未だにシルク・ドゥ・ソレイユ「O(オー)」を超えるエンターテインメントには出会えていない
2017/08/09
僕が初めてみたシルク・ドぅ・ソレイユのショーが「O(オー)」でした。
最初にして、最高の芸術作品だったと思います。
未だにこれを超えるショーには出会えていません。
僕がシルク・ドゥ・ソレイユをサーカスとは認めたくないのは、この作品のせいかもしれない。
シルク・ドゥ・ソレイユ「O」について
「O」はラスベガスのベラージオホテルで常設ステージとして公演されているシルク・ドゥ・ソレイユ(太陽のサーカス団)のショーです。
「O」はオー、オウと発音し、フランス語で水に由来するもの。
また、それは輪廻転生の象徴でもあるんだとか。
1998年から実に20年近くも演じられているショーで、
その完成度を以ってすれば、人気なのも頷けます。
料金は席によって$120~$200程度と高めですが、
正直言って僕は、シルク・ドゥ・ソレイユの移動公演を見るぐらいなら、高い金額を払ってでもこっちを観たいです。
「O」の感想
セムシのマエストロがクラウンを興じ、物語は進んでいくんですが、
とにかく舞台の芸術性とパフォーマンスの融合がすごいです。
同じラスベガスで行われている「KA」が力強いのに比べて、「O」はとにかく神秘的で幻想的。
前情報もなければ英語もわからないので、
その物語だってなんだかよくわからないんだけれど、
開演してしばらくは涙が止まりませんでした。(大げさな表現ではなく、本当に)
今まででこんなに心を鷲掴みにされるような体験をしたことはなかったし、
ショーを観て涙を流すなんて事もなかっただけに、自分でもびっくりしました。
舞台装置も素晴らしく、なんとショーの舞台上にシンクロナイズ用のプールが設置されています。
「O」という名の通り、このプールを余すところなく存分に使ったパフォーマンスが行われます。
って、感想なんて書くだけ無駄で、
この感動はもう、実際に観ないと絶対に伝わらないと思う。
とくにトレイラームービーみたいなのを見たけれど、やっぱり全然違う感じだった。
僕は運良く、自分以外の家族もラスベガスに行く機会があり「O」の感動を共有する事ができたんですが、
やっぱり弟も「Oはすごかった」と言っていました。
ちなみに、演目上で流れる曲も素晴らしく、
プライムミュージックでダウンロードして毎日ヘビロテしています。
おわりに
「O」は常設公演なので、ベラージオホテルの一部として作られているんですね。
なので、TOTEMやOVOのように、日本に来るという事は絶対にありえません。
なので、ラスベガスに行ったら絶対に観ておいた方がいいです。マジで。
日本からチケットの予約も可能で、
運が良ければ一番前の席を確保する事もできます。
僕は一番前の席で観ましたが、迫力がヤバかったです。