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Amazonプライム「有田と週刊プロレスと」を観た感想!

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      2020/05/12

Amazonプライム独占配信の「有田と週刊プロレスと」を観ました。

プロレスに興味がない人、プロレスを全く知らない人でも楽しめて、かつ日本のプロレスの歴史の大枠を知ることができ、さらに人生の教訓まで得られる・・・というウソみたいな番組です。

くりぃむしちゅーの有田さんが毎回冒頭で渡される一冊の週刊プロレスの内容から話を組み立てていくというアドリブ的な構成もすごいです。

プロレスを全然知らなかった僕ですが、かなり楽しむことができました。
むしろプロレスファンに向けた番組のように見せかけて、どちらかというとプロレスを知らない人向けに作られたバラエティなのかもしれません。

中でも印象に残っていたのが大仁田厚さんとFMWの話と、メガネスーパー×ターザン山本氏の因縁の話です。
これはプロレスだけに非ず、各種ビジネスやWEB関係にも同じことが言えるのでまとめておこうと思いました。

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有田と週刊プロレスとを観た感想

2017年1月17日時点で9話まで公開されていますが・・・どれもかなり熱かったです。

僕が中でも印象に残っていたのは前述のとおり、大仁田厚さんの話とターザン山本氏の話です。

大仁田厚とFMWのブルーオーシャン戦略

大仁田厚さんは90年代生まれぐらいの方にはプロレスラーという印象がないかもしれませんが、僕ら世代からすると有刺鉄線電流爆破の試合でいつも血だらけになっていた人という印象が強いと思います。

「有田とプロレスと」によれば、大仁田さんはもともと全日本プロレスにおいて馬場さんの弟子として花形だったそうです。
この人がなぜ90年代に有刺鉄線電流爆破デスマッチというイロモン的な興行を起こすことになったのか?

その背景には「ブルーオーシャン」を模索しにいったんだという戦略があったようです。

ビジネスにおいてブルーオーシャンを目指すことは本当に正しいのか?

ブルーオーシャンというのは要するに「競合がいない場所」を指しています。
海で言えば、他の漁船が寄ってこない場所。

単純に考えれば、自分たちだけが「いれぐい」になれる漁場・・・すなわち「穴場」ですよね。
でも広い目で見ると、競合が寄ってこない=魚がいない場所とも考えられるわけです。

はたしてその海には魚がいないのか、それとも探せていないだけなのか?というのは、ビジネスにおいての「差別化軸」を考える時に重要なライン。
ハンバーガー業界で言えば、マクドナルドやロッテリアがいるところがレッドオーシャンであり、たとえば(今ではわりとポピュラーになったけれど)ジビエを使った数千円級のハンバーガーを出すお店というのはブルーオーシャン=誰もやろうと思わなかった事業と言えます。

当時、格闘技寄り(ガチ)のプロレスなのか、エンターテインメント寄りのプロレスなのかで市場が二分していたところに「ガチだけどエンターテインメント」という商品を投下したのが大仁田厚さんだったわけなんですね。

ブルーオーシャンというのは「誰もいない海」「誰もやってなかったこと」というだけではなくて、「みんなが潜在的に欲していたけれど」という前提があってこそ成り立つものです。

iPadが世の中に出始めた時とかがまさにそうだったんですよね。
「これこれ。こんなの欲しかった!」っていう心の声に応えたというか。

FMWという団体、または当時のプロレス業界はそういう感じ(ブルーオーシャンを模索する時期)だったのかなと思いました。
お金がないスタートアップ企業には本当に必要な考えだと思います。

ターザン山本氏の「プロレス村」が業界全体を低迷させた

もう一つ印象に残ったのは、メガネスーパーがプロレス業界に参入した時、資金に物を言わせて選手を集めたことに反発した当時の週刊プロレスの編集長・ターザン山本氏が、その団体であるSWSにバッシングをしたというもの。

古くからの全日本、新日本両プロレスのファンからしたら、新参の団体が「お金を使って」成功していこうとする様は面白くなかったのかもしれません。

「気に食わねーからあいつハブろーぜ」とでも言わんばかりにSWSに向けて攻撃を続け、結果SWSという団体が短命に終わることになったと言われています。

これに対し、当時橋本真也選手は「お金出してくれるとこ叩いたら、誰もお金出してくれなくなるよ」と危惧していたそうです。

プロレスはエンターテインメントとはいえ事業ですから、お金が回らなくなったらアウトですよね。

その後、橋本選手が心配した通り、スポンサーが減った(新たにつかなかった?)プロレス業界は低迷していくことになった、ということです。

僕がこのお話から読み取ったのは、「個人の利益だけを追うのは危険」ということでした。
特にビジネスにおいてはそうなんですが、「全体の利益」がまず前提にあって、その上に「個人の利益」が乗ってこないと成功しない部分というのはどうしてもあると思います。

たとえばある画期的な技術を発明したメーカーがあったとして、独占的にその技術を使えるようにした場合、一定期間はその特権によって美味しい想いができるかもしれません。
でも、その技術が一般化しなければ、後に新しく一般的に使える技術が出てきた時に陳腐化してしまう恐れがあるわけです。

具体的な例は思いつきませんが・・・例えば、iOSでしか使えない純正アプリだとかがそうかな。
全てのプラットフォームで使える便利なアプリが出てきた時点で、ユーザーは「そっちの方が便利だな」って乗り換えちゃうわけですよ。

なので、物事を決める時にはまず「全体の利益」というのを考えたうえで、自分たちが優位に立てるようにしなければならないんだろうなと。

※ターザン氏は後に「馬場さんにお金をもらってやった」などと著書で述べているそうで、そういうのを聞くと「プロレス的なアレ」だったんだなと思えなくもないですね。

おわりに

他にも「夢は言っていけ」とか「この人じゃなきゃダメなんてものはない」とか、もう本当に「なるほどなぁ」と思う事ばかりで毎回楽しみです。(毎週水曜日更新)

あくまでベースはバラエティなんですけどね。
そこから何をくみ取るかは個人の自由ということでw

というわけで、プロレスの知識と人生の教訓を面白可笑しく学ばせてもらえる貴重な番組・・・オススメです。

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      2020/05/12

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