なぜダイの大冒険「Infinity Strash」はコケたのか?
コケてないか!!
いや~。アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」をテーマにしたアクションゲーム、「Infinity Strash」。
ついに2023年9月に発売されましたね。
・・・が!!
今はもう11月なのでアレですけど、発売されて早々ぐらいから価格ががっつり落ちまして。
すでに2,000円台で投げ売りされているような状態なのです。
な ぜ な の か ?
・・・その答えはYouTuberのナカイドさんがわかりやすく解説してくれてました。
平たく言うと「ゲームとしてつまらん」ってことみたいですね。
あれ・・・?
なんか前にもそんなことをダイ関連のゲームで書いた気が。。。
↑2年前の記事ですが、ワタクシ・・・
未だに出てない「インフィニティ・ストラッシュ」なんか大ゴケするんじゃあるまいか。
なんて書いてましたよ、、、
あのですね、珍しく予想が的中したから偉そうに言わせてもらいますけども。
この2つのゲームって全く同じ理由でコケてないでしょうか???
誰のためのゲームなのか??
僕はゲーム業界には何の関りもない人間ですのでマーケ的なところはよくわかりません。
ですが、一般的に考えてもコレ、「ファンアイテム」だと思うんです。いわゆる「キャラゲー」?
要は「ダイの大冒険」という作品のファンのために存在するゲームであって、ゲーム自体が爆発的にヒットするタイトルではないというか。
ええと・・・たとえば「ドラゴンクエスト」が出た当初って、ドラゴンクエストのファンなんて存在してなかったわけですよね。
だからゲームの面白さ、斬新さといったところで勝負する必要があって・・・そこが評価されたと思うんです。
でも今回のゲームっていうのはあくまで「ダイの大冒険」という作品が先にあって、そのファンが存在しているわけですよ。
商品のターゲットがそのファンである以上、まずは「ファンを満足させる」というのが大前提なんじゃないかなと。
遅すぎた定期
で・・・あくまでその手のファン向けアイテムだったとして、「ファンだったらどれだけ待たせても買うやろ」っていうのはちょっと驕りかなーと思うのです。
ファンにもいろいろありまして・・・コアな人もいればライトな人もいるわけですよ。
コア層ならまだしも、ライト層であればアニメ終了から時間が経てば経つほど情熱は失われていきます。
ソシャゲの「魂の絆」でさえ、アニメスタートから1年も遅れてサービスが開始されました。
それでもまだアニメは佳境というか、「ここから最終決戦!」ってところだったので、おさらいの意味も兼ねてゲームをスタートさせられたんじゃないかと思います。
・・・が!!
インフィニティ・ストラッシュに関しては、アニメ終了から1年も遅れての発売ですよ・・・。遅すぎない?w
特にライト層は24時間ずっとダイの大冒険のことばかり考えているわけじゃないですからね・・・。
今は今の興味がありますので、完全に旬を逃した形になったんじゃないかなと。
ハードル上げすぎ定期
んで、これも魂の絆の時に書いたまんまなんですが、アニメ終了から1年待てたコアファンにしてみたら「これだけ待ったんだから、きっと満足度の高いものが出てくるに違いない・・・!」って思うわけですよ。
あのね、ちょっと話はそれますけども、僕はマクドナルドをとても尊敬しているんですね。
なんでかっていうと、あの提供スピードってヤバイでしょ?
一時期はオーダーから60秒で提供する・・・みたいなことをやってたぐらい速くて。
それなのに価格も味もそこそこっていう。(不味いとかいう人いるけど、美味しくなかったとしても決して不味くはないと思うのよね)
一方グルメバーガーとか食べに行くと、余裕で20分30分待たされるんですよ。
僕はその間に期待値が高まりすぎちゃって・・・提供された料理が「普通」だったとしても、「普通の料理出すのにどれだけ時間かけてんねん!!!!」と、マイナス評価になってしまうのです。(しかも高額だしね)
今回のもソレと一緒かなーって。
もし、同じクオリティのゲームが2020年末ないし2021年の初頭ぐらいに出ていたら、全然評価は違ったと思ってます。(妄想でしかないですけども)
たとえ完成させられてなかったとしてもDLCでの対応というのも可能なわけですし、熱いうちに打っておくべきだったのかなと。
この辺の読みが甘かったのかな~って。
スクエニポンコツ説
ちなみにインフィニティ・ストラッシュ・・・僕は買ってもないのに偉そうに説教たれてるわけなんですが、、、
冒頭のYouTuberさんの説明やAmazonのレビューを見る限りだと「お話が途中で終了する」のだそう。
アニメで最後までやった1年後に、中途半端なところで終わるゲームを誰がやりたいんすかw
おそらくなんですけど、これってファンがアニメの追体験を”ゲームという形で”楽しむものだったと思うんです。
だってそうじゃん?アニメ作品が観たければアニメのブルーレイ買うとか、そういうので十分なんですよ。
そうじゃなくて、アニメのお話を、3Dになったキャラをグリグリ動かしつつ・・・なんだったらゲームオリジナルのサブストーリーや後日談・・・「えっ、あのシーンの裏ではこんなことが!?」「転生したダイがゲームオリジナルでポップたちと再開!?」みたいなのを楽しみたかったんじゃないのかなって。
それが中途半端に終わってしまうというのは、やっぱり「発売時期を見誤った(遅れた)」ということなのか、工数が足りなかったということなのか・・・いずれにしろ制作側にとっても不本意だったのではないかと。
で・・・なぜそうなったのかというと、一回途中で「ユーザーからの要望でグラフィックスを改善します」っていうテコ入れが入ったんすよね。
↑ここでもちょろっと触れました。
本当に・・・?
ユーザーが希望したから、「グラフィックスをめちゃくちゃ綺麗にしないと売れない」って思ったの???天下のスクエニ様が??
なんとなくですけど、ポンコツな上層部の方がいらして、その方の「グラフィックスが弱いなー」っていう鶴の一声で決まったんじゃなくて?w
(それなのにAmazonレビューでは「画質が3DS以下」とか言われてますが。。。)
僕はファイナルファンタジーの方向性がアレになったあたりからもちょっと怪しいと感じてたんですけども・・・やっぱゲームにおけるグラフィックスのプライオリティっていうのは「最優先」ではないと思うんですよね。
もちろん綺麗であることに越したことはないし、そこから新たな分野に開けていくこともあると思うので全然否定的ではないんですけども。
なんていうか・・・「ゲームがおもしろい」っていうことをさておいてまでグラフィックス性能を高める必要性はないんじゃないかと。
これは漫画でも同じで・・・絵が上手であることに越したことはないけど、絵が下手でも面白い漫画ってたくさんあるし、売れてるでしょ?
どうも最近はその辺の優先度・重要度が曖昧になってしまってるというか「これゲームである必要ある??」っていう作品が増えてるような気がするのです。
インフィニティ・ストラッシュも、そういった変な罠にハマってしまったんじゃないかなー。
※ゼルダの新作とかはゲーム性もすごくてグラフィックスもすごいけど・・・アレはファン市場に向けたタイトルじゃないのでね、、、
おわりに
ま、ま、そんな感じです。
素人が偉そうにスンマセンした。
ただやっぱりアニメを毎週楽しみにみていたライトファン層としては、こうした結果になってしまったのが非常に残念なのですよ。
魂の絆もサービス終了してしまいましたしね・・・。
スクエニさんにはマジで、これがどういうことなのか??をしっかり受け止めてほしいですな。
ちょっと最近はユーザー舐めてる感がありますのでねw(DQXオフラインとかも中途半端に終わったし)
しかしこの記事・・・本当は1か月前ぐらいに投下予定だったんですけど、ズルズルズル・・・とここまで引き延ばしてしまいました。
こういうのを「旬が過ぎた状態」って言うんですよ!!
追記
とかなんとか言いながらAmazonのレビューを次々に見ていくと・・・割と肯定的な意見の人も多かったですね。
ただまぁ「言うほど悪くない」というような、悪評ありきでの逆張りっぽいので・・・「ハードル下がりまくった状態でのレビュー」という前提も考慮した方がいいかもしれません。
もうちょっと価格下がったら買おうかな(下衆)