個人アフィリエイターはなぜ一つのジャンルで攻め続けるべきなのか
2018/12/09
僕がアフィリエイトに手を出し始めたころ、参考にしていたサイトの先輩たちが揃いも揃って「いろいろなジャンルに手を出すよりは一つで攻め続けるべき」ということを仰ってました。
なぜ一つのジャンルで攻め続けるべきなんでしょうか。
ぼくがいろんなジャンルに手を出して失敗した経験から説明します。
一つのジャンルのマスターになるのが正攻法だから
アフィリエイトで稼ぐ正攻法は、そのジャンルの伝道師・・・つまりマスターとなることだと思っています。
要するに、ユーザーが何か悩みを抱えて検索し、あなたのサイトへたどり着いたとき、その答えが全部載っているような状態を作り上げることですね。
さらに言えばそのサイトが「辞書」ではなく「エッセイ」のような感じで、ユーザー目線でわかりやすく、端的に答えを示せる必要があります。
・・・で!
そうなるためには相当数のインプットが必要なわけですよ。
知識がない人の記事からは商品を買わないどころか、そもそも検索にすら引っかからない可能性があります。
しっかりとした知識で、正しい解決に導いてくれるようなページだからこそ支持を得ることができ、検索結果でも上位に表示されるようになるわけです。
※検索結果に関してはブラックボックスなので何とも言えませんが。
なので、インプット・・・つまりは書籍を読んだり、自分で体験したり、他者の悩みを知るべく検索したり・・・そういった作業が日々必要になってきます。
アウトプット量にばかり目を奪われがち
ですが、アフィリエイトでそこそこ稼げるようになってくると、「同じやり方で他のジャンルに手を出せばいいんじゃね?」と思うようになってくるもの。
その時には「1記事書くのにだいたい1時間ぐらいだから・・・あと2サイトは増やせるだろう」みたいに、アウトプット量に目を向けてしまうんですね。
ただ、先に書いたとおり、アウトプットの為には相当数のインプットが必要なことを忘れてはいけません。
もし所有サイトが3倍に増えれば、アウトプットだけでなくインプットも3倍になるんです。
さらに言えば、所有サイトにもらった問い合わせや、広告主とのやりとりも3倍になります。
そして、普段はあまり気にしていないかもしれませんが、そのサイトに関して考える時間も3倍に増えることになります。
結果的に1つのサイトにかけられる時間が少なくなり、そのクオリティが低下することに繋がってくるわけです。
※上の図だと、考える時間とインプットに時間を取られ過ぎてしまい、アウトプットが全くできなくなってますね。
ウェブサイトのクオリティが下がれば、その分売れなくなるのは当然のことです。
1ジャンル、1サイトでも食べていけるだけ稼ぐことは可能
結論から言うと、1ジャンルを極めて1サイトで勝負しても、人が一人食べていくぶんだけ稼ぐというのは可能だと思います。
というか、多くの人はそうやって仕事をしていますよね。
たとえばレストランのシェフは「いかに美味しい料理を食べてもらうか」という点ばかりを極めて、その報酬として賃金を得ているわけですよ。
逆に「本業は株式投資で、シェフ業は趣味。力を入れてません。」みたいな人がやっているお店にはあまり行きたくないですよね。
同様に、もしあなたがアフィリエイトのプロを目指そうというのなら、そのウェブサイトを見に来る人に対して「いかに悩みを解決してもらうか」という点を極めることが必要になるのです。
そういったことを続けていればあなたのサイトは悩みを抱える人にとって「なくてはならないもの」になりますし、そうなれば広告主も放っておきません。
特単のお話などを貰うようになり、どんどん売り上げをあげていくことができるようになるわけです。
そうは言っても1本で戦うのは不安
ただ、アフィリエイトってどうしても広告主および検索エンジンに左右されてしまう仕組みなので、一本だけで戦うのって本当に不安なんですよね。
もしもこのサイトの順位が落ちたらどうしよう・・・とか、急に広告主が撤退したらどうしよう・・・とか。不安は尽きません。
不安になると「保険のために違うジャンルで作っとくか・・・」という気持ちになるものです。
でもですね、まだ起きていない事柄のために不安になって保険をかけるより、今戦っているサイトを強化してやるのが先決かなーと思います。
僕の経験上、20万PV程度のサイトが5個あるより、100万PVのサイトが1つあった方が稼げる気がするので。
それで、ちょっとやそっとの逆風ぐらいではびくともしないようなサイトが作れたら、その時にはなるべくお金を使って新しいジャンルに取り組む(他者に作らせるなど)のが良いのではないかと思います。
おわりに
と言っても、わかんないですけどね!
あくまで僕があちこちに手を出した結果、どれも中途半端になった挙句、あたまがマルチに働かない・・・という現状から導き出した答えなので・・・。
全員には当てはまらないかもしれないですし。
とにかく何が言いたかったのかというと、自分の作業=記事を書くというアウトプットだけに目を向けて時間の計算をしちゃダメよ、ってことです。
だいたいの人間は頭がそこまで器用に出来てないと思うので、、マルチに行う仕事が増えればその分処理能力が落ちるはずなので。
追記
書き忘れていたことがあったので追記。
もしあなたのライバルが、同じジャンルかつ1サイトに100%注力していた場合。
あなたが5つのサイトを抱えて20%ずつの注力しかできなくなってしまえば・・・単純に熱意が5分の1になってしまいますよね。
20%で頑張っている人と100%で頑張っている人・・・結果が出やすいのはどちらかは考えるまでもなく明白だと思います。
2018/12/09