古いプラ製Swatchを電池およびベルト交換で再生・・・できなかったお話
実家で眠っていたSwatchを持って帰ってきました。
どれも20年以上前のヴィンテージ()で、すでに時が止まったまま十数年が経過しております。
スウォッチってすごい可愛いし手ごろな価格だし、たくさん集めたくなっちゃうんですけどね。
ご存知のとおり僕には腕が2本しかありませんので、、、なかなか使う機会がないまま「しまっておく」という道を辿ることになりがちなのです。
※でもメルカリでジャンク品なら500円とかなんだよなぁ。
まぁ、とりあえず自分が昔使ってたヤツを再生して、使ってみて・・・集めるのはそれからだな!
実家から持って帰ってきたスウォッチたち
当時3,000円とかそこらで買った安物が3本。
ヴィンテージ言うても全く価値のないようなアイテムです。
たぶんこれが初めて買ったヤツかなぁ??
1997年のMusicallとかいうアラーム機能?がついたヤツ。
現行品でもクラシックモデルとして似たようなの(Classicall)が出てますが、デザインが厳密に違います。
しかし、プラがいい感じに黄ばんでレトロ感でてるでぇ~!!
2つめは現代アーティストNancy Dwyer氏とのコラボモデル。たぶん1997年もの。
長針および短針が「DES」で、12時、3時、6時、9時がそれぞれDESに続くように「ire」「pair」「troy」「tiny」となっている・・・っていう。
この子だけベルトの材質が違ったのか、一か所も割れてなく無事です。
3つめが1998年モデルだと思うんですが・・・詳細わからずw
僕が持っている3種のうちでは唯一秒針がついているモデルでした。
電池を入れ替える・・・!
とりあえず3つともすでに動いていない状態だったので、電池を新しくしてみることに。
スウォッチは裏面の電池蓋を500円玉とかドライバーとかを使って左回りにクリッと回してあげることで、セルフ電池交換が可能なのです。
(今回は固着しててかなり開けづらかったですが、、、)
注意点として・・・蓋を回転させすぎないこと!というのが挙げられます。
3つのツメで留まっているだけなので、それを溝のところまで少しスライドするだけでOK。
僕がもっているモデルは「WATER RESISTANT」と書いてあり、ある程度の防水機能がついていることがわかりました。
※たしかに電池蓋の裏にはパッキンのようなものがあったし、そもそも本体は密閉されてるし。
当時のSwatchの電池は銀色のRENATA 390というSWISS MADEものが使われていたようです。
いまやインターネットで簡単にRENATA 390も安く買えますが・・・僕が今回用意したのはMaxellのSR1130SWという時計用の酸化銀電池。
ヨドバシのオンラインで300円ぐらいだったと思います。むしろRENATAより高かったかも。。。
実は100均で売っているLR1130(2つで100円ぐらい)も代用できるのですが・・・あっちは精密機器用ではないので万全を期してSR1130にしました。
さて、ためしに一つずつ動くか確認してみたところ・・・2/3がNGという結果に。
Musicallは動くんですが、激しい針ズレが起きていて正常に機能してくれない感じ。(音は鳴る)
Nancyモデルはそもそも動きませんでした。
(なんか液漏れみたいな感じになってたからそれが原因かなー)
いずれも「プラ製Swatchは分解できない」という設定上、修理は不可と判断。
・・・風防を割れば分解できるらしいけどw
1998年モデルのみを再生することに。
ベルトを替える
1998年モデルは無事動くことがわかったので、ベルトの代替品を取り寄せました。
どうしてもゴム製のアイテムって劣化すると割れたりベタついたりしちゃうんですよね。
なので古いSwatchを使い続けようと思ったら、こういうベルト交換は必須になってくるのかもしれません。
「スウォッチ ベルト」とか「トイウォッチ ストラップ」とかで検索すればあれこれ出てきます。
Swatchの場合は時計と接続する部分が3つに割れているヤツが正規の規格ってことになりますが・・・まぁ普通の皮ベルトとかでも切れめを入れてあげれば使えないことはなさそうです。
ちなみにこの部分のサイズが大小あるようなので、注文の際にはサイズを測ることをお忘れなく。。。
また、尾錠と呼ばれるこのパーツが残っていれば、外して新しい方のベルトに取り付けることも可能です。
せっかく「Swatch」ってロゴも入ってるし、(ベルトはサードパーティのノーブランドものを買ったので)使いまわそうかなーと思いましたが・・・やめましたw
結果、こんな感じで再生されていまっす!!
おわりに
とても軽い時計なので、夏のスポーツウォッチとして、たとえばジョギングする際なんかに使えたらなーと思っていたんですが・・・
ためしに息子の腕に付けてあげたところ、相当嬉しかったようで!
息子にプレゼントすることにしました。
※この日は一日中「おれの時計はかっこいいんだぞ!」と繰り返していたという。
いやー、しかし・・・2/3が修理不能で良かったです!
これでジャンク品に手を出さないで済みました。
だって・・・直せないもの。。。
もしこれで簡単に修理ができちゃったら、メルカリやヤフオク!で買い漁っていたに違いない、、、あぶねーあぶねー(コレクションのジャンルをこれ以上増やすわけにはいかんのじゃ)
・・・でも、
アイロニーとかSwatchのクロノグラフとか・・・一本ぐらいは欲しいかなぁ・・・なんて。。。