネックですね。
※SSサイズだと代引きにしたら勿体ない気もするし、実質銀振一択。

株式会社コーボー

http://www9.big.or.jp/~nero/sub2.html

CBクロームという高コスパインレタを扱っている会社さん。
サイズはCサイズ(だいたいハガキサイズ)で900円~。

しかも配送がメール便なら無料だそうです。

支払方法は後日請求書が届く・・・となっているので、振込かな?

データ入稿はイラストレーターのみ。

個人向けに作ってくれるのかはわかりませんでした。

インレタの自作は出来ないの?

いろいろ調べていると「じゃあインレタを自分で作ったらいいんじゃない?」って気持ちにもさせられますよね。

僕も「インレタ diy」とか「インレタ 自作」とかで調べたんですが・・・結局のところ方法は見つかりませんでした。

以前はインレタ用の自作転写シートを販売されている会社さんもあったそうなんですが・・・きっとニッチ過ぎたんでしょうね。
すでに商品の取り扱いは終了していたようです。

なので、記事執筆時点ではインレタの自作は難しい・・・と考えて良さそう。
ホワイトデカール(水転写)ならスタンピングリーフを使う方法で叶えられるんですけどね・・・。

【ホワイトデカール diy】スタンピングリーフを使ったオリジナル白デカールでルースミニカーにホワイトレターを入れる

熱転写のデカールシート部分がドライデカールになればいいだけ・・・なんだけどなぁ。

UVプリンターなるもので出来るとかできないとか

調べていたらこんなのも見つけました。

[参考]カッティング&プリントのユーロポート | ■スーパーインレタ

UVプリンターなるものと専用のシートを準備する必要はあるものの・・・自作できそうですね。

おわりに

というわけで、インレタとクロマティックの違いについて、でした。

まとめると・・・「クロマティックはインレタのうちの1つ」ってところだと思います。
違ってたらごめんなさい。

   

 -

   

スポンサーリンク