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岡田斗司夫講演「最悪の平和 と まだマシな戦争」と物価高への首相の選択

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物価・・・めちゃ上がってますね~。

10月から一斉に物価が上がったようで、消費者の買い控えが加速するんじゃないかと心配です。僕は。
というかワタクシも海外からちょっと仕入れたものがありまして、その送料が1万円とかでひっくり返りそうになりました。

ホント・・・この世界どうなっちゃうの???

そんな中、岸田首相は「物価上昇をカバーする賃上げを目標にして、個々の企業の実情に応じて労使でご議論いただきたい」という発言をされたとのことで・・・震えましたね!

これがいったいどういう話なのか?というのを、岡田斗司夫さんが自由学園で中学生向けに行った講演「最悪の平和とまだマシな戦争」の話を例に考えていきたいと思います。

最悪の平和とまだマシな戦争

件の講演は岡田斗司夫さんのYouTubeにて視聴が可能です。

↑こちら。

端的にまとめると「戦争がなく平和なんだけれど、数十年に及ぶ不景気で年間2万人の自殺者が出ている国」と「国民が豊かになる資源を求めて戦争を行い、年間1千人が戦死するけれど、80%ぐらいは勝てそうな状況にある国」のどちらが良いか?というお話です。

この二者のどちらが正しいのか?・・・っていうのは歴史の結果を見ないと判断できないことでしょう。

ただ政治家はその答えがでないまま、どちらかを選択しなければならない・・・ということ。
それが政治家の仕事なんだ、という風に動画では話されていたかな?(違ったらスマン)

日本の首相が選ぶのは・・・?

岡田さんは動画で明示していなかったと思いますが、前者「最悪の平和」である国というのは当然、今の日本のことです。

長らく不況が続き、先行きの見えない不安に押しつぶされて自殺する人が後を絶たない、と。

だったら戦争でなくとも、何かを打って出なければならない・・・というはずなんですが、何かを行うことでのリスクよりも「平和だよね。自殺者でるけど我慢してね。」という政策を選択している感じ。

・・・というのが、冒頭の「個々の企業の実情に応じて労使でご議論いただきたい」ってところに現れているのかなーと。

労使・・・つまり労働者と使用者で話し合って、物価高に対応していってね。ってことです。
直接言われてはいないけれど「政府は何もしてあげられないからね」って言われてるようなもんw

はっきり言って、労働者には話し合いにおける選択肢はほとんどないですからね。
この物価高においてさえ、雇い主から提示された賃金で納得するしかない・・・っていうのが現実ですよ。

もちろん企業側だって賃上げの余裕があればできるかもしれないけれど、そんな会社ばかりじゃないっていうのもわかると思うんですけどね・・・。
特に中小企業であれば、話し合いの場すら設けられないんじゃないでしょうか。

自分のおうちで考えてみると・・・

で、これ・・・「日本と政治家と」ってレベルで考えるから難しいんですけど、自分の家単位で考えるとすっごい簡単で。

もう何年も貧しい思いをしている家庭にて、自殺を考えている家族がいる・・・っていう状況だとして。
お父さん(またはお母さん)が子供に「自分でどうにか考えて?おとんもおかんも何もしてあげられないからね」って・・・やりますでしょうか??やらないよね?

極端な話、食べるものがなくなって明日死ぬかもしれないって思ったら、家族のために戦ってでも隣の家に生えてる柿を奪ってくるかもしれないと思うんです。

もちろん政治家さんにとって国民っていうのは自分の家族でも何でもないのでそこまでの義理はないんでしょうけども・・・国民からしたらたまったもんじゃないですよねw
立場でいえばやっぱり国民は「お父さん・お母さん」には成りえない、日本国における「子供」なんですから。家長の決定に従っていくしかないわけで。

(かといって「じゃあ戦争して他国の資源奪いに行くぞー!!」とか決定されても困るんだけれども、、、)

そういうわけなので、「労使で勝手に頑張れぃ」っていうのがすごく引っかかる人が多かったんじゃないかなと思った次第です。

おわりに

まぁ、「最悪の平和とまだマシな戦争」っていう二択しかない・・・っていう状況が本当はおかしいんですけどね。

本当は「うまいことやって、自殺者も戦死者も出ない世界」っていうのが最高なんだってみんなわかってるんだけど・・・なぜかそれが出来ない、っていうのが人間の永遠のテーマなのかもしれませんな。

隣の国と争うだとか、異なる宗教観、肌の色で差別するだとか・・・やってる場合じゃないんですよ。

・・・でもSDGs的な話になってくると、人間だけが平和で生き抜くのもダメなんでしたっけね。むずかしいな。

追記

ちなみに、岡田斗司夫さんの他の動画では、3.11やアメリカで過去に起きた地震、ハリケーンなどの際に人々はその土地で「奪い合う」のではなく「協力しあった」と説明されていました。

そもそも人間が奪い合う種族なんだったとしたら、もはやここまで繁殖していないんじゃないか、と。
要は現代の人類の遺伝子には「協力しあったからこそ生き延びた」というものがあるという解釈ですかね。

もちろんこれは理想論でしかなくて・・・地震や台風の被害は「一時的なもの」だし「局所的なもの」だから「待てばどうにかなる」という状況だったわけですし。
実際に人種や宗教で迫害を受けてきた人にしてみたら「協力てw」という話かもしれませんけども。

でも、人間の根底にそういう「みんなで協力すれば乗り越えられるで!」っていう感覚が備わっているんだとしたら、冒頭の首相の発言っていうのも国民に協力を焚きつけているというふうにも捉えられるのかなぁ~w(楽観主義)

   

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